UntroD Capital Japanとリバネスが包括連携契約を締結

日本のディープテック・スタートアップ発掘と支援体制を強化

UntroD Capital Japan株式会社のプレスリリース

2024年6月3日付でリアルテックホールディングス株式会社から社名変更したUntroD Capital Japan株式会社(アントロッドキャピタルジャパン、代表取締役社長:永田暁彦、以下「UntroD」)および株式会社リバネス(代表取締役社長:高橋修一郎、井上浄、以下「リバネス」)は、日本のディープテック・スタートアップ発掘および支援体制を強化するための包括連携契約(以下「本連携」)を締結いたしました。

 2015年より総額300億円以上を運用する「リアルテックファンド」を通じて、ディープテック・スタートアップへの投資育成に取り組んできたUntroDと、アジア最大級のディープテックエコシステム「テックプランター」や異分野・異業種が垣根を超えて人類が向き合うべき新たな研究テーマを生み出す「超異分野学会」などを運営するリバネスが包括的に連携することにより、日本全国の技術シーズ発掘から創業支援、シード・アーリーステージでのリード投資・育成に至る、一貫したディープテック・スタートアップ支援体制を構築いたします。

 本連携の最初の取り組みとして、若手研究者・大学院生のための研究助成制度である「リバネス研究費」において、100年後の豊かな地球をつくるような前人未踏の研究に対する「リアルテックファンド賞」を公募※1いたします。

※1(URL)https://r.lne.st/grant/65-realtech/

 資本主義の未踏領域を開拓するUntroDと、科学技術の発展と地球貢献を実現するリバネスの両社は、今後も日本のディープテック領域において地球や人類の課題を抜本的に解決するようなスタートアップを創出する取り組みを進めてまいります。

本連携による取り組み

  • テックプランター及び地域テックプランターを通じて、ディープテックシーズが数多く眠る全国、特に地域に合った技術発掘および投資・育成スキームを確立する

  • リバネス研究費を通じて、大学におけるアントレプレナーを発掘・育成する新しい仕組みを開発する

  • 超異分野学会・全国知識製造業会議を通じて、スタートアップと中堅企業・中小企業、大企業等の連携による技術の社会実装を加速する

  • TECH PLANTER ASEANを通じて、国内スタートアップの東南アジア展開を加速する

連携にあたり活用するリバネスのプラットフォーム


・アジア最大級のディープテックエコシステム「テックプランター」

ディープテック黎明期の2014年より、日本及び東南アジアで開始したディープテックベンチャーの発掘・育成エコシステム。「未解決の課題“ディープイシュー“を科学技術の集合体“ディープテック“で解決する」をコンセプトに、ディープ・エコ・マリン・アグリ・フード・バイオ・ライフテックの7領域で展開しています。サイエンスブリッジコミュニケーターであるリバネスと、ディープテックベンチャーや大手・中堅企業、金融機関等のパートナーとともに、地球貢献に資する新しいビジネスを生み出すことを目指します。

ウェブサイト:https://techplanter.com/


・地域の大学等研究機関の研究成果により地域に新産業の創出を目指す「地域テックプランター」

日本の地域からディープテックベンチャーが生まれ続ける基盤をつくり、新たな地域産業を創出することを目指して、2016年に熊本県から開始しました。現在は12地域へと広がり、地域の大学から発掘した研究者やディープテックベンチャーが、シーズ段階からメガベンチャーへと成長するプロセスを、地域中核企業・大学・金融機関及び県外も含めた大手企業等と共に支援し、ベンチャーと地域の双方が発展する仕組みづくりを行っています。

ウェブサイト:https://ld.lne.st/tp/


・東南アジア6か国においてディープテックベンチャーを発掘・育成するエコシステム「TECH PLANTER ASEAN」

国内での活動と並行し、2018年以来東南アジア6カ国で「TECH PLANTER ASEAN」を展開。シンガポール、マレーシア、フィリピン、タイ、ベトナム、インドネシアの6カ国にて実施しています。毎年8月に行われ、各国の優勝チーム等が集まるTECH PLANTER ASEAN Asia Finalに合わせてリアルテックファンドの投資先スタートアップを現地に連れて行き、現地のスタートアップやパートナー企業との連携を後押しすることで、日本のスタートアップの海外展開を後押しします。

ウェブサイト:https://lne.st/2024/05/24/tpsg2024/


・異分野・異業種が垣根を超えて新たな知識を生み出す「超異分野学会」

研究者、大企業、町工場、ベンチャーといった分野や業種の違いにとらわれず、議論を通じて互いの持っている知識や技術を融合させ、人類が向き合うべき新たな研究テーマや課題を捉え、共に研究を推進するためのプラットフォーム。これまでにない研究テーマや課題解決のアプローチを創出し、垣根を超えて最先端の研究開発を仕掛ける場です。

ウェブサイト:https://hic.lne.st/


・中堅・中小企業とベンチャー企業とで分野や業種を超えて知識を組み合わせ新たな知識をつくりだす「 全国知識製造業会議」

人類が蓄積している知識や発見・発明を組み合わせて、未解決の課題を解決するための技術・事業・サービス・製品を生み出し、課題の現場に実装する一連の営みを「知識製造業」と位置付け、日本の中堅企業・中小企業を「知識製造業」へと転換することを目指すプラットフォーム。中堅企業・中小企業とディープテックベンチャーの共創・協業を促進することで、双方の成長に寄与することを目指します。

ウェブサイト:https://km.lne.st/


・独創的な研究を遂行する若手研究者を助成する研究助成制度「リバネス研究費」

自らの研究に情熱を燃やし、独創的な研究を遂行する若手研究者(学生・ポスドク・大学研究機関のスタッフ等)を助成する民間設置型の研究助成制度。若手研究者の自由な発想と行動を促進すべく、研究費の使用用途に対する制限を設けず、採択者の希望に応じて自由に活用できるしくみを構築しています。民間企業と連携し、研究テーマの公募や賞の設置等を行います。

ウェブサイト:https://r.lne.st/grant/


リバネス研究費リアルテックファンド賞について

 本賞は、大学の研究者の中で、「世界を変えたい、未来を変えたい」という想いを持つ研究者を発掘し、研究成果を活用した創業を目指す研究に対して助成とともに創業に向けた伴走支援を提供するものです。

  • 設置企業・組織:UntroD Capital Japan株式会社

  • 採択件数:若干名

  • 助成内容:研究費50万円+ 創業に向けた伴走支援

  • スケジュール 応募締切:2024年7月31日(水)18:00まで

  • 募集対象:

    • 大学・研究機関に所属する40歳以下の研究者

    • 海外に留学中の方でも申請可能

    • 研究室に所属して研究を始めていれば、学部生からでも申請可能

  • 募集サイト:https://r.lne.st/grant/65-realtech/

◾️UntroD Capital Japan株式会社(アントロッドキャピタルジャパン)について

UntroD Capital Japan株式会社は、地球や人類の課題解決に資する研究開発型の革新的テクノロジーを有するディープテック・スタートアップの社会実装を目的とした「リアルテックファンド」を2015年に設立し、シード・アーリーステージのスタートアップへのリード投資およびハンズオン支援を行ってきました。現在までに、リアルテックファンド1号~4号(日本ファンド)、リアルテックグローバルファンド1号・2号(グローバルファンド)、リアルテックグロースファンド1号(日本ファンド)を運用し、運用総額は300億円以上に達しています。社会に必要とされながら資本が流れにくい未踏領域に誰よりも最初に踏み出し、その経済性を証明することで資本や人材が供給され続ける持続的な仕組み創りを目指す、その意志をより一層体現するため、「未踏」を意味する「UntroD」を社名として掲げ、2024年6月に再始動しました。

HP:https://untrod.inc

◾️株式会社リバネスについて

株式会社リバネスは、「科学技術の発展と地球貢献を実現する」を理念に掲げ、2002年に理工系の大学生・大学院生が立ち上げた研究者集団の企業です。サイエンスとテクノロジーをわかりやすく伝え、異分野の知識をつなぐことで世界を変える持続可能な仕組みを生み出す「サイエンスブリッジコミュニケーター®︎」として、教育応援プロジェクト、人材応援プロジェクト、研究応援プロジェクト、創業応援プロジェクトを軸に活動しています。一人一人の社員が自ら「課題」を掲げ、その「熱」に共感する多くの研究者や企業とともに解決に取り組むことで、科学技術の発展と地球貢献を実現します。

HP:https://lne.st/

<お問い合わせ先>

UntroD Capital Japan株式会社

広報担当:成田 

https://untrod.inc/contact

株式会社リバネス

経営企画室:松原

電話:03-5227-4198 メール:info@lne.st

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