ウィズ合同会社のプレスリリース
ウィズ合同会社(本社:東京都中央区湊、代表社員:友杉 博信)は、2023年9月、全国の20代~60代の男女を対象に、資産運用に関する実態調査を実施しましたので、その結果をお知らせします。
岸田内閣は、資産所得倍増プランを掲げ、来年2024年より、少額投資非課税制度NISAを大幅に拡充します。しかし実際はなかなか利用数があがってきていません。投資・資産運用を行っていない人たちは何を考え、どうして行わないのか、について明らかにする調査となっています。
【調査結果概論 トピックス】
・投資・資産運用を行っている人は未だ全体の1/3。世代間の違いはなし
・20代の約半数48.3%は「特に理由はなく」投資・資産運用を行っていない
・「投資・資産運用を始めない・始めたくない」が41.1%と高ポイント
・投資・資産運用をしていない「焦り・不安は全くない」が26.7%と最も高い
・年代・性別問わず金融教育には関心なし
【調査概要】
調査名 :資産運用実態調査
調査対象者:全国20代~60代男女
有効回答数:3,000
調査期間 :2023年10月19(木)〜20日(金)
調査方法 :インターネット調査
調査機関 :Freeasy
【調査結果】
< 投資・資産運用状況 >
投資・資産運用を行っている人は未だ全体の1/3。世代間の違いはなし
はじめに、一般・特定口座(課税口座)、NISA口座問わず、2023年10月現在 投資・資産運用を行っているか聞いたところ、「行っている」35.5%、「行っていない」64.5%と、行っていない人の方が約30ポイントも多いことがわかりました。この数値は、今回調査を行った20代〜60代の世代別に見ても大きく変わらず、60代以外の全世代で「行っている」が30%台、「行っていない」が60%台という結果でした。また60代も大きくは変わらず、「行っている」41.5%、「行っていない」58.5%でした。
■一般・特定口座(課税口座)、NISA口座問わず、現在投資・資産運用を行っていますか? n=3,000人
< 投資・資産運用を行っていない理由 >
20代の約半数48.3%は「特に理由はなく」投資・資産運用を行っていない
投資・資産運用を「必要ないと考えている」は7.7%と最小
続いて、前の質問で投資・資産運用を「行っていない」と回答した方へ、行っていない1番の理由を聞いたところ、1番多い回答は「特に理由はない」で33.2%でした。これは特に20代が数値を押し上げており、20代の約半数48.3%が特に理由はないものの投資・資産運用を行っていないことがわかりました。それ以外の世代でも「特に理由はない」と回答した方は多く、30代(34.2%)、40代(31.1%)も、最も多い回答でした。一方、50代以上で最も多い回答は「元手となるお金がないから」で、50代(34.0%)、60代以上(30.5%)でした。
尚、「必要ないと考えているから」との回答は、全世代で1桁、全体で7.7%という結果で、投資・資産運用を必要ないとは考えていないことがわかりました。
■投資・資産運用を行っていない1番の理由はなんですか? n= 1,935人
< 投資・資産運用についての考え(今後投資・資産運用始めるか否)>
「投資・資産運用を始めない・始めたくない」が41.1%と高ポイント
30代は「何があっても始めない・始めたくない」が24.5%と高い
次に、現在投資・資産運用を行っていないと回答した方へ、今後投資・資産運用を行うか否か、「投資・資産運用についての考え」を聞いたところ、全体では「わからない(29.5%)」が最も多かったものの、「必要に迫られなければ始めない・始めたくない(18.5%)」「何があっても始めない・始めたくない(22.6%)」を合わせると41.1%の方が投資・資産運用を始めることに消極的であることがわかりました。中でも60代以上は「何があっても始めない・始めたくない」との回答が27.4%と高く、「わからない(27.6%)」とほぼ同数で最も高い回答でした。また30代も「何があっても始めない・始めたくない」との回答が高く24.5%でした。
■投資・資産運用についてのお考えを教えてください n=1,935人
< 投資・資産運用に対する不満 >
投資・資産運用をしていない「焦り・不安は全くない」が26.7%と最も高い
世代別では20代と60代以上が「焦り・不安なし」高い
続いて、現在投資・資産運用を行っていないと回答した方へ、現在投資・資産運用をしていないことで、焦りや将来への不安があるかについて聞いたところ、「焦り・不安が大きくある(9.4%)」「焦り・不安が多少ある(17.5%)」を合わせた「焦り・不安がある」26.9%と比べ、「焦り・不安はあまりない(15.6%)」「焦り・不安は全くない(26.7%)」を合わせた「焦り・不安はない」は42.3%と大きく上回りました。中でも「焦り・不安は全くない」は、「どちらでもない」を除いて最も高い結果でした。
年代別に見ると、「焦り・不安は全くない」と回答したのは、20代が最も高く33.7%、続いて60代以上が26.8%でした。
■投資・資産運用をしていないことで、焦りや将来への不安はありますか? n=1,935人
< 金融教育への興味について >
年代・性別問わず金融教育には関心なし
最後に、現在投資・資産運用を行っていないと回答した方へ、金融教育を受ける機会があったら受講してみたいかについて聞いたところ、世代問わず「受講したい」を「受講したくない」が上回る結果となりました。また男女別で見ても大きな差はなく、約半数の方は金融教育を「受講したくない」と考えていることがわかりました。
■金融教育を受ける機会があったら受講してみたいですか? n= 1,935人
< 調査結果を受けて >代表社員 友杉 博信よりコメント >
今回、なかなか増えない投資・資産運用について、掘り下げる調査を行いました。政府は世界的なインフレ、社会保障制度の変化などを鑑み、「資産所得倍増」プランを掲げNISAの拡充など様々な方策を出しています。しかしながら実際には投資・資産運用を始める人は思っているほど増えていません。今回の調査では、なぜ投資・資産運用を行っていないのか、その理由に切り込みましたが、そもそも「将来に不安を覚えず」「投資・資産運用に興味がない」方が、いかに多いかということが明らかになりました。これは、我々日本人の意識の問題で、大人が意識を変えることは容易でないのかもしれません。私達は現在、安定的な資産形成の重要性を浸透させていくため、小中学生という若い世代から金融経済教育を充実させる活動に取り組んでいます。すでに一部の学校では、「投資・お金に関する教育」を行っているところもありますが、諸外国と比べ圧倒的に数が少ないのが現状です。
自身で運用するにせよ、専門家に任せるにせよ、十分な投資・お金の教育を受けることが、日本国民が長く投資活動を行い、資産を増やしていくために必要不可欠だと考えています。当社は、特に子どもへの投資・お金の教育に力を入れて参ります。
■会社概要
会社名:ウィズ合同会社
所在地:東京都中央区湊1-12-10 八丁堀リバーゲート4F
代表者:友杉 博信
企業サイト:https://withllc-vc.com/index.html
■プロフィール
ウィズ合同会社 代表社員 友杉 博信
東京農業大学校
1986年ダイワフューチャーズ(現ひまわり証券)入社
米金融先物取引専門会社
HSBCグループ金融先物営業部ヴァイスプレジデント
レフコグループ在日代表
レフコ証券 社長
2021年12月より現職