「手書きAI OCR ソリューション」を活用し業務プロセスの最適化を実現~デジタルソリューションを横浜銀行に導入~

キヤノンMJのプレスリリース

キヤノンマーケティングジャパン株式会社(代表取締役社長:坂田正弘、以下キヤノンMJ)と株式会社Cogent Labs(代表取締役:飯沼 純、エリック・秀幸・ホワイトウェイ、以下コージェントラボ)は、株式会社横浜銀行(代表取締役頭取:大矢恭好、以下横浜銀行)と共同で「手書きAI OCRソリューション」とRPAを組み合わせたデジタルソリューションを構築しました。これにより、紙文書の入力から基幹業務連携までの一連の業務フローを最適化することで、お客さまの業務プロセスの変革を実現し働き方改革を支援します。

近年の働き方改革により、生産性向上のためRPAやAIを活用し業務の自動化に取り組む企業が増加する一方、RPA単体の導入だけでは効果が出にくく、業務プロセス全体をどう見直すかが課題になっています。このような課題に対応するため、キヤノンMJは、高精度なOCR技術やAIを活用し、紙文書をデジタル化する多彩なソリューションを展開し、お客さまとともに業務プロセスの最適化を実現してきました。

 横浜銀行は銀行をとりまく経営環境が厳しさを増す中、本部事務の効率化、行員の生産性向上による営業面の強化を図るため、2017年にRPAの導入を始めました。一方、RPAの導入を推進していく上では紙文書を介在する業務が多く、対象業務を拡大するためにはRPAだけでなく、紙から手入力するインプット業務の効率化が課題となっていました。
 キヤノンMJとコージェントラボは、横浜銀行の業務の自動化率を高めつつ高度なセキュリティ対策を担保したいという要望を受け、イメージエントリーシステムと手書きAIOCRエンジンを連携するソリューションを構築しました。当初は、インターネットバンキングや融資の申込書など年間約件のデータを対象に紙文書の入力から業務システムに連携する一連の業務デジタル化、自動化を実現し、約40%の時間短縮を目指します。今後、横浜銀行はさらに対象帳票の拡大を行い、業務効率化を推進していくことでコスト削減を拡大していきます。   
 < 横浜銀行様 導入事例>
  https://cweb.canon.jp/solution/biz/case/casestudy-yokohamabk/pdf/casestudy-yokohamabk.pdf

 キヤノンMJは2017年11月より「ソリューション」の提供を開始しました。キヤノンの画像処理技術によるOCR開発キット「Rosetta-Stone-Components」の画像補正や文字認識技術により読み取りやすい画像を作成した上で、手書き文字をすばやく高精度にデータ化して必要な情報を抽出します。コージェントラボの「Tegaki」と連携し、AIによりデータを処理します。そのため、ディープラーニングで学習させるため読み取り精度を継続的に向上させることが可能です。 

 コージェントラボは、今後、多数の事例をもとに「Tegaki」の読み取り精度をさらに高め、企業のエントリー業務全体の効率化を支援していきます。
キヤノンMJは、今後も、お客さまごとに業務プロセスの変革を支援するソリューションを構築し、金融、流通、製造業などの大手企業を中心にお客さまの業務効率化、生産性の向上を支援していきます。

※1  OCR:Optical character recognition(光学文字認識)。文字画像をスキャナー等で読み取り、コンピュータが読み取れる文字コードに変換するソフトウェア。紙に記載されている文字から手入力する作業を自動化する事が可能になる。
 

システム概要図システム概要図

Tegaki」サービス概要と特徴

サービス概要:
「Tegaki」は、製造、販売、金融、医療、サービス、教育など、あらゆる業界で使われている、手書き帳票に書かれた文字を高精度に認識できるサービスとして開発しました。手書き文字と活字を同時に認識することが可能です。読み取りたい帳票はWEB ブラウザ上で指定します。データの認識と読み取り結果はAPI で提供しており、現在ご利用中のシステムと接続して手軽に導入できます。

Tegakiの3つの特徴
1:高い読み取り精度 :
読み取り精度の継続的な向上:最新の研究をもとにディープラーニングを活用し、独自開発したアルゴリズムにより、世界最高水準の読み取り精度を誇る。さらにデータを処理しながら学習することで、継続的に向上。

2:多数の導入実績と学習性 :
多数の導入実績:金融機関や医療機関、小売など多様なお客様への業界トップクラスの導入実績。業界用語への対応:言語モデルを備えており、業界特有の言語モデルと
連携すれば読み取り精度をさらに高めることが可能。

3:拡張性 :
APIによる連携:Webブラウザからの利用だけでなく、APIを提供。API連携することで、様々なシステムとインテグレーションすることが可能。

<株式会社Cogent Labs について>
クラウドからエッジまで、最先端でありながら、実用的なAIのサービス開発を行う東京を本社とする企業。生産性の向上が課題である企業や熟練労働力の不足に直面している企業に、製品とサービスを提供する。世界20か国超から人材を採用し、従業員数は65名(2019年5 月末時点、契約社員および派遣社員含む)。手書き文字の読取りに高い識字率を誇るAIOCRの「Tegaki」、自然言語を理解し非構造的な言語情報を言語依存せず構造化し解析できる「Kaidoku」や、時系列データをもとに将来を予測する「TSF」を実サービスとしての提供に加えて、カスタムAIコンサルティングおよび開発を行う。

会社名:株式会社 Cogent Labs
代表者:代表取締役 飯沼 純エリック・秀幸・ホワイトウェイ
所在地:東京都渋谷区代官山町20-23 TENOHA LAB
U R L: https://cogent.co.jp/
事 業:最先端の人工知能の研究・開発と関連ソリューションサービスの提供

● 報道関係者のお問い合わせ先:キヤノンマーケティングジャパン株式会社
                広報部 パブリックリレーションズグループ 03- 6719- 9093(直通)
                株式会社コージェントラボ
                Cogent Labs PR 事務局 03- 5413- 2411(阿部, 木村)
● 一般の方のお問い合わせ先:キヤノンマーケティングジャパン株式会社
                ドキュメントソリューション企画課 03- 6719- 9370(直通)
● キヤノンニュースリリースホームページ:https://canon.jp/newsrelease/
● キヤノン金融ソリューションサイト:https://cweb.canon.jp/business/finance/
● 株式会社コージェントラボ: 03- 6773- 1836
               問合わせフォーム: https://www.tegaki.ai/contact/

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