カンボジアの公共機関へのオフィス家具寄付について

損害保険ジャパン株式会社のプレスリリース

 損害保険ジャパン株式会社(代表取締役社長:白川 儀一、以下「損保ジャパン」)は、SDGsの取り組みの一環として、在日カンボジア大使館を通じてカンボジア王国環境省関係事務所などの公共機関へオフィス家具161点を寄付したことをお知らせします。

1.背景・目的
 損保ジャパンは2022年度、本社ビル(東京都新宿区)と日本橋ビル(東京都中央区)において大規模な都内店舗集約(以下、「リスタッキングプロジェクト」)を実施し、執務フロアのフリーアドレス化による座席数の縮小や都内拠点の大規模移転を行いました。
 寄付の計画はリスタッキングプロジェクトのスタート前の2021年に始まりました。その時点で具体的な量や状態までは見通せないものの、まだ使用できるオフィス家具が一定数、社内で余剰となる見込みとなりました。そこで、新たに構築するオフィスや共用ワークプレイスに環境負荷の低い素材や漁網などのリサイクル品を使用することだけでなく、使用可能な家具を廃棄せず寄付することによるSDGsの取組みへの貢献もリスタッキングプロジェクトの目標の一つとなりました。
 家具の寄付方法について模索していたところ、NXグループの日本通運株式会社(代表取締役社長:堀切 智)とNX商事株式会社(代表取締役社長:秋田 進)がカンボジアへ中古オフィス家具を寄付する取組みを行っていることを知り、両社の協力を得ることとなりました。カンボジアは経済発展が進む一方、教育や社会福祉の分野においては引き続き支援が必要とされています。その中でも、教育機関や公共機関は資金不足や設備の不備といった課題に直面しています。これらの課題解決に寄与するべく、損害保険業界では初めてNX商事の中古オフィス家具海外寄付事業「どねサッと」に参画し、自社の中古オフィス家具を提供することとなりました。

2.取り組み内容
 2021年4月  本社ビルリスタッキング詳細検討開始
 2021年6月  日本橋ビルリスタッキング詳細検討開始
 2021年12月 寄付計画検討開始
 2022年4月  本社ビルリスタッキング工事開始
 2022年6月  日本橋ビルリスタッキング工事開始
 2023年1月  寄付品検討開始
 2023年2月  日本橋ビルリスタッキング工事完了
 2023年3月  寄付品確定
 2023年4月  寄付品搬出、コンテナ積み込み、出港
 2023年5月  本社ビルリスタッキング工事完了
 2023年5月  寄付品のカンボジア到着
 2023年8月  現地納品
 2023年9月  カンボジア大使館にて感謝状贈呈式
 
3.寄付品
デスク、椅子、収納棚、ソファ等 計161点 (40フィートコンテナ1本分)

3.今後について
 損保ジャパンは今後も、持続可能な社会の実現に向けた環境保全・社会貢献活動など各種取組みを推進してまいります。

以上

【別紙】

感謝状贈呈式の様子(右端 ケム・ボリヴァット二等書記官)

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