~Visa新機能の活用により、企業間取引でさらにセキュアな決済が可能に~
三井住友カード株式会社のプレスリリース
本サービスは上限金額・利用回数・利用期間・利用地域など、用途や条件を予め設定したカード番号を即時発番できる、非対面決済専用の企業間決済サービス(パーチェシングカード※)です。カード番号を発行する際には、請求書番号やプロジェクト管理番号など、任意の付加情報を設定することも可能です。これにより、調達や購買業務におけるガバナンス向上や業務効率化にお役立ていただけます。
※パーチェシングカード: 法人カードの一つ。主に仕入れやシステム利用料決済等に使用される購買専用のカード。プラスチックカード不発行。
。
-
背景・目的
キャッシュレス決済の普及に伴い、企業間取引においてもカードを利用した取引が増加しています。特に、広告宣伝費や材料費、オフィス機器購入費など、金額の大きな取引にはパーチェシングカードが用いられることが多いです。パーチェシングカードは利用限度額も高額に設定されているため、従業員による予算を超過した利用や不正利用を防止する機能のニーズが高まっています。
また、カードを利用した取引は企業活動における多様な場面で行われるため、取引日や金額などの決済データのみならず、請求書番号やプロジェクト管理番号などの情報と併せて管理し、効率化を図りたいというご要望もいただいています。
三井住友カードは、Visaグループの新たな航空券データプラットフォームを活用し、2023年5月より、国際航空券の予約に関する決済データと搭乗日や区間情報などの詳細データを紐づけて還元する「国際航空券データ還元サービス」の提供を開始するなど、これまでも上記のニーズに対応すべく取り組んでまいりました。
※「国際航空券還元サービス」提供開始ニュースリリース:https://www.smbc-card.com/company/news/news0001790.pdf
こうした対応をさらに強化すべく、今般、本サービスの提供を開始しました。今後も三井住友カードとVisaは、キャッシュレス決済における企業のニーズにお応えする新サービスの提供に向け、協業してまいります。
-
本サービスについて
本サービスは、三井住友カードが発行する専用のパーチェシングカード番号(親番号)に紐づいた子番号として、利用制限を設定したバーチャルカード番号(以下「VCN」)を、導入企業が自ら取得して利用できる、非対面決済専用の購買用クレジットカード決済サービスです。
※バーチャルカード番号(VCN): 通常のクレジットカード同様に16桁の、非対面加盟店でのみ利用可能な決済用のカード番号。
本サービスでは、Visaグループが開発したVisa Commercial Pay(以下「本ソリューション」、詳細後述)を活用しており、「ガバナンス強化」や、請求書との突合作業などに係る「業務効率化」 などのニーズにも対応しています。
■主な特徴
【ガバナンス強化】
導入企業は専用のWebサービスでVCNを即時取得できます。VCNごとに、親番号の与信枠の範囲内で「上限金額」「利用回数」「利用期間」「利用地域」などの利用制限を設定できます。利用制限を付けたVCNを従業員に配布することで「予算超過利用」や「不正利用」防止を図ることができます。
【業務効率化】
導入企業はVCNを上限なく取得できます。そのため、発注毎や費目毎にVCNを使い分けることができ、専用のWebサービスでレポーティングされる決済データを用い、発注と請求の突合や会計仕訳を容易に行うことができます。さらに、VCN発番時に発注番号や請求書番号などの付加情報を登録することで、決済データに紐づけてレポーティングすることもできます。
■対象のお客さま
本サービス専用の、Visaブランドの三井住友カードパーチェスプラス(※)を発行された法人のお客さま
※既存のパーチェシングカードをお持ちのお客さまも新たにお申込みいただく必要があります。
■VCN利用の流れ
1)お客さまが専用のWebサービス上でVCNを発行
発行時もしくは発行後に利用制限や付加情報の登録も可能
2)VCNを用いてカード決済を実施
事前に登録された制限内の利用に該当するかを本ソリューションによりチェック
3)VCNによる決済データは、事前に登録された付加情報と共に自動レポーティング
4)カード利用金額はパーチェスプラスに一本化のうえ、お客さまへ請求
<ご利用イメージ>
サービスの導入、その他詳細につきましては案内ページをご参照ください
URL: https://www.smbc-card.com/hojin/service/corp_purchaseplus.jsp
-
Visa Commercial Payについて
Visaグループは世界各国で法人決済に関するソリューションを提供しており、Visa Commercial Payは買手企業と売手企業間の決済を簡単にし、事務手続きの削減、キャッシュフロー管理、セキュリティ強化を目的として開発されました。
本ソリューションは、買手企業が簡便に購買用のバーチャルカード番号を発番し、利用期間や金額を管理できるインターフェイスおよびレポートを提供するとともに、今後購買システムとの連携により、購買関連情報の付加、支払いおよび消込みの自動化などの機能を提供予定です。
三井住友カードと Visa は、今後も、法人向け商品・サービスの拡充を図り、利便性向上に努めるとともに、日本における法人カード市場の健全な発展のために取り組んでまいります。