シンプルフォーム「SimpleCheck」をPayPay銀行に提供開始

シンプルフォーム株式会社のプレスリリース

シンプルフォーム株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役 田代翔太)は、PayPay銀行株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:田鎖智人)に、法人調査プロセスを自動化するクラウド型ソフトウェア「SimpleCheck」の提供を開始しました。

  • 取り組み内容

シンプルフォームは、ビジネスの成長とコンプライアンスの両立を目指す金融機関を中心とした企業向けに、サービスを提供しています。

「SimpleCheck」は国内全法人をカバーするデータの網羅性と、各種情報を30秒でレポーティングする即時性などを特徴としています。

これら機能の提供を通じ、PayPay銀行は、ビジネスローン審査業務の効率化及び与信判断の高度化が可能となります。

  • 導入の背景

PayPay銀行が提供するビジネスローンは、法人及び個人事業主を対象とした、申し込みから借り入れ・返済まで来店不要、インターネット完結のサービスです。

顧客利便性の向上や、コロナ禍による資金需要の高まりを受け、近年、利用残高が増加しています。貸し倒れ等のリスクを抑制しながら、いっそうの取引拡大を実現するため、審査業務の効率化・高度化を検討していました。

  • 導入により実現できること、今後の展望

当社が独自に蓄積・検知した情報のほか、指定した法人・個人事業主に関する情報を、迅速に収集することが可能となります。より実態に即したリスク評価に寄与し、与信判断の高度化を実現します。

既存のサービスだけではニーズを満たすことが難しかったスモールビジネス領域において、円滑な情報収集が可能となり、審査の高速化を後押ししているとの評価をいただいています。今後も最適な審査体制や、顧客管理体制の構築に向け、さまざまな取り組みを検討しています。

  • 金融機関を取り巻く状況

コロナ禍での資金繰り支援策が期限を迎え、融資の返済が本格化し始めるなか、中小企業の倒産数が増加しています。貸し倒れに備える費用が収益を圧迫する銀行も現れています。[*1]

こうしたリスク抑制のためには、取引開始時の顧客情報の収集はもちろん、取引後の状況変化を把握することも重要となりますが、デジタル化の進行によって物理的なタッチポイントが減少したことで、顧客の実体性の把握は従来よりも困難となっています。

加えて、金融犯罪防止等を目的とした規制強化を背景に、法人調査・審査業務の現場は負荷が増大しており、ビジネスの成長とコンプライアンスの両立は大きな課題とされています。解決に対し、特にコンプライアンス対応業務の領域へ、デジタル化の便益を届けることが重要と当社は考えています。

[*1] 地銀、貸し倒れに備え7割増. 日本経済新聞. 2023-08-15. https://www.nikkei.com/article/DGKKZO73591690V10C23A8MM8000/

  • SimpleCheck概要

「SimpleCheck」は、法人名を入力するだけで世の中の情報を瞬時に収集し、当社が独自に蓄積・検知したリスク情報と共に、30秒でレポーティングするサービスです。

お客様の業務フローに応じたカスタマイズを実施するほか、各種データの分析・活用等のご提案、業務フローのコンサルティングや審査システム開発などのご支援も可能です。

2022年6月の正式リリース以降、大手金融機関を中心に事業会社・プラットフォーマーなど、これまで50社以上に導入いただいています。

サービスサイト:https://simplecheck.site/

  • シンプルフォーム株式会社 会社概要

株式会社日本政策投資銀行を経て、代表取締役の田代翔太が2020年に創業。

「全ての事業者がフェアに繋がれる社会」の実現を目指し、事業を展開。テクノロジーと地道な人力調査の力を結集し、金融取引/商取引における審査の効率化や、高度化を支援しています。

コーポレートサイト:https://www.simpleform.co.jp/

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