株式会社RESのプレスリリース
調査対象は、一都三県に在住、20代から50代の会社員、会社員を含む60代のシニア、合計1,000名(20代から60代、それぞれN=200均等)で、インターネット調査には、クロスマーケティング社のQiqumoを利用しました。
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資産(財産)を増やしたい意向は20代から下降傾向へ
会社員として勤める20代から60代それぞれN=200、合計1,000人に対して、「資産(財産)を増やしたいと思いますか?」と質問したところ、「はい、思います」と回答したのは67.2%(672人)、「いいえ、思いません」と回答したのは9.7%(97人)、「どちらでもない」と回答したのは23.1%(231人)という結果となりました。
その集計データを世代で分けて、意欲の変化としてグラフにしてみたところ、一番意欲が高いのは「20代」であり15%(150人)。「30代」で14.5%(145人)、「40代」で13.3%(133人)、「50代」で12.8%(128人)と世代が進むにつれて下降し、一番低いのが「60代」で11.6%(116人)という結果となりました。
一方で世代が進むにつれて増加しているのが「分からない」であり、「20代」では3.5%(35人)だったのが、「60代」になると6.2%(62人)と約3ポイント増加しています。
なぜ“世代と共に資産増加に対する意欲が下降していくのか”を探るうえで、世代別で株式投資の経験、NISAの口座開設状況をヒアリングしました。
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株式投資に対する意識は「30代」が一番高い
同じ1,000人に対して、「現在NISAの口座はお持ちですか?」と質問したところ、「はい、持っています」と回答したのが39.2%(392人)、「いいえ、持っていません」と回答したのが60.8%(608人)という結果となりました。
続けて世代別で「はい、持っています」と回答した数を比較すると、1位は「30代」で9.7%(97人)、2位は「20代」で9.1%(91人)、3位は「40代」で7.2人(72人)、4位が「50代」で7.1%(71人)、5位が「60代」で6.1%(61人)という結果となりました。
全世代通して4割近くの方がNISA口座を開設しており、その中でも30代の所有が一番多いという状況でした。
続けて、「株式投資の経験はありますか?」という質問に対して、「はい、今やっています。」と回答したのが37.2%(372人)、「以前していましたが、今はしていません。」と回答したのが6.6%(66人)、「いいえ、在りません。」と回答したのが56.2%(562人)という結果となりました。続けて世代別で「はい、今やっています。」の回答の数を比較すると、1位は「30代」で9.4%(94人)、2位が「20代」で7.1%、3位が「60代」で7.0%(70人)、4位が「40代」で6.9%(69人)、5位が「50代」で6.8%(68人)という結果となりました。
会社員勤めという背景からか、全世代通じて43.8%の方が「株式投資の経験者」であり比較的高い数字を示しました。その中でも「30代」が株式投資に一番意識が高く、積極的なことが伺えます。
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一方で「30代」から投資に対するリスクの意識が上昇する傾向
前述のように「30代」が株式投資に対して意識も意欲も高いことが伺えます。しかし株式投資にはリスクはつきもの。そのリスクに関する意識調査を続けて行いました。
同じ1,000人に対して「投資にはリスクはつきものです。それでも投資はするべきだと思いますか?」と質問をしたところ、「はい、思います」と回答したのは41.2%(412人)、「いいえ、思いません」と回答したのは26.5%(265人)、「どちらでもない」と回答したのは32.3%(323人)という結果となりました。
その集計データを世代で分けて、投資リスクの意識の変化としてグラフにしてみたところ、一番リスクは取るべきだと考えているのは「30代」の10.0%(100人)をピークに「40代」で8.8%(88人)、「50代」で7.4%(74人)、「60代」で6.3%(63人)と「30代」を機に下降線をたどるいう状況でした。
リスクを負ってまで投資をするべきではないという考えも「30代」をピークに上昇しており、「30代」は3.9%(39人)だったのが、「40代」で5.0%(50人)、「50代」で5.8%(58人)、「60代」で8.0%(80人)と「30代」に比べて4.1ポイントも上昇しています。
また「55歳」当たりで、投資でリスクを負うべきではないという意識がリスクを負うべきだという考えを上回り、その年代から「お金に対する守り」の意識が高まっていると想定されます。「子育て世代に入り、資産運用を意識する30代。30代で失敗しない資産運用がいかに大切なのか、痛感させられたデータです」(RES代表・児玉一希)。
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資産運用に対する学びの意欲が停滞するのは50代から
そんな中で、同じ1,000人に対して「株式投資を真面目に勉強したいと考えていますか?」と質問したところ、「はい、勉強したいです」と回答したのが45.4%(454人)、「いいえ、勉強したくないです」と回答したのが24.2%(242人)、「どちらでもない」と回答したのは30.4%(304人)という結果となりました。
その集計データを世代・男女で分けてグラフにしてみたところ、勉強の意欲は20代をピークに世代が進むにつれて減少し、一方で「いいえ、勉強したくない」という意識が「50代」の4.7%(47人)に対して「60代」は7.3%(73人)と3.6ポイントも増加しています。また「57歳」当たりで、勉強したくないという意識が上回り、その年代から「資産運用に対する学びの意欲が停滞する」のではと想定されます。
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株式投資の勉強意欲1位は「20代・女性」
また一番勉強意欲が高いのが「20代・女性」で5.9%(59人)、2位が「20代・男性」「30代・男性」で5.8%(58人)、4位が「30代・女性」で5.1%(51人)、5位が「30代・女性」という結果でした。
全世代通じて約半数は勉強の意欲があるものの、その中でも20代、30代の世代に集中し、特に女性の意識も高いことが分かりました。「そもそも、女性の方がお金に対する不安が大きいはず。私たちができることは、そのような女性に向けて株式投資の勉強の機会を増やすこと」(RES代表・児玉一希)として、今後は女性向けの勉強会を開催していく計画です。
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新NISA利用意向39%、しかし「30代」を機に「分からない」が増加
最後に、同じ1,000人に対して「2024年から施行される新NISA。使いたいと思いますか?」と質問したところ、「はい、使います」と回答したのが23.1%(231人)、「はい、使う予定です」と回答したのが15.6%(156人)、「いいえ、使いません」と回答したのが23.2%(232人)、「分からない」と回答したのが38.1%(381人)という結果となりました。
続けてその集計データを世代で分けて、新NISA利用の意識の変化として見ると、「はい、使います」と回答した「30代」の6.6%(66人)をピークに「40代」で4.5%(45人)、「50代」で3.3%(33人)、「60代」で2.8%(28人)と減少しているのが分かります。
同時に「30代」をピークに「分からない」が増加しており、「30代」の5.8%(58人)を機に、「40代」が8.3%(83人)、「50代」が9.6%(96人)、「60代」が8.2%(82人)となり、投資のリスクに関する意識とリンクする形で、新NISAに対しても躊躇しているように感じ取れます。
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株式会社RES(アールイーエス)代表・児玉一希とは?
1991年生まれ、東京都立川市出身の32歳。両親が小学校の先生という教師家庭で育つが、自身は独立した道を歩みたいと決意し、2014年リクルートグループへ入社。しかし営業成績が振るわず最下位に。2016年に転職したのをきっかけに金融教育業に携わる。この時まで金融や株の知識はゼロに近く全くの素人。そんな児玉が株の魅力にハマり、今ではSNS総フォロワー数10万人を超える発信者に。これまでに株式投資を直接指導した個人投資家は約2万人にも上る。大型株のスイング、グロース株投資、デイトレ、FX、日経先物、不動産REITなど、投資について幅広い見識を持ちつつ、初心者にも分かりやすい説明と指導方法が好評を得ています。
出演するYouTubeチャンネルは2021年9月の開設から1年半で登録者8万名を突破し、2023年9月時点で15万人を超えました。良いノウハウがあっても仕事や経済状況の違いで、全員が勝てない投資の世界。
・初心者でも再現できること
・何年も同じように結果が出ること
・仕事をしながらでも続けられること
を重視しており、株価チャートに張り付いて心を動かされるような売買は絶対にせず、長期で配当と1.5倍~3倍程度の値上がり益を取っていく投資スタイルを確立し、長期保有銘柄を期待する受講生にも大変好評を得ています。
YouTubeの実績に加え、3月に出版した初の著書『株式投資2年生の教科書』(出版:Gakken)も話題となり、今年の7月には金融イベントでは最大級の「資産運用EXPO」にも特別講演も実現しました。
・資産運用EXPO夏(7/8(土)東京ビッグサイト)に登壇しました
https://RES-info.co.jp/2023/07/08/RES-kodama-seminar-expo2023/
・児玉一希のTwitter:https://twitter.com/kazuki_kodama32
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株式会社RES(アールイーエス)について
会社名:株式会社RES(アールイーエス)
代表取締役:児玉一希
設立:平成28年1月
所在地:〒101-0054 東京都千代田区神田錦町2-2-1 KANDA SQUARE 11F
連絡先:03-5295-7361 10:00〜17:00(土日祝日を除く)
業務内容:
ジョイントベンチャー事業
プロデュース事業
自社メディア運営事業
RES(アールイーエス)コーポレートサイト:https://RES-info.co.jp/