フィデリティ・ビジネスパーソン1万人アンケート 2023年 ~ 一般NISA上限枠利用者の約半数が、新NISAでも上限まで投資予定 ~

フィデリティ投信株式会社のプレスリリース

フィデリティ投信株式会社(代表取締役社長: デレック・ヤング、本社:東京都港区、以下「フィデリティ」)は、本日、2023年ビジネスパーソン1万人アンケートの結果を発表しました。フィデリティは2010年より本調査を通じて、日本全国の会社員と公務員の資産形成や退職準備に関する定点観測を続けています。10回目となる今回は、資産運用立国の実現に向けた施策が続々と打ち出され、新NISA(少額投資非課税制度)のスタートが間近に迫る中での実施になりました。新たにZ世代を若年層から分離し、彼ら特有の行動様式の解析も行っています。

今回の調査について、フィデリティ・インスティテュートの首席研究員 浦田春河は次のように分析しています。「新NISAの認知度は高く、非課税枠の拡大につれて投資金額を増やす機運が高まっていることが今回の調査でわかりました。インフレと賃上げも投資の促進要素として作用し、SNS等からの情報供給の加速とも相まって、資産運用をしようという雰囲気が醸成されています。一方、金融リテラシーと会社への愛着や貢献したいという意識(エンゲージメント)の相関関係も観察されており、人的資本経営の観点から従業員への金融教育に取り組む経営者が増えれば、資産運用立国の実現も近づいてくるでしょう。」

【調査結果抜粋】

一般NISA上限枠利用者の約半数が、新NISAでも上限枠まで投資予定

現在、一般NISAで上限枠(120万円)まで投資している人の約半数、つみたてNISA上限枠(40万円)まで投資している人の20%が、新NISAで投資上限枠(360万円)まで投資する予定と回答。

 

現行一般・つみたてNISA上限利用者は、新NISAでいくら投資予定か

                       

SNSやニュース系Webなどネット経由の情報収集がさらに加速

男性はYouTube、女性はInstagramの利用者が多く、X(Twitter)、TikTok、Instagramは若年層、Facebook、YouTube、LINEは高齢になるほど情報源として利用されている。Z世代はSNSに加えて、知人や家族、職域マネー教育を利用する割合が他世代よりも高い。

情報収集に利用しているSNS(SNSを情報経路としている人ベース)

 

投資家比率は昨年に続き過半数、インフレ対策での投資増がトップ

投資を増やした人の理由は「インフレ下で、預貯金だけでは資産が目減りするから」が最多、次いで「投資の知識・情報が増えたから」となった​。投資を減らした人の理由は「支出が増えて投資資金が減ったから」が最多となり、こちらにもインフレの影響が見られた。

投資を増やした理由 vs 減らした理由 (複数回答可能)

職域マネー教育の普及は30%程度、人的資本経営の観点からも充実が求められる

金融リテラシーが高い人や副業をしている人ほど、エンゲージメントが高いことが観察された。職域マネー教育の充実が人的資本経営の観点からも求められる。一方、職域マネー教育が役に立たなかった理由として「具体的な話がなく、自分ごとにならない」「内容が難しい」という声が多く、今後一層の工夫が必要である。

会社への愛着や貢献したいという意識(エンゲージメント)を左右するのは何か

フィデリティ・ビジネスパーソン1万人アンケート2023年のフルレポートは以下をご参照ください。

https://retirement.fidelity.co.jp/white-papers/businessperson-survey/

「フィデリティ・ビジネスパーソン1万人アンケート」*¹とは

フィデリティは2010年より、日本全国の20代から50代*²の会社員と公務員の資産形成や退職準備に関する動向の調査を続けており、今回で10回目。2023年の調査は6月30日~7月7日にインターネットを通じて10,854人を対象に実施。

調査参加者の年代区分: Z世代:20~26歳、若年層:27~36歳、中堅層:37~52歳、高齢層:53~64歳

過去調査の実施年: 2010年、2013年、2014年、2015年、2016年、2018年、2019年、2020年、2022年

*¹ 旧「フィデリティ・サラリーマン1万人アンケート」

*² 2022年からは対象を20代から60代に拡大

以上

お問い合わせ 

フィデリティ投信株式会社 コーポレート・コミュニケーションズ 

TEL: 03-4560-6130 E-mail: FIL-JapanPR@fil.com 

フィデリティ投信について 

フィデリティ投信株式会社は、独立系資産運用グループのフィデリティ・インターナショナルの一員として、投資信託および、企業年金や機関投資家向け運用商品やサービスを提供する資産運用会社です。1969年に外資系運用会社として初めて本邦に拠点を設け、日本企業の調査を開始。1990年より日本の年金向け運用業務に参入、1995年に証券投資信託委託業務免許を取得し、同年12月に最初の国内投資信託を設定しました。公募投資信託の純資産残高は約3兆5,970億円で、外資系運用会社では首位となります。(2023年3月末日現在) 

フィデリティ・インターナショナルについて 

フィデリティ・インターナショナルは、世界で250万以上のお客様に投資に関するソリューション・サービス、退職関連の専門的知見を提供しています。創立以来50年超、非上場で、世界で25を超える拠点で事業を展開。運用管理総資産額は約97.0兆円(7,286億ドル)に上ります。顧客は、中央銀行、政府系ファンド、大手企業、金融機関、保険会社、資産管理会社から個人まで多岐にわたります。運用総資産額(AUM)は、資産運用ソリューション・サービス事業と合わせて約69.9兆円(5,249億ドル)にのぼります。資産運用の専門知識と、私達独自のソリューションを組み合わせることで、より良い金融サービスの提供を目指しています。また職域および個人向け金融サービス事業では、個人、アドバイザー、経営者に世界トップクラスのさまざまな金融商品、サービスツール、管理サービスや年金関連のガイダンスを提供しています。(2023年 3 月末日現在。為替レートは133.090円で算出) 

当社は1946年米国ボストンで創業された「フィデリティ・インベスメンツ」の国際投資部門として1969年に設立しました。1980年に米国の組織から独立し、現在は経営陣と創業家が主要株主となっています。 

詳細については https://fidelityinternational.com をご覧ください。 

注意 

・当資料は、信頼できる情報をもとにフィデリティ投信が作成しておりますが、正確性・完全性について当社が責任を負うものではありません。 

・当資料に記載の情報は、作成時点のものであり、市場の環境やその他の状況によって予告なく変更することがあります。また、いずれも将来の傾向、数値、運用結果等を保証もしくは示唆するものではありません。 

・当資料に記載されている個別の銘柄・企業名については、あくまでも参考として申し述べたものであり、その銘柄又は企業の株式等の売買を推奨するものではありません。 

・当資料にかかわる一切の権利は引用部分を除き当社に属し、いかなる目的であれ当資料の一部又は全部の無断での使用・複製は固くお断りいたします。 

フィデリティ投信株式会社 金融商品取引業者 

登録番号: 関東財務局長(金商)第388号 

加入協会: 一般社団法人 投資信託協会、一般社団法人 日本投資顧問業協会 

BCR20231010―Y1 

Follow Twitter Facebook Feedly
SHARE
このページのURLとタイトルをコピー
お使いの端末ではこの機能に対応していません。
下のテキストボックスからコピーしてください。