リアルテックホールディングス、光治療用医療機器の研究開発を行う名古屋大学発スタートアップ・イルミメディカルへの出資を実施

リアルテックホールディングス株式会社のプレスリリース

リアルテックホールディングス株式会社(所在地:東京都港区、代表:丸 幸弘、永田 暁彦)が運営するリアルテックファンド*は、光治療用医療機器の研究開発を行う名古屋大学発スタートアップであるイルミメディカル株式会社(本社:愛知県名古屋市、代表取締役社長:塚本 俊彦、以下「イルミメディカル」)へ投資を実施したことをお知らせ致します。イルミメディカルは、「光を利用した治療技術の実用化を促進し、これまで治療のできなかった患者さんに有効な治療法を提供する」ことを目指し、これまでにない革新的な光治療用医療機器の研究開発を行っています。

■企業概要

イルミメディカルは、体内の深部臓器を含む全身のあらゆる部位に、高い選択性・安全性・高効率で光を目的組織に届ける血管内光照射システム ET-BLIT®※1を開発したスタートアップです。現在、世界中で光技術の医療応用に向けた研究が盛んに行われていますが、光治療は光と薬剤をコンビネーションで使用する技術であるものの、体の深部まで光を届けられていないことが課題となっています。そこで、イルミメディカルでは血管を通して光を届ける技術開発を進め、「光を身体のどこにでも、ピンポイントに届けることを可能とする技術」の確立により、「光を用いた新たな医療の提供」を実現可能にするスタートアップです。

※1  ET-BLIT®(イーティーブリット):血管内からの光出射により組織照射し、治療を行う技術。イルミメディカルが所有する血管内治療システムの登録商標。


■資金調達の目的と使途

イルミメディカルは、2023年に岐阜で開催された岐阜テックプランターでリアルテック賞を受賞。そして今回、リアルテックホールディングス、大垣共立銀行グループのOKBキャピタル、ほか2社からの出資を受け、合計1.7億円の資金調達を行いました。今回の資金調達により、血管内光照射デバイスの非臨床実験を行い、光照射技術の確立を目指します。


■担当者コメント

イルミメディカルが開発する光照射デバイスの導入によって、治療法が無かったがん患者や侵襲性の低い治療を望む患者への新たな治療方法としての選択肢が広がり、大きなアドバンテージとなると考えております。また、光を使用した治療法が、がん治療のみならず神経疾患に対しても有効性を発揮できたとき、世の中の創薬としては非常に大きなブレイクスルーになると考え、期待しています。

(リアルテックホールディングス株式会社 グロースマネージャー 平泉裕美)

*正式名称:「リアルテックファンド4号投資事業有限責任組合」


■イルミメディカル株式会社について

設立年月:2023年2月

所在地:愛知県名古屋市守山区桜坂五丁目301番地 サイエンスプラザ5号室

代表者:塚本 俊彦

事業内容:体内深部を中心に、必要な場所に光を届けることが可能な手法、医療デバイスの開発

公式サイト:https://illumimedical.com/

出資時期:2024年3月

■リアルテックホールディングスについて

リアルテックホールディングス株式会社は、地球や人類の課題解決に資する革新的テクノロジー(リアルテック)を有するディープテック・スタートアップへの投資育成を通じて社会課題解決に取り組んでいます。

同社が運営するベンチャーキャピタル「リアルテックファンド」は、ディープテック・スタートアップを成功に導いた経験のある株式会社ユーグレナの代表執行役員CEO 永田暁彦と、ディープテック・スタートアップを創業前から支援する豊富な実績を有する株式会社リバネスの代表取締役CEO 丸幸弘によって創設されました。これまで270億円以上を運用し、国内外のスタートアップ95社以上に投資しています。2021年には、ディープテック領域に投資するファンドとしては日本で初めてのインパクト投資ファンドを設立する他、インパクト志向金融宣言の署名機関・運営委員として、インパクト投資の促進に積極的に取り組んでおります。

HP: https://www.realtech.holdings


<お問い合わせ先>

リアルテックホールディングス株式会社

広報担当:成田 

https://www.realtech.holdings/contact

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