「投資には大金が必要」はウソ?開始前後で変わる投資へのイメージを徹底調査

株式/投資信託/FXの経験者592名にアンケート

株式会社アドバンのプレスリリース

テクニカル分析専門サイト『テクニカルブック』は、投資未経験者によくある勘違いを調査する目的で、株式/投資信託/FXに取り組んでいる20歳以上の男女596名を対象にアンケートを行いました。本調査からは、必要となる資金量をはじめとして、取引開始前後における投資に対するさまざまな印象の変化が見えてきました。

調査サマリー

今回の調査結果に関する概要は以下の通りです。

1.投資開始後に「少額でも始められる」と思う人が14.4%増加

2.株式/投資信託は開始後に「短期間でも利益を出しやすい」と考える人が増える傾向

3.投資開始後にリスクを強く感じる人は減少する傾向

4.投資開始後に「預金より有利」と考える人がやや増加して6割超え

※本調査を使用する場合は、出典元として以下をご記載ください。以下の調査結果ページでは、本調査に関する全ての情報を確認できます。

サイト名:テクニカル分析の解説サイト『テクニカルブック』

URL:https://ad-van.co.jp/technical/div/common-investment-misconceptions/

調査の実施概要

調査機関 :自社調査

調査方法 :インターネット調査(株式会社ジャストシステム「Fastask」)

対象エリア:日本全国

対象者  :現在、投資(株式/投資信託/FX)を行っている20歳以上の男女

調査期間 :2024年2月8日~2月15日

有効回答 :592名※

※株式の取引を行っている人:198名、投資信託の取引を行っている人:198名、FXの取引を行っている人:196名

主な調査結果

1.投資開始後に「少額でも始められる」と思う人が14.4%増加

現在、投資(株式/投資信託/FX)に取り組んでいる人を対象に、投資開始前後で、投資に対するイメージがどのように変化したか分析を行いました。

次のグラフでは、「投資は少額で始められると思うか」について質問した結果をまとめています。

「非常に当てはまる/当てはまる(=少額で始められる)」と回答した人は、開始前は60.8%だったのに対し、開始後は75.2%と大きく増加しています。また、「当てはまらない/全く当てはまらない(=少額では始められない)」と回答した人は、開始前は21.5%でしたが、開始後は9.1%へと半数以下に減少しました。

この結果からは、投資を始めると、投資は少額でも十分できると実感しやすいことが読み取れます。もともと「大きな資金が必要になる」と考えていた人でも、実際に投資を始めて印象が変わる人が多いといえるでしょう。

なお、投資未経験者を対象に行った他の調査では、投資を行っていない理由として「資金不足」を挙げた人が43.1%にのぼりました。また、貯蓄が500万円〜999万円の人でも、3人に1人が資金不足を理由に投資をしていないという結果も出ています。

投資に対する誤ったイメージを解消することは、国内の投資を活性化させていく上で重要になるでしょう。

関連:貯金500万円以上でも資金不足と感じる人36.2%、1,000万以上でも16.8%にも、投資を始められない意外な理由は?

続いて、この結果を投資方法別に集計したグラフです。

開始前における「少額で始められる」と考える人の割合は、株式が46.5%、投資信託が63.1%、FXが73.0%でした。一方、「少額で始められない」と考える人の割合は、株式が33.3%、投資信託が19.2%、FXが11.7%でした。

また、開始後における「少額で始められる」と考える人の割合は、株式が67.2%、投資信託が77.8%、FXが80.6%でした。一方、「少額で始められない」と考える人の割合は、株式が12.6%、投資信託が5.6%、FXが9.2%でした。

いずれの投資方法でも、開始前よりも開始後の方が、「少額で始められる」と考える人が増加し、「少額では始められない」と考える人が減少しています。

なお、もともと少額で始めやすいという印象が最も強いのはFXですが、株式/投資信託の変化の大きさが際立っています。株式/投資信託は、実際に投資を始めることで必要資金に関する印象が変わりやすいといえるかもしれません。

2.株式/投資信託は開始後に「短期間でも利益を出しやすい」と考える人が増える傾向

次のグラフは、「投資は短期間で利益を出しやすいと思うか」について質問した結果です。

「非常に当てはまる/当てはまる(=短期間で利益を出しやすい)」と回答した人は、開始前は42.6%、開始後は42.4%とほぼ同水準でした。また、「当てはまらない/全く当てはまらない(=利益を出すには時間がかかる)」と回答した人は、開始前は30.2%、開始後は27.4%とわずかに減少しています。

続いて、この結果を投資方法別に集計したグラフです。

開始前における「短期間で利益を出しやすい」と考える人の割合は、株式が33.3%、投資信託が22.7%、FXが71.9%でした。一方、「利益を出すには時間がかかる」と考える人の割合は、株式が31.3%、投資信託が52.0%、FXが7.1%でした。

また、開始後における「短期間では利益を出しにくい」と考える人の割合は、株式が38.4%、投資信託が23.7%、FXが65.3%でした。一方、「利益を出すには時間がかかる」と考える人の割合は、株式が26.3%、投資信託が41.9%、FXが13.8%でした。

上のグラフからも、投資方法によって大きく印象が変わることが分かります。開始前後に関わらず、FX>株式>投資信託の順に、短期間で利益を出しやすいというイメージが強いといえるでしょう。

ただし、開始前後における印象の変化に注目すると、株式/投資信託は「短期間で利益を出しやすい」と考える人が増加して、「利益を出すには時間がかかる」と考える人が減少しています。これに対して、FXでは結果が逆転しており、すぐに利益を出せるというイメージが先行しているところがあるのかもしれません。

3.投資開始後にリスクを強く感じる人は減少する傾向

次のグラフは、「投資はリスクが小さいと思うか」について質問した結果です。

「非常に当てはまる/当てはまる(=リスクは小さい)」と回答した人は、開始前は34.8%、開始後は37.0%と増加しました。また、「当てはまらない/全く当てはまらない(=リスクが大きい)」と回答した人は、開始前の39.2%に対して開始後は35.0%と減少しています。

なお、「全く当てはまらない」に関しては、開始前の16.7%に対して開始後は11.0%と、3分の2を下回る水準になっています。実際に投資に取り組むことで、投資に対する過度な恐怖心は薄れる傾向があるといえそうです。

続いて、この結果を投資方法別に集計したグラフです。

開始前における「リスクは小さい」と考える人の割合は、株式が24.2%、投資信託が39.4%、FXが40.8%でした。一方、「リスクが大きい」と考える人の割合は、株式が51.0%、投資信託が25.8%、FXが40.8%でした。

また、開始後における「リスクは小さい」と考える人の割合は、株式が25.8%、投資信託が43.9%、FXが41.3%でした。一方、「リスクが大きい」と考える人の割合は、株式が41.9%、投資信託が24.7%、FXが38.3%でした。

この結果からは、投資信託は、投資の開始前後に関わらず最もリスクが小さく安全な投資と考えられていることが分かります。また、いずれの投資方法でも、開始前よりも開始後の方が、「リスクは小さい」と考える人が増加し、「リスクが大きい」と考える人が減少しています。

なお、株式/投資信託の「リスクが非常に大きい」と感じる人の割合は、開始前は21.2%/9.1%でした。これが開始後は10.1%/4.0%と、半数以下に減少しています。これに対してFXでは、開始前の19.9%に対して開始後は18.9%と、減少は小幅にとどまっています。

株式/投資信託は、投資を実際に始めることで極端なリスクを感じる人が減少する傾向がある一方で、FXについては、こういったリスクに対する印象の変化が起こりにくいところがあるようです。

4.投資開始後に「預金より有利」と考える人がやや増加して6割超え

次のグラフは、「投資は預金よりも有利と思うか」について質問した結果です。

「非常に当てはまる/当てはまる(=預金よりも有利)」と回答した人は、開始前は58.8%、開始後は62.3%と3.5%増加しました。このうち「非常に当てはまる(=預金よりも非常に有利)」と回答した人は、開始前の19.1%に対して開始後は21.8%と2.7%の増加となっています。

なお、「当てはまらない/全く当てはまらない(=預金よりも不利)」と回答した人は、開始前は12.7%に対して開始後は12.3%とほぼ同水準でした。

もともと半数以上が投資は預金より有利と考えており、預金より不利と考える人は少数に限定されています。さらに実際に投資を始めることで、投資の有利さを実感しやすいところがあるようです。

続いて、この結果を投資方法別に集計したグラフです。

開始前における「預金よりも有利」と考える人の割合は、株式が58.6%、投資信託が62.1%、FXが55.6%でした。一方、「預金よりも不利」と考える人の割合は、株式が13.6%、投資信託が8.6%、FXが15.8%でした。

また、開始後における「預金よりも有利」と考える人の割合は、株式が62.1%、投資信託が64.1%、FXが60.7%でした。一方、「預金よりも不利」と考える人の割合は、株式が11.6%、投資信託が9.6%、FXが15.8%でした。

いずれの投資においても、「預金よりも有利」と考える人が「預金よりも不利」と考える人よりも、圧倒的に多いという結果です。また、株式/投資信託では開始後に「預金よりも非常に有利」と考える人が大きく増えており、それぞれ4.0%/4.5%の増加となっています。

本調査の結果を踏まえて『テクニカルブック』は、投資に興味のある人が正しい知識を身に付けていくことができるように、有用な情報提供に尽力してまいります。

なお『テクニカルブック』では、引用可能な補足情報やアンケートデータ、グラフ画像等を公開しておりますので、併せてご活用ください。

※本調査を使用する場合は、出典元として以下をご記載ください。以下の調査結果ページでは、本調査に関する全ての情報を確認できます。

サイト名:テクニカル分析の解説サイト『テクニカルブック』

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『テクニカルブック』について

『テクニカルブック』は、テクニカル分析に関する実践的な情報を提供する専門サイトです。初心者から上級者まで幅広い層のトレーダーに有益な情報を提供するために、投資のプロから監修を受けています。

  • 山中康司氏 :為替情報配信・セミナー講師・コンサルタントなど幅広く活躍

  • 内田まさみ氏:ラジオNIKKEIや雑誌など多数のメディアに出演

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株式会社アドバン

株式会社アドバンは、Webマーケティングや投資教育サービスの運営を行っています。『テクニカルブック』や『Runcha』のほか、以下のような初心者向けアプリも提供しています。

【運営会社の概要】

会社名 :株式会社アドバン

所在地 :東京都品川区東五反田1丁目20-7 神野商事第2ビル1F

設立  :2010年7月12日

代表者 :田中勇輝

事業内容:自社サービス事業、集客支援事業、インターネット広告配信・効果測定業、インターネット関連のコンサルティング

会社ホームページ :https://ad-van.co.jp/

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