ブラックストーンが日本でのプライベート・エクイティ投資の拡大に向けてソニーペイメントサービス取得に関わる最終契約書を締結

ブラックストーン・グループ・ジャパン株式会社のプレスリリース

東京 – 2023年12月22日 – ブラックストーン(ニューヨーク証券取引所 BX 、以下「ブラックストーン」)は本日、当社が運営するプライベート・エクイティ・ファンドが日本有数の決済サービスプロバイダーであるソニーペイメントサービス株式会社(以下「ソニーペイメントサービス」)の一部株式を、ソニーグループ株式会社(以下「ソニーグループ」)の完全子会社であるソニー銀行株式会社(以下「ソニー銀行」)より取得する最終契約書を締結したことを発表しました。ソニー銀行は引き続き株式の一部を保有し、少数株主としてソニーペイメントサービスのビジネス成長をサポートしていきます。本案件はブラックストーンによる日本のフィンテック分野での初めての投資案件となります。

ソニーグループは、1995年に決済代行事業を設立し、2006年にソニーペイメントサービスとして分社化しました。現在、同社は顧客や企業がオンライン決済を行うための高速かつ安全なインフラを提供する日本有数の決済サービスプロバイダーです。

ブラックストーン 会長兼CEO 共同創業者 スティーブン ・シュワルツマンは、「ソニーグループは当社にとって長年のパートナーです。私たちのパートナーシップは、40年程前の当社の創業にまで遡ります。ソニーグループは、当社がブティック型M&A企業として事業を開始した当時からのクライアントです。私たちは、日本を代表する企業と再びパートナーシップを築き、信頼と成功を培ってきた重要な日本市場で、当社のプレゼンスを高められることを誇りに思います。」 と述べています。

ブラックストーン・グループ・ジャパン株式会社 代表取締役 坂本篤彦は、「日本有数の決済サービスプロバイダーかつ定評があるフィンテック企業のソニーペイメントサービスに投資し、当社が日本において持続力をもち堅調な成長を遂げるセクターでポートフォリオを拡大できることを嬉しく思います。日本を含め世界的にデジタル経済が進むなかで、差別化されたテクノロジーと強固な顧客基盤を有するソニーペイメントサービスは重要な役割を果たしています。当社はソニーペイメントサービスの成長のため、当社の有するグローバルな経営資源を提供していきます。」 と述べています。

ソニーグループ 会長 CEOの吉田憲一郎は、「ソニーペイメントサービスは過去30年にわたり、日本のEC市場やキャッシュレス決済市場の進化をリードし、お客さまの安心・安全な決済環境づくりと決済業務の効率化に大きく貢献してきました。ソニーグループの長年のパートナーであるブラックストーンは、ソニーペイメントサービスがその歴史の中で積み重ねてきた成果を引き継ぎ、次なる成長に向けたサポートをしていただけると確信しています。」と述べています。

ソニー銀行 代表取締役社長 南啓二は、「ソニーペイメントサービスは、高品質なサービス提供により、顧客の信頼を得て順調に成長して参りました。一方、キャッシュレス化や決済機能多様化が加速する中、一層のスピード感をもって新たな潮流に対峙していくことが求められます。ブラックストーンは、決済事業におけるノウハウとネットワークを保有し、グローバルな視点も兼ね備えた最良のパートナーとなると考えています。」と述べています。

ソニーペイメントサービス 代表取締役社長 中村英彦は、「ソニーペイメントサービスは市場で確固たる地位を築き、高品質の決済サービスプロバイダーとして顧客の信頼を得ています。日本の電子決済比率が拡大しつつある現在、ブラックストーンとのパートナーシップによりITや専門人材に投資することで、当社の成長を加速させることができると確信しています。」と述べています。

日本は世界第4位の規模を誇る電子決済市場である一方で、EC化率は未だ9.1%のため、今後も高い成長可能性が見込まれています。ソニーペイメントサービスは、日本の22.7兆円の電子商取引市場と世界中で急速に普及するキャッシュレス決済分野で、さらなる付加価値を見出していきます。

ブラックストーンの日本におけるプライベート・エクイティ部門では、ヘルスケアセクターにおける過去最大の投資案件となったアリナミン製薬株式会社(旧:武田コンシューマーヘルスケア株式会社)への投資やあゆみ製薬株式会社への投資が含まれます。

ブラックストーンについて

ブラックストーンは世界最大級のオルタナティブ資産運用会社です。私たちは、投資家にプラスの経済的影響と長期的な価値をもたらすことを目指しています。私たちは、投資先企業を強化するために、優秀な人材と柔軟な資本に頼ることで、これを実現しています。1兆ドルを超える運用資産には、プライベート・エクイティ、不動産、公的債券・株式、インフラ、ライフサイエンス、グロース・エクイティ、オポチュニスティック、非投資適格クレジット、実物資産、セカンダリー・ファンドに焦点を当てた投資ビークルが含まれ、すべてグローバルベースで運用されています。詳細については、www.blackstone.com をご覧ください。LinkedIn、X(Twitter)、Instagramで@blackstoneをフォローしてください。

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