大学生と銀行がコラボして、17のSDGs企画に挑戦「千葉大学×京葉銀行ecoプロジェクト」が7年目突入

国立大学法人千葉大学のプレスリリース

国立大学法人千葉大学の環境ISO学生委員会(以下、学生委員会)と株式会社京葉銀行(以下、京葉銀行)は、2017年度より協同でecoプロジェクト(https://www.keiyobank.co.jp/ir/eco_project/)を実施しており、SDGs達成に向けた取り組みを行っています。2023年度の実施予定企画が決まりましたのでお知らせします。

  • 産学連携でSDGsに取り組む「千葉大学×京葉銀行ecoプロジェクト」

千葉大学と京葉銀行は2012年に包括連携協定を結んでおり、千葉大学で環境活動を主体的に担っている環境ISO学生委員会と京葉銀行が協同で、2017年から「ecoプロジェクト~7色の虹を千葉から未来へ」を実施しています。本プロジェクトでは、国連の持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けて、まずは「地域の環境負荷削減と環境意識向上に貢献したい」という想いで、京葉銀行の行員や取引先企業、地域住民、千葉大学の学生などを含めた千葉県内の多くの方々を対象に、環境意識やSDGsの啓発活動を実践しています。
公式サイト  https://www.keiyobank.co.jp/ir/eco_project/

  • 学生が発案する「7つの環境貢献企画」について

企画会議の様子企画会議の様子

本プロジェクトでは7つの枠組みの中で学生が企画を立案し、企業や地域の方々、学生、京葉銀行の行員などに対して、環境意識やSDGsの啓発につながるイベント等を行っています。本プロジェクトには年間通じて50名以上の学生が関わります。

5月24日に京葉銀行で行われた企画会議では、実施したい企画を学生から20個提案し、検討の結果、今年度は7つの枠組みで17企画を実施することとなりました。昨年度からの継続企画についても、それぞれ発展的な内容を加えて実施します。

※昨年度の実施内容はこちら https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000695.000015177.html

  • 2023年度に実施する予定の「7つの環境貢献企画」の紹介

1. 千葉大生と考えるSDGs【SDGs 4・17】

環境やSDGsの取り組みに関して学生が講師を担い、企業向けに啓発を行う企画です。

①千葉大生と共に考えるSDGsゼミナール

これまで同様、京葉銀行が主催する企業向け研修会「アルファバンクの後継者塾」にて、大学と企業におけるSDGs推進の取り組みについて学生が講演し、グループワークを行います。

②企業に対するSDGs教室 

希望する企業に対して、同じ業界の他企業が取り組むSDGsや環境に関する活動などを、学生が調べて紹介するほか、企業を訪問見学して話を伺ったうえで、学生目線でSDGs達成への取り組みをご提案します。

2. こどもSDGsワールド【SDGs 4・12 他】

こども向けに環境やSDGsに関する啓発を行うイベントなどを開催する企画です。

③こどもエコまつり 

昨年度は複数のコンテンツを盛り込んだ少し規模が大きめのイベントを開催し、多くの親子連れに楽しみながらSDGsを学んでいただきました。今年度は年3回の開催に増やして実施する予定です。

3. 千産千消フェア~ちばを食べてエコしよう~【SDGs2・12・13・14・15・17】

農業や食べ物をテーマに千葉県での地産地消”千産千消”と地域活性化に貢献する企画です。

④職業体験プログラム

学生が一次産業の仕事を体験することで、日本における課題や取り組みを知り、理解を深める企画です。今年度も農業と漁業の事業者の仕事を体験し、持続可能な農業や漁業への理解を深めます。

⑤フードロス削減のために新メニューを作ろう

フードロス削減のために規格外野菜や野菜の皮など食べられるのに捨てられている部分を使用したメニューを考案し、広報するほか、イベント等において実際に販売することも検討しています。

⑥Chiba Winter Fes2024にて千産千消ブース

学生委員会が毎年2月に主催する「Chiba Winter Fes」に、京葉銀行の取引先企業に出店していただき、千産千消の農産物や加工品の販売を行います。

4. 千葉の自然を守ろう 【SDGs 4・12・13・15・17】

自然保護活動を体験し、環境問題に理解を深め、環境活動を積極的に行うきっかけ作りを行う企画です。

⑦竹林整備活動

放置竹林の整備および竹材の活用の検討に関する企画を今年度も実施します。

⑧里山をもっと身近に

地元NPOと協力した里山保全活動の体験や生物多様性に関する取材を通じて、里山保全への理解を深めるとともに、パンフレットや動画を作成して里山保全について啓発を行います。

⑨いすみ鉄道との共同企画

昨年度の竹林整備活動企画において挙がった竹材の活用アイデアを具体化する企画です。竹を用いた吊り革の制作をいすみ鉄道株式会社と共同で実施していきます。

5. 考えよう!わたしたちのSDGs【SDGs 1・4・11・17 他】

こどもたちに対し、学びやディスカッションを通じて、SDGsの啓発を行う企画です。

⑩Let’s Study SDGs!

未就学児〜小学生向けに、紙芝居やワークショップを通じてSDGsを学ぶ企画を実施します。

⑪SDGs×ボードゲーム 

小中学生が楽しみながらSDGsを学べるボードゲームを作成します。

⑫千葉市フェアトレードタウンへの道

フェアトレード団体との交流を通して、千葉市のフェアトレードタウン認定に向けてのヒントを学び、実際に千葉市内でのイベントや活動を企画・促進することで、千葉市のフェアトレードタウン認定の獲得を後押しします。

6. SDGs発信局【SDGs 4・11・12・17 他】

SDGsや環境意識向上のための情報をさまざまなツールを使って発信する企画です。

⑬伝統文化・技術とSDGs

千葉県内の伝統産業や文化に関連したSDGsに寄与する取り組みを調べ、本プロジェクトのサイトやSNSで発信するほか、パネルを作成しイベントで展示するなど啓発活動を行います。

⑭他国の環境問題を知ろう

他国の環境問題(主に日本にも関係する問題)や、実施されている取り組みについて、パンフレット等を作成して啓発し、問題意識を高めてもらったり新たな取り組みを始めたりするきっかけにつなげます。

⑮フードロス解消へ!

昨年度の企画を発展させ、フードロス削減に取り組んでいる事業者にその取り組みやメリットを取材し、対策事例集を作成して公開します。

7. 京葉銀行SDGsチャレンジ【SDGs 4・10・12・17】

京葉銀行における環境負荷削減や行員のSDGs意識の向上を目的とした企画です。

⑯Chiba’s Bazaar ~古着でつなげるエコの糸~

昨年度大好評だった企画の継続です。行員から古着を回収して、地域の方々に向けた古着市を開催します。

⑰LGBTQ+ALLY企画

LGBTQ+にまつわる知識を身につけ、学生委員会と京葉銀行の双方で理解を深めていく企画です。

“ALLY(アライ)” とは「LGBTQ+等の性的マイノリティについて理解し支援する」という考え方や立場を表明する人々のことです。

  • 2023年度プロジェクトリーダーのコメント(小藤那奈子・文学部2年、佐々木七菜・理学部2年)

企画会議終了後企画会議終了後

今年で7年目に突入した本プロジェクトは、パワーアップを重ねながら受け継がれてきた定番企画から、新しい学生メンバーからでてきたアイデアを形にした新企画まで、今年度も様々な企画と共に1年間走り抜きます。どの企画も、京葉銀行をはじめとした、企業・団体のご協力があってこその企画です。これから社会に向けて飛び出そうとする学生にとって刺激となることはもちろんですが、一緒に企画を創り上げていく企業・団体にとっても有意義なものとなるよう、学生らしいアイデアや行動力を思う存分発揮していく所存です。今年度も私たちの活動の軸となるのは「SDGs」です。プロジェクト全体を通して、様々な立場・環境に置かれた1人でも多くの人たちに、多角的な視点からSDGsを発信することで、これから先の明るい社会を共に目指すきっかけづくりとなるよう取り組んで参ります。今年度もどうぞよろしくお願いいたします。

  •  本件に関するお問い合わせ

・千葉大学に関するお問い合わせ
 千葉大学環境ISO事務局 TEL:043-290-3572
・京葉銀行に関するお問い合わせ
 京葉銀行 経営企画部 広報グループ TEL:043-306-8065

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