不動産業界のDXを推進する株式会社カナリー、株式会社クレディセゾンと10億円の資本業務提携を締結。決済領域における連携を強化

株式会社カナリーのプレスリリース

「もっといい『当たり前』をつくる」をミッションに不動産業界のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進する株式会社カナリー(本社: 東京都千代田区、代表取締役: 佐々木 拓輝、以下: 当社)は、2024年2月、株式会社クレディセゾン(本社:東京都豊島区、代表取締役(兼)社長執行役員COO:水野 克己)と資本業務提携を行い、第三者割当増資及び転換社債型新株予約権付社債にて合計10億円の資金調達を実施したことをお知らせいたします。

■提携の背景
当社の運営する不動産情報アプリ「カナリー(CANARY)」は、20代~30代の若年層ユーザーを中心として継続的に認知度が向上しており、2019年6月のリリースから累計ダウンロード数350万件を突破(*1)しました。ユーザー視点の優れたUI/UXに磨きを掛け、主要不動産情報アプリの中でユーザー評価No.1を獲得、iOSにおいては★4.8の高評価を頂いております(*2)。
また、2022年から不動産業界特化型SaaS「カナリークラウド(CANARY Cloud)」を正式リリースし、全国の幅広い不動産仲介/管理会社の業務効率化・DXをご支援しております。
お部屋探しユーザーと不動産会社をつなぐマーケットプレイスと、不動産会社の業務業務DXを支援するSaaSの両方を本格的に展開していることは当社の大きな強みです。

他方、株式会社クレディセゾンは1951年の創業以来、徹底して顧客志向を貫き、さまざまなイノベーションを生み出し続けており、現在の中期経営計画ではファイナンスサービスを軸にした「総合生活サービスグループへの転換」を掲げておられます。
主要事業であるペイメント事業においては、クレジットカード総会員数約3,500万人を保有しております(*3)。また、同社の成長事業の一つである家賃保証事業「セゾンの家賃保証」は、未だ銀行口座引き落としや銀行振り込みを通じた支払いが多く行われている家賃支払いにおいて、クレジットカードによる支払いを可能にしています。さらには、家賃支払いを通して永久不滅ポイントの獲得にも繋がることから、「セゾンの家賃保証」は不動産事業者や入居者にとってメリットの多いサービスとなっております。

当社は、ユーザーのより良い部屋探し体験(UX)と業界のDX推進を実現するためには、「決済」領域との連携が必要不可欠な要素と考えておりました。そのような中、ペイメント・ファイナンス分野での豊富なノウハウ・サービス開発実績を有する株式会社クレディセゾンとの関係を強固なものとし、両社の協業によって「もっといい『当たり前』をつくる」という当社ミッションの加速度的な実現を目指していきたいという思いから、今回の資本業務提携に至りました。

■主な協業内容
両社の事業拡大及び顧客体験向上につながる取り組みとして、今後の様々な展開を協議しているところではありますが、まずは下記3点における協業を想定しております。

1. 入居初期費用カード決済サービス「セゾンの住まい決済サポート」との連携

株式会社クレディセゾンは2024年1月より、入居初期費用カード決済サービス「セゾンの住まい決済サポート」を提供開始しています。本サービスを「カナリークラウド」と連携させることで、カナリークラウドを利用する不動産会社は、業界最低水準の加盟店手数料(*4)で顧客に対してカナリークラウド上でシームレスな初期費用決済案内を実現できるようになります。加えて、顧客情報から決済情報までを一元的に管理することができ、顧客ごとの決済状況や入金情報なども自動で連携されるようになります。

2. 「カナリー」と「セゾンの家賃保証」の連携による、家賃のクレジットカード払いの普及

昨今、幅広い分野でクレジットカードをはじめとするキャッシュレス決済のシェアが拡大する中、経済産業省の調査によると、「家賃にキャッシュレス決済が使えるイメージ」と回答したのはわずか23%のみ(*5)でした。
「セゾンの家賃保証」を利用すれば、セゾンカードを通じた家賃のクレジットカード払いが可能ですが、現状の部屋探しではそれが認知されづらい状況にあります。
そこで、累計ダウンロード数350万件超の「カナリー」において、家賃のクレジットカード払いの認知度と利用率を上げるための取組みを実施してまいります。

3. クレジットカード会員3,500万人に向けた「カナリー」の訴求

クレディセゾンの保有する約3,500万人のクレジットカード会員に向けて、セゾンカードのスマホアプリ「セゾンPortal」等を通じ、独自の体験や特典などと合わせて「カナリー」でのお部屋探しを訴求することを検討してまいります。
また、中長期的にはカード会員情報と「カナリー」内のアカウント情報を紐づけ、与信情報を基に部屋探しと入居審査を同時に行うなどの新たな取組みも検討を進めてまいります。

今回の提携を通して、ユーザーの部屋探しから不動産会社の業務に至るまで一気通貫したDXを更に推進し、もっといい「当たり前」に向けて挑戦を続けてまいります。

■不動産会社からサービスへのご利用に関するお問合せ先
株式会社カナリー 営業本部 新規不動産会社様向け窓口
TEL:050-3196-3346(営業時間 平日9:30~18:30)

■株式会社カナリー 会社概要
会社名 : 株式会社カナリー
代表者 : 代表取締役 佐々木 拓輝
所在地 : 〒102-0083 東京都千代田区麹町6-2-6 PMO麹町11階
設立 : 2018年4月
事業内容 :
・不動産情報プラットフォーム「カナリー(CANARY)」の提供
・不動産業界特化型SaaS「カナリークラウド(CANARY Cloud)」の提供
・DXソリューションズ事業
URL: https://corp.canary-app.jp/

■代表プロフィール
代表取締役 佐々木 拓輝
東京大学経済学部卒業後、メリルリンチ投資銀行部門にて、国内外のM&Aや資金調達に従事。その後ボストンコンサルティンググループを経て、2018年4月に株式会社カナリーを設立。

■株式会社クレディセゾン 会社概要
会社名 : 株式会社クレディセゾン
代表者 : 代表取締役会長CEO 林野 宏
      代表取締役(兼)社長執行役員COO 水野 克己
所在地 : 〒170-6073 東京都豊島区東池袋3-1-1 サンシャイン60・52F
設立 : 1951年5月1日
事業内容 : ペイメント・リース・ファイナンス・不動産関連・グローバル・エンタテインメント

■本サービス及びプレスリリースに関するお問合せ先
株式会社カナリー 広報担当
E-Mail:info@canary-inc.jp

*1: 累計ダウンロード数は2024年2月現在
*2: 日本国内上位10個の不動産アプリを対象にした、2023年11月 data.ai調査。iOSおよびGoogle Playにおける2022年10月~2023年9月の累積平均評価。iOS評点は2024年2月現在。
*3: 「数字で見るクレディセゾン」より https://corporate.saisoncard.co.jp/company/data/
*4: クレディセゾンによる調査
https://corporate.saisoncard.co.jp/wr_html/news_data/avmqks000000ceck-att/20240125_Release.pdf
*5: 2022年12月20日 「消費者実態調査の分析結果」 経済産業省 商務・サービスグループ キャッシュレス推進室(「必ず使えるイメージ」「まあ使えるイメージ」と回答した割合の合計)
https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/cashless_future/pdf/004_06_00.pdf

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