壁で仕切られていない家で、人のぬくもりを感じながら人生の最期を迎える 「メットライフ財団支援 ホームホスピス あいのさと」オープン

~福岡県広川町で初のホームホスピスが誕生~

メットライフ生命保険株式会社のプレスリリース

メットライフ生命保険株式会社(代表執行役 会長 社長 最高経営責任者 ディルク・オステイン)と日本財団(東京都港区、会長 笹川陽平)が支援する、高齢者向けホームホスピス「メットライフ財団支援 ホームホスピス あいのさと(以降、あいのさと)」が、福岡県広川町に初めてオープンしました。

完全個室とせずブラインドで仕切り、「ひと」を感じられる(写真左)/ トロリー浴が可能な浴室(同右)

【概 要】

■施設名称 : 「メットライフ財団支援 ホームホスピス あいのさと」

■運営母体 : 特定非営利活動法人ホームホスピスあいのさと

■住  所 : 福岡県八女郡広川町大字吉常595-12

■施設特長 :

1. 福岡県広川町では初めてのホームホスピス

2. 「あいのさと」の“あい”は「私」、「愛」、「藍」(八女郡名産の藍染の藍)を意味し、

「広川の在地で、自分を大切にしながら、愛をもって他者とともに暮らし、愛を一緒に紡ごう」

との思いが込められた家

3. 「とも暮らし」を突き詰め、入居者を独りにさせず、どの部屋からでもリビングや台所の

「ひと」を感じることができる、壁で区切られない、また段差もほとんどない空間

4. 入居者の居室スペースを完全個室とするのではなく、ブラインドで仕切っている

5. ベッドからの移動が困難な方でも温かいお風呂に入れるよう、トロリー浴の可能な浴室

6. 医療ニーズの高い方でも介護と看護の立場から、「その人らしさ」を引き出しながら、

痛みや苦しみを軽減し、入居者のリズムでの生活を24時間365日支えることが可能

7. 穏やかに毎日を過ごす中で、入居者同士でもその家族とともに看取りができる

■予定している地域住民と交流を図る取組:

・料理教室など、地域とのふれ合いを大事にしたイベント

・地域にお住まいの方々の暮らしや健康、医療、介護の相談をお受けする「暮らしの保健室」

■設立への想い:

「あいのさと」を開所することで、地域の皆様が自然に集い、語り合い、つながる場所を提供していきたいです。また、医療や介護に関する不安や疑問を共有し、一緒に考える機会もつくっていきます。地域の方々が自分らしく生きられる、そして最期まで安らかに過ごせる場所を目指します。

「あいのさと」は、「メットライフ財団×日本財団 高齢者・子どもの豊かな居場所プログラム」*1により設置された高齢者施設の第6号となります。同プログラムは、人生の最期を豊かに暮らす*2ための高齢者施設と、困難な状況にある子どものための施設「子ども第三の居場所」の開設を通して、豊かな地域社会の創造に寄与するものです。

また、メットライフ生命の社員は、日本財団が展開する全国の高齢者および子ども向け施設におけるボランティア活動を通じて、豊かな地域社会づくりに貢献して参ります。超高齢社会と子どもの課題に取り組むことで、誰一人取り残さない持続可能な社会の構築を目指します。

*1 メットライフ財団から日本財団への約4億円の寄付により、2021年9月に開始。2022年12月にこのプログラムの高齢者ホスピスの第1号が山梨県大月市での開所を皮切りに、これまでに第5号まで開所しており、高齢者・子どものための施設計12カ所を開設予定です。

*2日本財団が2020年11月に行った「人生の最期の迎え方に関する全国意識調査」によると、日本では約8割の方が病院で亡くなる一方、約6割が人生の最期を迎えたい場所として自宅を望むという結果が出ています。

https://www.nippon-foundation.or.jp/who/news/pr/2021/20210329-55543.html

<参考資料>

■2024年5月24日(金)に、ホスピス開所を記念して開催した開所式での関係者コメント(一部抜粋) 

<開所式の様子:左から  日本財団 公益事業部部長 福田英夫、NPO法人ホームホスピス あいのさと 理事長 梶原真由美、氷室健太郎 広川町長、メットライフ生命 執行役員 サステナビリティ企画担当 兼 渉外担当 長尾宗尚>

  •  メットライフ生命保険株式会社 執行役員 サステナビリティ企画担当兼渉外担当 長尾宗尚

    加速する超高齢社会の日本で、高齢者の社会的孤立が課題となっているが、人と人、人と地域をつなぐ高齢者ホスピスは、正にこうしたニーズにお応えするものだと考えている。当社は、誰もが豊かな人生を歩んでいける社会の実現を目指して、地域社会の皆さまに寄り添いながら、長期的に価値を創造し提供し続けて行きたい。

  • 日本財団 公益事業部部長 福田英夫

    「ホームホスピスあいのさと」は、入居者一人ひとりの日常生活リズムに寄り添ったサポートをする住まいであり、地域住民が医療や介護に関する不安や困りごとを共に考える交流の場でもある。今後広川町において、高齢者が安心して暮らせる新たな居場所となることを期待している。

  • 広川町長 氷室健太郎

    「メットライフ財団支援ホームホスピスあいのさと」開所、誠におめでとうございます。広川町で、誰もが尊厳を保ちながら、安心して暮らせる地域づくりが進むことを心から嬉しく思う。メットライフ財団様、日本財団様のご支援に心から感謝申し上げますとともに、梶原理事長はじめ皆様の今後ますますのご活躍を期待する。

  • 特定非営利活動法人ホームホスピスあいのさと  理事長 梶原真由美

    高齢となり、医療や介護が必要になっても、「住み慣れた地域で、最後まで自分らしく暮らしたい。」そんな思いを叶える家をつくりたいと考え、多くの方々のご支援を賜りながら、広川町に「あいのさと」を開所することができた。これからも地域の方々と一緒に、とも暮らしのできる家としてあり続けていきたいと思う。

■          開所式の写真素材は、以下のリンクよりダウンロード頂けます。

https://x.gd/XgtUD

 ※写真素材をご使用される場合、「提供:日本財団」とクレジットの明記をお願いします。

※上記写真素材のリンクは予告なくアクセスできなくなることがあります。

メットライフ生命について

メットライフ生命は日本初の外資系生命保険会社として1973年に営業を開始し、現在は世界有数の生命保険グループ会社、米国メットライフの日本法人として お客さまに常に寄り添い、最適な保障を選ぶお手伝いをしています。多様な販売チャネルを通じて、個人・法人のお客さまに対し幅広いリスクに対応できる、革新的な商品の提供に努めています。 https://www.metlife.co.jp

メットライフ財団について

メットライフ財団は、社会と深く繋がり、貢献するというメットライフが大切にする伝統を継続するため、1976年に設立されました。非営利団体と協働し、メットライフの社員によるボランティア活動も積極的に行いながら、社会全体での経済的流動性の実現に向けて3つの重点領域(経済的包摂、ファイナンシャル・ヘルス、強固な地域社会)に沿って取り組んでおり、これまでに10億ドル以上の支援を行ってきました。 www.MetLife.org

日本財団について

痛みも、希望も、未来も、共に。日本財団は1962年、日本最大規模の財団として創立以来、人種・国境を越えて、子ども・障害者・災害・海洋・人道支援など、幅広い分野の活動をボートレースの売上金からの交付金を財源として推進しています。 https://www.nippon-foundation.or.jp/

  

特定非営利活動法人ホームホスピスあいのさとについて

生命の尊厳を第一の基本理念として、誰もが安心して望む場所で、望むように生きぬくことができるように、様々な職種およびボランティアと連携を図り、地域住民(主に八女郡広川町、八女市、筑後市)に対して、保健・医療・福祉・教育の向上に関する活動を推進し、地域福祉の向上を図るため、関連する公益事業を行い、地域包括システムの構築に寄与することを目的とする団体です。

 http://www.ai-sato.or.jp/

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