『埼玉りそな銀行』が渋沢栄一ゆかりの「旧黒須銀行」へ、企業版ふるさと納税!(入間市第1号)

入間市のプレスリリース

入間市は、埼玉りそな銀行から「旧黒須銀行」の復元修理工事の費用として、企業版ふるさと納税での寄附を受けることになりました。今回、ご寄附をいただくことになった『埼玉りそな銀行』は、黒須銀行をルーツの一つとする銀行であり、入間市の企業版ふるさと納税としては、第1号となります。6月30日に寄贈式を行います。

「旧黒須銀行」は明治42年(1909)に竣工した土蔵造りの銀行建築で、市の指定文化財です。今年度予定している復元修理工事には、およそ2億6000万円かかる見込みです。昨年、財源を確保するため、入間市として初のクラウドファンディングに取り組み、593万円の資金調達に成功しました(目標の119%)。

詳細 https://readyfor.jp/projects/crossproject

旧黒須銀行旧黒須銀行

【黒須銀行】

埼玉りそな銀行の源流の一つでもある黒須銀行。

勤倹貯蓄と相互共栄を基本方針とする「黒須信用組合」を母体に、明治33年(1900)、豊岡町大字黒須に設立されました。顧問には渋沢栄一など日本経済界の重鎮が就任。製糸業や機業等へ融資して業績を伸ばし、一時は県下第3位の銀行に成長し、大正11年に武州銀行と合併しました。

道徳に基づいた経営を行っていたことから、世間から「道徳銀行」と呼ばれ、大正2年(1913)渋沢栄一が「道徳銀行」と揮毫して贈った扁額は、現在、埼玉りそな銀行本店応接室に掲げられています。

渋沢栄一揮毫「道徳銀行」渋沢栄一揮毫「道徳銀行」

現存する建物は、明治42年(1909)に建てられたもので、入間市の指定文化財です。明治期の地方銀行に特徴的な土蔵造りで、文化財として貴重なものです。内部のカウンターは、重厚なケヤキの一枚板が使われています。

昭和35年(1960)まで、埼玉銀行豊岡支店として使われました。銀行としての役目を終えたあと、昭和40年(1965)から平成6年(1994)まで入間市郷土民芸館として活用されました。現在は特定日に内部を公開していますが、建築から110余年を経過したことで、全体に傷みが激しいことから、今年秋からの復元修理工事を計画しています。

大正時代の黒須銀行大正時代の黒須銀行

旧黒須銀行内部のカウンター旧黒須銀行内部のカウンター

【企業版ふるさと納税とは】

企業が入間市の行う地方創生事業に対して寄附をした場合、寄附額の法人関係税の9割の軽減が受けられる制度です。(入間市外に本社がある企業のみ)

入間市は「子どもたちが元気に育つまち」として妊娠期からの切れ目のない支援や子どもの居場所づくりに積極的に取り組んでいます。また、SDGs未来都市にも選定され、サスティナブルなまちづくりを進めています。(例:不妊治療への助成、ヤングケアラー支援事業、電気自動車普及事業など)

ご寄附をいただいた企業様には、市長同席のもと寄贈式の開催、市公式HPやSNS、広報誌を通じて周知いたします。ご質問・ご相談はお気軽にお問い合わせください。

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