株式会社丸井グループのプレスリリース
■ 「ヘラルボニーカード」とは
2021年11月より発行を開始している、丸井グループとヘラルボニーの提携クレジットカードです。
お買い物でのご利用金額に応じた加算ポイント(200円につき1ポイント・還元率0.5%)から、ご利用金額の0.1%分を、お客さまに代わってエポスカードがヘラルボニーに還元します。また、カード新規入会1件につき1,000円が、エポスカードよりへラルボニーに還元されます。これらは、へラルボニーを通じて、知的障がいのある作家や福祉団体に対する報酬、ギャラリーの運営に使用されます。
券面デザインは、ヘラルボニーと契約しているアーティストとのコラボレーションとなっており、全8種類展開しております。
https://www.eposcard.co.jp/designcard/heralbony/index.html?cid=202310gda
■ カード概要
1.カード発行主体:エポスカード
2.名称:へラルボニーカード
3.デザイン:8種類
4.年会費:永年無料
5.提携ブランド:Visa
6.新規ご入会特典:へラルボニーオリジナルグッズ
※サービスの詳細はホームページにてご確認ください
■ 評価のポイントについて
当取り組みについて、以下のポイントをご評価いただき、このたびの受賞にいたったと考えております。
サービスのデザイン
・おもに知的障がいのある全国各地の作家たちのアートで彩られた、個性豊かな券面デザインであること
・カードご利用金額の0.1%分のポイントが毎月自動的に、ヘラルボニーを通じて作家や福祉施設に報酬で還元する仕組みとなっていること
・作品や作家、地域などお客さまの尺度で選べる仕様にし、より自分らしい選択と行動が可能なこと
デザインが生まれた理由/背景
「障がい」のイメージ変容と、福祉を起点とした新たな文化の創造をめざす福祉実験カンパニーであるヘラルボニーの思想と、丸井グループのミッション「すべての人が『しあわせ』を感じられるインクルーシブな社会」が合致したことから、両社は2021年11月に資本業務提携を締結しました。「誰も取り残されることのない社会の実現」を目標に、両社による共創でさまざまな取り組みを進めています。
当取り組みにおいては、丸井グループのフィンテック事業の柱であるクレジットカード“エポスカード“を起点に、知的障がいのある作家の作品に対して芸術価値を正当な報酬として還元するビジネスモデルの創造と、アートを通じた「障がい=欠落」というネガティブなイメージの変容をめざしています。
デザインを実現した経緯とその成果
ご利用いただいたお金を「福祉を支えるちから」に変える当取り組みは、日本のクレジットカード業界において独創的な試みでした。また、おもに知的障がいのある作家たちのアートで彩られた券面デザインは、お客さまの中にある多様なアイデンティティや価値観、応援の意思を求める潜在的ニーズを引き出し、クレジットカードと福祉との新たなタッチポイントの創出につながっております。
このたびの受賞を受け、今後ますますヘラルボニーとの共創を進化させ、“誰も取り残されることのない社会”の実現をめざしてまいります。
■ ヘラルボニーについて
「異彩を、放て。」をミッションに、 福祉を起点に新たな文化の創出をめざす福祉実験カンパニー。国内外のおもに知的障がいのあるアーティストとアートライセンス契約を結び、2,000点を超えるアートデータを軸に作品をプロダクト化するアートライフスタイルブランド「HERALBONY」、建設現場などの仮囲いに作品を転用する「全日本仮囲いアートミュージアム/アップサイクルミュージアム」など、福祉領域の拡張を見据えた多様な事業を展開。2022年に「日本スタートアップ大賞 2022 審査委員会特別賞」を受賞。
■ 「グッドデザイン賞」とは
「グッドデザイン賞」は、日本で唯一の総合的なデザイン評価・推奨のしくみです。
1957年の創設以来、60年以上にわたり「Gマーク」とともに広く親しまれながら、 デザインによって、暮らしや社会をよりよくしていくための活動をしています。
「グッドデザイン賞」では、かたちのあるなしにかかわらず、人が何らかの理想や目的を果たすために築いたものごとをデザインととらえ、その質を評価しています。
単に見た目の美しさを競うだけでなく、品質、機能、安全性など、そのデザインが「暮らしを、社会を、豊かにしうるのか」という視点で、総合的なバランスにおいてグッドデザインか否かを判断します。
公益財団法人日本デザイン振興会
グッドデザイン賞公式サイト:https://www.g-mark.org/
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