スパークス・グループ株式会社のプレスリリース
蓄電所は系統用蓄電池とも呼ばれ、電力系統に直接接続を行うことで、市場を通じて電力の調整力や供給力を提供するものです。世界的にも欧州・米国・中国が牽引する形で系統用蓄電池の導入が拡大しておりますが、我が国においても、今後、天候や時間帯によって大きく発電量が変動する再生可能エネルギーを普及拡大させていくためには、出力の変動を抑制し、電力を安定供給する蓄電所の導入が必要不可欠なものとなります。現状は、需給バランスの調整のため、再生可能エネルギーの出力抑制を行う一方、火力発電所による調整を行うことがメインとなっていますが、蓄電所の導入を拡大することで、再生可能エネルギーの電力を無駄にすることなく最大限活用し、カーボンニュートラルの実現にも資する取り組みとなります。
「スパークス・グリーン蓄電所ファンド」は、国内の蓄電所の開発事業を投資対象とし、新たに制度活用が進む需給調整市場や容量市場における脱炭素電源オークション、卸電力市場を活用した安定的な事業運営を目指します。スパークスがファンド運営者(GP)、子会社のスパークス・アセット・マネジメント株式会社が運用代理人となり、銀行、生命保険会社、リース会社等の機関投資家(LP)からの出資を受けて、総額263億円の出資により1月に組合契約を締結いたしました。
スパークスの子会社であるスパークス・グリーンエナジー&テクノロジー株式会社(以下、「SGET」)では再生可能エネルギー事業開発・運営において全国349か所、計727MWの実績があり、太陽光発電所、風力発電所等の導入を推進してまいりました。SGETでは蓄電所事業においても、地域に根差した案件開発・事業運営により、カーボンニュートラル社会の実現を目指してまいります。
<ファンド概要>