au損害保険株式会社のプレスリリース
「健康第一」は人間のみならずペットも同じ。家族の一員であるペットの健康は、飼い主にとっても大きな関心事です。そこで、ペット医療費用保険を取り扱うau損保が、気になること、気をつけていることを聞きました。
●ペットの健康やしつけの悩み「抜け毛の掃除が大変」
健康やしつけについての悩みは、トップは犬・猫ともに「抜け毛の掃除が大変」(犬26.4%、猫38.0%)でした。以下、犬は「医療費がかさむ」25.4%、「鳴いたり吠えたりする」22.8%。猫は「家具がボロボロになる」21.2%、「医療費がかさむ」17.2%の順でした。一方、特に悩みはないという回答も犬・猫ともに30%を超えました(複数回答可、以下同)。
●今後の心配は「病気」「高齢ペットのケア」「医療費の増加」
ペットとの生活で今後心配なことを尋ねたところ、「ペットが病気にならないか」との回答がトップ(犬65.0%、猫63.6%)。続いて「ペットが高齢になったときにケアができるか」(犬47.4%、猫43.6%)「医療費が増えること」(犬36.0%、猫31.6%)の順でした。
●ストレス対策、犬は「定期的な散歩」、猫は「トイレのこまめな掃除」
ペットのストレス対策は、犬の飼い主は「定期的な散歩」が最も多く71.8%。以下「適度な食事」 57.0%、「一緒に遊ぶ時間を作る」52.4%でした。一方猫の飼い主は「トイレをこまめに掃除する」が59.4%、「一緒に遊ぶ時間を作る」51.4%、「適度な食事」 50.0%、「爪とぎを用意しておく」47.0%の順でした。
●部屋の温度設定、特に気にしていない飼い主が多数
この暑い時期、ペットのいる部屋の室温を何度にしているか尋ねたところ、犬は25℃(17.9%)、猫は28℃(15.2%)との回答が多く集まりました。特に気にしていないと答えた飼い主も犬で23.2%、猫で37.0%でした。
今後もau損保は、ペットの保険をはじめ、ペットオーナーの皆様に密着した新しい保険やサービス、モバイル損保らしいコンテンツの提供等を通じて、皆さまと大切な家族が安心して暮らせるように応援します。
【調査概要】※au損保調べ
調査方法:インターネットによるアンケート調査対象者:犬・猫の飼い主1,000人(犬:500人、猫:500人)
対象地域:日本全国実施時期:2019年6月21日~2019年6月24日
飼い主の方々の関心が分かったところで、獣医師の方に健康について注意すべき点を聞きました。
―ペットの健康状態について、飼い主はどんな点から判断すればよいですか?
飼い主さんがどこか普段と違うと感じるときは、たいてい何か原因があることが多いです。食事の面なら量、食べ方。排泄の面では量、回数、臭い。毛並み、毛づやにも健康状態が表れます。猫は上下運動をしなくなったり、暗くて狭いところに入って出てこなくなったりすると、体調が悪いサインです。
―健康な生活のために、まず気をつけるのはどんな点ですか?
やはり適切な食事、運動、休息です。日本は運動不足な犬が多いと言われています。小型犬でもなるべく外を歩くことが必要。家の中で家族と犬だけの生活をしていると、外に出たときに車や他の犬が怖くなってしまいます。子犬の頃からいろいろな場所に連れ出す、他人と触れ合うことが大事です。
―そもそもペットにストレスはありますか?
あります。ただ、ストレスはあって当たり前でもあります。最近言われているのは、犬が飼い主のストレスの影響を受けるということ。「自分の飼育の仕方が悪いのかな?」などと、あまり細かいことを気にしすぎるのもよくありません。
―ストレス解消にはどんな方法がよいですか?
原因によって解消法は変わります。運動不足によるストレスには散歩はとてもいい。逆に元気がないときは散歩より休息が必要です。犬や猫は環境が汚れているとストレスを感じるので、トイレをこまめに掃除することも大切。またペットの環境はできるだけ変えないほうが良いです。引っ越しなどやむをえない場合は、例えば前に使っていた寝床をそのまま移すだけでもずいぶん違います。犬も猫も飼い主が遊んでくれることが好きですので、ぜひ一緒に遊んであげてください。
―夏のペットの部屋の室温について、気をつける点はありますか?
暑すぎるところは良くないですね。犬の方が暑さに弱い傾向があります。犬・猫どちらも飼育している場合は、室温は犬に合わせて、猫は涼しくない別の場所に移動できるようにしてはいかがでしょう。
【回答者】三宅亜希(みやけ・あき)氏 電話どうぶつ病院Anicli24院長、獣医師。