株式会社ベネッセホールディングスのプレスリリース
就職での企業選択では親子ともに「安定」を最も重視
本調査では、「将来、お金持ちになりたい」と回答した高校生が全体の78.0%を占めたのに対し、「お金持ちになれると思う」と回答した高校生は20.8%に留まり〈Q1〉、高校生の理想と現実のギャップが明らかになっています。また、将来自分が稼げると思う年収には「300万円未満」と回答した高校生が最も多く(「答えたくない・わからない」を除く)〈Q4〉、高校生が現実的な金銭感覚を持っていることが浮き彫りになりました。
また、就職などで企業を選ぶときに重視することへの質問では、「安定している」を選択した高校生が46.1%と最も多く、「今後成長しそう」(11.7%)「自分が成長できそう」(18.3%)を大きく上回るなど、堅実な様子も明らかになっています〈Q10〉。
この傾向は保護者への質問でも同様で、企業を選ぶとき、お子さまに重視して欲しいことの質問で「安定している」を選択した方は項目上最多の50.6%となり、「今後成長しそう」(10.7%)を大きく上回るなど、安定志向が色濃く反映されています〈Q17〉。
さらに、投資についてのイメージでは、「お金についての知識が重要だと思う」と回答した高校生が87.7%にのぼったのに対し〈Q1〉、投資のイメージについては50.0%の高校生が「難しい、よくわからない」と回答しており〈Q9〉、また「お金について学ぶ機会がある」と回答した高校生は27.2%に留まるなど、高校生世代の投資教育がまだまだ進んでいない現状も明らかになりました。
◇ベネッセコメント
今回の調査では、高校生のお金についての生の声が明らかになりました。安定を求めながらも、自分らしさや家族や友情を大切にし、スキルや能力を高めることの必要性を理解している高校生が多かったのが非常に印象的でした。
また、「お金持ちになりたい」と思っていながらも「なれるとは思っていない」と回答する高校生が非常に多かったことが特徴的でした。改めて経済や投資にまつわる教育となりたい自分になるための進路選択のための情報提供の重要性が浮き彫りになったと考えています。
当社では、これからもスパークス・グループと共同で、「ミライをつくるラボ」を進めることで、広く高校生世代のマネー知識の普及・啓発に努めて参りたいと考えております。
◇スパークス・グループコメント
今回の調査結果を通じ、投資についての本質的な知識を高校生のみなさんに伝え、理解を促していくことがまだまだ必要であることを再認識いたしました。
当社では、ベネッセコーポレーションと共同で、「ミライをつくるラボ」を進めることで、広く高校生世代に投資への興味・理解を促していくことに努めて参りたいと考えております。
■「ミライをつくるラボ」 https://www.benesse.co.jp/mirailabo/
2020年から高等学校の「家庭科」で投資教育がはじまったことを受け、2021年より運用会社のスパークス・グループと進研ゼミのベネッセが共同して展開する投資教育プロジェクトです。ミライをつくるラボでは、お金にまつわるオンライン授業や金融や経済の知識を紹介する記事や動画などのコンテンツを配信することで、未来を担う中高生世代の金融・投資リテラシーの向上に努めています。
■「ミライをつくるラボ」のオンラインイベントのご紹介
12月16日(土)19時00分から「みんなのミライとマネー」と題したオンラインセミナーを実施します。今回の調査の結果を高校生とシェアしながら、高校生のリアルなお金についての意識に迫ります。参加無料・予約不要。
<オンラインイベント「みんなのミライとマネー」ご案内>
https://blog.benesse.ne.jp/digitalmyvision/shinro/015648/
<オンラインイベント視聴当日用>
視聴URL…https://zemilive-cdn.gigacast.tv/zemilive3/?rid=0173vvNL3GYS1&uid=b4682837c9
*開始時間になったらクリックしてください。セミナー終了後は上記のセミナーご案内ページより録画案内をいたしますので、そちらをご利用ください。
調査結果URL
https://benesse.jp/kyouiku/202312/20231212-1.html
◇調査概要
調査対象 高校1-2年生男女(とその保護者)各約100名・総計約600名
調査方法 インターネットリサーチ
調査地域 全国
実施期間 2023年9月15日~2023年9月18日
◇報道関係者の皆様へ
本ニュースレターの内容の転載にあたりましては、スパークス・ベネッセ「ミライをつくるラボ」調べ と付記のうえ、ご使用いただきますようお願い申し上げます。