サステナビリティ・リンク・ローン 融資契約を7社と締結

鹿島建設株式会社のプレスリリース

 鹿島(社長:天野裕正)は、株式会社あおぞら銀行(社長:谷川啓)、株式会社SBI新生銀行(社長:川島克哉、東京都中央区)、第一生命保険株式会社(社長:隅野俊亮、東京都千代田区)、大樹生命保険株式会社(社長:吉村俊哉、東京都江東区)、株式会社みずほ銀行(頭取:加藤勝彦、東京都千代田区)、三井住友信託銀行株式会社(社長:大山一也、東京都千代田区)、明治安田生命保険相互会社(社長:永島英器、東京都千代田区)(五十音順)の7社それぞれと「サステナビリティ・リンク・ローン」(以下、SLL)の融資契約(以下、本契約)を締結しました。

 SLLは、貸し手と借り手が協議の上、借り手のサステナビリティ戦略と整合したサステナビリティ・パフォーマンス・ターゲット(以下、SPT)を設定し、融資条件とSPTに対する借り手のパフォーマンスとを連携させ、SPT達成への動機付けを借り手に与えることで、環境・社会的に持続可能な経済活動および経済成長の促進を目指すものです。

 本契約では、2023年7月にSBTi(Science Based Targets Initiative)から認定を受けた、鹿島グループの温室効果ガス削減目標(2021年度比)「スコープ1+2: 2030年度▲42%」を期間で均等按分した各年目標値をSPTに採用しています。また、SPT達成への動機付けとして、達成状況に応じて金利が変動する融資条件が設定されています。SPTの達成は当社のマテリアリティ(重要課題)である「脱炭素社会移行への積極的な貢献」にも資するものです。

 本契約の締結にあたり、当社および国内外連結子会社のローンに適用可能な「鹿島グループ サステナビリティ・リンク・ローン・フレームワーク」を策定しました。本フレームワークが国際金融業界団体のLMA(Loan Market Association)、APLMA(Asia Pacific Loan Market Association)およびLSTA(Loan Syndications and Trading Association)にて策定された「サステナビリティ・リンク・ローン原則2023」、ならびに環境省にて策定された「サステナビリティ・リンク・ローンガイドライン2022年版」への準拠性と設定した目標の合理性があることについて、第三者機関である株式会社日本格付研究所(代表取締役社長:髙木祥吉、東京都中央区)から「第三者意見」を取得しています。

 鹿島は引き続き、ESGを重視した施策を推進し、事業活動を通じて社会課題の解決に取り組んでまいります。

(参考)
サステナビリティ・リンク・ローンの融資契約を締結 (2022年8月31日プレスリリース)
https://www.kajima.co.jp/news/press/202208/31m1-j.htm

気温上昇を1.5℃に抑えるSBT認定を取得 (2023年7月27日プレスリリース)
https://www.kajima.co.jp/news/press/202307/27e1-j.htm

鹿島 サステナビリティ・リンク・ローン・フレームワーク
https://www.kajima.co.jp/sustainability/sustainable_finance/linked_loan/framework/

2024年3月29日 株式会社日本格付研究所 ニュースリリース
https://www.jcr.co.jp/release/

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