BNPL世界市場に関する調査│2035年に約810億ドルに成長と予測

株式会社七福堂は、このたび、「今買って後で支払う」(BNPL、Buy Now Pay Later)の世界市場に関する調査(2023)を実施いたしました。調査概要をこの場にて共有させていただきます。

株式会社七福堂のプレスリリース

世界の「今買って後で支払う(BNPL)」市場は、2022年には約63億万ドルの価値があり、2035年には約810億ドルに達すると予測されています。

調査結果によれば、予測期間である2023年から2035年にかけて、市場はCAGR26%から30%程度で堅調で堅調に推移し、特に、中小企業および個人ユーザーの需要がBNPLの伸びを後押しすること予測されます。

この堅調な伸びを後押しする主な要因のひとつは、特にZ世代における様々な支払いオプションの選択へのニーズです。また、電子商取引の増加も、BNPL市場の成長を推進する重要な役割を果たしています。

オンラインショッピングがより主流になるにつれ、現金払い以外の様々なデジタル決済への志向性が高まっています。迅速で手間のかからないBNPLはまさにこの文脈に沿っています。

BNPL(Buy Now Pay Later)の概要

近年、特に海外で注目を集めている「Buy Now Pay Later(BNPL)」は、「今買って、あとで支払う」という意味を持ちます。

BNPLは、従来の「後払い決済」や「先延ばし決済」に似ており、クレジットカードに代わる新たな決済方法としての地位を確立しています。

日本でも知られる後払い決済は、商品やサービスを購入した後に代金を支払う方式です。

一方で、BNPLは分割払いが可能であり、加盟店が決済手数料を負担するという特徴を持っています。

この決済方法の普及は、クレジットカードを持たない人々や、分割払いの手数料を避けたい人々にとって、大きなメリットとなっています。

BNPLの仕組み

BNPLのサービスは、消費者が商品を購入時に全額を支払う代わりに、分割手数料無料で数回に分けて(もしくは分割なしで後日に)支払うことができる仕組みです。

例えば、ネットショップで購入者がBNPLを選択すると、事前に定められた分割回数に応じて支払いが分けられ、初回の支払いは購入時に行われます。

決済手数料は加盟店が負担。

消費者は追加費用なしで時間をかけて支払うことができます。

BNPL事業者は、加盟店に対して消費者からの支払いを除いた金額を立て替え、商品の発送を可能にします。このシステムは、特に若年層を中心に支持を集め、高価な商品でも手軽に分割払いができるため、消費を促進しています。

BNPL – 業界セグメント別トレンド

小売業界において、BNPL導入数は顕著に増加しています。

無利息の分割払いで購入費用を特定の期間にわたって簡単に分散できるため、ますます人気が高まっています。

さらに、医療業界は最も急速に成長するセグメントです。クレジットカードに代わる選択肢として、BNPLの支払いメカニズムがますます人気を博しています。

ユーザーは高額な利息や不透明な手数料を避けるために、クレジットカードよりもBNPLの支払いオプションを好むことが明らかとなってきています。

BNPL – 地域別トレンド

北米におけるBNPL市場の成長要因は、BNPLサービスを提供する会社の数が圧倒的に多いことです。

さらに、同地域では、ホテル予約に特化しBNPLサービスを提供するフィンテック企業も出現するなど、新たなマーケットトレンドも確認されています。

アジア太平洋地域においては、2035年までにアジア太平洋は着実に成長すると見られています。

急速拡大する人口、オンラインマーケットプレイスやデジタル決済を積極的に採用するユーザーの増加が、この成長を後押ししています。

東南アジアの国々では、モバイル端末とインターネットも急速に普及しておりBNPLの成長を支えるインフラおよびユーザー志向性双方の観点において、アジア太平洋地域は今後注目される地域となっています。

 情報提供元:

・株式会社七福堂

・代表取締役:玉本真也

・所在地:東京都豊島区東池袋1-36-7-2F

・展開事業一例:電子ギフト券買取サイトの「ギフトチェンジ」、「バイカ」、「買取本舗」、「アマテラ」などを提供し、不要となった電子ギフト券を経済循環に貢献している。

ギフト券買取の大手比較サイト「マネスク」に掲載されるなど、多数の実績を保有。

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