D3LLCが運用するファンドを通じて、昨年の神戸市(医療産業都市推進機構)からのスピンアウト出資に引き続き、2回目となるフォローオン出資を実行
D3合同会社のプレスリリース
株式会社サイト-ファクト 2024年4月22日
遺伝子・細胞製剤に特化したCMO/CDMO・サイト-ファクト社 シリーズA第三者割当増資にて11.8億円を調達(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000125654.html)
D3LLCは、昨年(2023年)、神戸医療産業都市推進機構内にて、遺伝子・細胞治療の医薬品受託製造(CDMO)を行っていた「細胞療法開発センター」のスピンアウトを支援・出資し、株式会社サイト-ファクトは独立民営企業・スタートアップとして船出しました。
(参考:Gene & Cell Therapy CDMO サイトファクト社の神戸医療産業都市推進機構からのスピンアウトとD3LLC運営ファンドからの出資のお知らせ 2023年8月28日 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000071827.html)
地方公共団体からの民間企業化、それもスタートアップとしての独立、というケースは世界的にも前例の乏しいチャレンジです。
それでも、サイト-ファクト役職員は、日本及びアジアの最先端医療技術の開発・提供に貢献するという高い志のもと、世界で初めての遺伝子改編白血球抗がん剤(CAR-T)のNovartis社からの受託製造を受け、世界トップ高品質水準で成し遂げた実績をベースに、様々な課題を着実に乗り越えてきております。
その成果が認められ、前回出資からわずか半年にて、グローバルな投資を展開する独立系ベンチャーキャピタル(VC)であるM Power Partners様をコ・リードに、総額11.8億円のシリーズA資金調達に至りました。当初予定調達額からの大幅なオーバーサブスクライブ(過達)となります。
グローバルで活躍するサイト-ファクト社にとって、グローバルスタンダードのセンスを持つことは極めて重要であり、その点、M Power Partners様の経営支援のご参画は非常に大きなインパクトがあるものとと、経営陣及び既存株主としてありがたく考えております。
フォロワー投資家としましても、旭化成様や三菱商事様などの日本を代表する事業会社様、メガバンク系VC(SMBCベンチャーキャピタル様、みずほキャピタル様)、同じ神戸に拠点をおく神戸大学キャピタル様からも参画頂きました。
スピンアウト(産まれて)間もないサイト-ファクト社に対して、これまで多くの日本を代表する大手企業が出資参画頂いた背景には、サイト-ファクトが担うべき仕事が重要であり、かつ、その実現可能性が高いという期待があると考えられます:
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海外で創出された遺伝子・細胞医薬品を、日本での開発・製造を担い、日本の患者さんに届ける(ドラッグ・ロス解消:高度な製造技術の補完)
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日本のアカデミア発の遺伝子・細胞治療シーズに対して、グローバルスタンダードな医薬品としての品質に仕上げるための製造・開発を支援する(アカデミアシーズの産業化:基礎研究と産業(製薬)のギャップを埋める)
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日本だけでなく、アジアの遺伝子・細胞医薬品の、開発・製造のハブとなる(日本から成果へ:現時点ではアジアでは頭一つ抜ける能力と実績)
D3LLCとしては、このように大変国内外的にも意義の大きい事業に引き続きの資本参画させていただけることを大変ありがたく考えております。
サイト-ファクトが担う事業へのご興味・ご感心おありの事業会社・投資家は是非この挑戦をご一緒したく、サイト-ファクト社及びD3LLCまで、お気軽にご連絡頂けますと幸いです。
株式会社サイト-ファクト
本社:兵庫県神戸市中央区港島南町2-1-11
代表取締役:川真田 伸
事業内容:細胞治療及び遺伝子治療製剤の研究、開発、製造及び販売
D3 LLC | D3バイオヘルスケアファンド
本社: 東京都渋谷区恵比寿4-20-3恵比寿ガーデンプレイスタワー18F
代表者: マネージング・パートナー 永田智也
WEB: https://www.d3growth.com/
お問い合わせ先: info@d3growth.com(窓口担当:広報・投資検討ご相談)