金融機関向け継続的顧客管理サービスの共同開発を開始
xID Inc.のプレスリリース
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背景
金融機関では金融庁の要請に基づくマネー・ローンダリング対策(※1)の一環として、継続的顧客管理を実施しています。 これまでは、主にハガキや手紙を活用し、更新情報の確認を顧客に依頼しており、その過程で発生する郵送費や業務コストが課題となっていました。 さらに、2023年12月に発表された総務省の郵便料金値上げの見通し(※2)もあり、今後の継続的顧客管理におけるコストの増加が予測され、特にデジタル活用が求められる継続的顧客管理においても、業務負担の削減とコストの削減が不可欠です。 また、近年のネット犯罪やサイバー犯罪の増加を考慮すると、デジタル・オンライン上で安全かつ確実に継続的顧客管理や住所変更などの手続きを完了させることが重要です。
2023年5月にデジタル庁よりマイナンバーカードを活用した「最新の利用者情報提供サービス」(※3)が発表され、この仕組みを利用することで金融機関は事前同意した顧客の基本4情報(氏名、性別、住所、生年月日)をオンラインで確認できることが分かり、xIDは複数の金融機関とその活用を検討しておりました。 しかし、特に地方銀行を中心とする、各銀行が個別に勘定系システムへ公的個人認証サービス(以下、JPKI)を組み込むことは、多くの時間と開発コストがかかることが明らかになりました。
そこで、xIDは全国の金融機関のATMの管理・運用サービス等を提供するSocioFutureと業務資本連携を行い、勘定系システムと「xID」の連携にかかる課題を解決するため、オンラインで顧客情報を更新できる継続的顧客管理サービスの共同開発に着手する運びとなりました。
※1…金融庁「金融機関のマネロン対策にご協力ください」https://aml-pr.fsa.go.jp/
※2…総務省公式サイト:https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01ryutsu14_02000135.html
※3…デジタル庁「最新の利用者情報(4情報)提供サービス(2023年5月16日開始)」https://www.digital.go.jp/policies/mynumber/private-business/jpki-introduction/
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本連携で実現すること
継続的顧客管理サービスは、「xID」のJPKIを活用した最新基本4情報取得機能と、SocioFutureがお預かりしている金融機関の勘定系システムを組み合わせたサービスです。 「xID」による最新基本4情報取得機能と、SocioFutureのインフラを活用することで、金融機関が最新の顧客情報を取得できるようになります。これにより、郵送コストの削減や業務効率化、マネー・ローンダリング対策を同時に実現します。 また、顧客は口座を保有する複数の金融機関への情報更新連絡が一括でオンライン処理できるようになるため、利便性が向上します。
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今後の展望
xIDとSocioFutureは今後、全国の金融機関に対し継続的顧客管理サービスの企画/提案を進めてまいります。金融機関における本人確認手法がJPKIに一本化されることで、住所確認に加えて「口座開設」「キャッシュカード紛失」などの金融機関の手続きがワンストップ化され、これにより金融DXの更なる推進を目指しています。 本サービスは2024年秋の提供開始を目標に、既に複数の金融機関と協業に向けた協議を開始しています。今後も協力関係を広げ、他の金融機関とも協業を進める方針です。
本取り組みにご興味をお持ちの金融機関の担当者様は、ぜひ下記よりお問い合わせください。
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「xIDアプリ」について
「xIDアプリ」は、マイナンバーカードと連携することで、より手軽に本人確認、本人認証、電子署名ができるデジタルIDアプリです。初回登録時にマイナンバーカードの署名用電子証明書をスマートフォンのNFCで読み取り、本人確認を実施することでIDを生成。以降、「xIDアプリ」を使って電子認証・電子署名を行うことで、金融サービス利用開始時の本人確認や行政手続きをオンラインで完結させることができます。
サービスサイト:https://xid.inc/application/
「xID」の作成手順紹介動画:https://youtu.be/mYx8FQ6WLgY
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xID株式会社について
xID(クロスアイディ)は「信用コストの低いデジタル社会を実現する」をミッションとして掲げ、マイナンバーカードに特化したデジタルIDソリューション「xID」を中心に、次世代のビジネスモデルをパートナーと共に創出するGovtech(ガブテック)企業です。 官民双方で信頼される中立的なデジタルIDソリューションとして、これまで不可能だった企業間や官民の壁を超えた、“信頼あるデータの利活用“をスムーズにし、経済発展と社会的課題の解決を両立する、人間中心の社会、Society5.0を実現していきます。
xID社コーポレートサイト:https://xid.inc/
xID採用ページ:https://recruit.xid.inc/
xIDメディア「みんなのデジタル社会」:https://media.xid.inc/
xID blog:https://blog.xid.inc/
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SocioFuture株式会社について
SocioFuture株式会社は、金融機関や行政機関等の各種業務をアウトソーサーとして受託する企業です。ATMの管理・運用等の金融機関向けサービスを中心として、行政サービス、健康サービスの分野にまで拡大しています。
「ハイタッチなオペレーションで、もっと優しい社会に。”社会にハイタッチ”」 私たちは、「人による人に寄り添った応対=ハイタッチ」で金融・行政・健康の3つの事業分野をつなぐ安心の生活インフラカンパニーとして、未来の社会、未来の人々の安心な生活に貢献します。
(1)商 号 :SocioFuture株式会社
(2022年1月1日、日本ATM株式会社より社名変更)
(2)代 表 者 :代表取締役社長執行役員 COO 菅原 彰彦
(3)本社所在地 :東京都港区浜松町一丁目30番5号
(4)資 本 金 :4億8,000万円
SocioFuture株式会社(ソシオフューチャー) (scft.co.jp)