社会変革推進財団、日本ベンチャー・フィランソロピー基金JVPFを通じて、「地域・教育魅力化プラットフォーム」、「ホームスタート・ジャパン」各社に3,000万円に資金提供・経営支援開始

一般財団法人社会変革推進財団のプレスリリース

一般財団法人社会変革推進財団(理事長:大野修一 所在地:東京都港区 以下、「SIIF」)は、一般社団法人ソーシャル・インベストメント・パートナーズ (代表理事兼CEO:鈴木栄 代表理事:高槻大輔 所在地:東京都渋谷区 以下「SIP」)と共同で運営する「日本ベンチャー・フィランソロピー基金」(以下、「JVPF」)を通じ、一般財団法人地域・教育魅力化プラットフォーム(代表理事:岩本悠 所在地:島根県松江市  以下、「地域・教育魅力化プラットフォーム」)、及び、特定非営利活動法人ホームスタート・ジャパン(代表理事:森田圭子 所在地:東京都新宿区 以下、「HSJ」)の2団体に対し、3年間に亘り、 各社に3,000 万円の資金提供と経営支援を提供することといたしました。

「次世代の育成」をテーマにベンチャーフィランソロピー(※)手法にて投資・支援活動を実施するJVPFは、主に「教育」「女性」「コミュニティ」などの日本の社会基盤の安定に資する分野で活動する団体を支援しています。今回は公立高校や家庭という単位での課題を、地域社会や個人ボランティアが関わる仕組みを通じ若者・子どもやその親の環境を改善し、より良い未来を目指す、正にJVPFのテーマに合致する団体を選定することができました。今後、「次世代の育成」のため、各団体が既に創出しているインパクトの拡大を、資金及び経営支援を通じ共に目指します。

※中長期の柔軟な資金支援と組織の成長を促す経営支援を主軸とし、社会的インパクトの拡大を目指す手法。「ベンチャーキャピタル」と「フィランソロピー」を掛け合わせた造語。

「地域・教育魅力化プラットフォーム」は、「意志ある若者にあふれる持続可能な地域・社会をつくる」というビジョンを掲げ、34道府県110校の公立高校の国内留学を支援する「地域みらい留学」を軸に、地域と学校とをつなぐ“高校魅力化コーディネーター”の採用・研修事業や、魅力ある高校づくりの実現を評価し研究するシンクタンク事業など、日本の地域創生と未来を担う若者の育成の両軸で、全国の自治体や教育機関と連携しながら活動を展開しています。

また、「HSJ」は、「孤育て」という言葉に象徴されるように、母親が孤立感や不安感に苛まれながら子育てをする家庭が増え、それが子どもの虐待や母親の産後鬱などの社会課題に直結している現状を踏まえ、妊娠期から乳幼児のいる家族に対し、全国各地にあるNPO法人や社会福祉法人などが運営母体となって、ボランティアを募集・養成し、ホームスタートの手法で家庭訪問を行っています。31 都道府県、 118スキームにその活動を広げ、「孤育て」の解消に取り組んでいます。

SIIFは引き続き、社会的事業を行う組織に資金やスキルなど様々な経営資源を提供することを通じて、インパクトの創出を目指しています。

一般財団法人地域・教育魅力化プラットフォーム 岩本 悠 代表理事からのコメント:

今回JVPFからの力強い後押しを頂き、意志ある若者を育む「地域みらい留学」を日本の新しい当たり前にするための、更なる事業展開と拡充に挑戦していきます。また、プロボノパートナーを含む経営支援等を活かし、事業に取り組む私たち自身の進化を促進し、地域・教育分野における新たなイノベーションを創出し続けられる持続可能で意志ある組織づくりを推進していきます。感謝を胸によりよい未来・社会づくりに最大限貢献していきたいと思いますので、どうぞ宜しくお願い致します。

https://c-platform.or.jp/

特定非営利活動法人ホームスタート・ジャパン 森田圭子代表理事のコメント:

私たちは、2008年から、孤立しない地域社会の実現を目指して、子育て中の親子が望んだ時地域住民が寄り添い支える、家庭訪問型子育て支援ホームスタートの仕組みを使ってきました。思いを共にする仲間は全国118に増えましたがまだ十分ではありません。孤育ての課題はコロナ禍を経てさらに複雑に深くなっています。現代のこの課題に向き合い、この度の伴走支援と資金を最大限に活かして、多くのこども子育て家庭にホームスタートを届け、子どもを産み育てやすい地域社会の実現を目指し邁進していく所存です。どうぞよろしくお願いいたします。

https://www.homestartjapan.org/

一般財団法人社会変革推進財団   専務理事青柳光昌からのコメント:

今回、「地域・教育魅力化プラットフォーム」と「HSJ」へ資金提供と経営支援でご一緒することが決まり、大変嬉しく、また身の引き締まる想いでいます。現在の日本では、教育や子育ての課題解決なしに、豊かな地域コミュニティの持続・発展は実現困難な社会になっています。この課題に取り組む担い手はとても多く存在しますが、まだまだ成功例は多くはありません。そのような中でも今回の2社は、その解決の成功実績をもっています。このノウハウを、できるだけ多くの担い手の皆さんに届けられることを期待して、私たちもSIPと一緒に支援をして参ります。

一般社団法人ソーシャル・インベストメント・パートナーズ 代表理事兼CEO鈴木栄氏からのコメント

この度は、人口減少の進んでいる地域の魅力化を推進すると同時に自己効力感のある若者を育てる教育事業を行っている地域・教育魅力化プラットフォームと、地域のボランティアが子育て家庭に寄り添いサポートすることにより、すべての子どもが多様な大人に見守られて育つ社会を作ろうとしているホーム・スタート・ジャパンと協働することとなりました。「地方」そして「少子化」という大きなテーマに若者一人ひとり、そして、子育て家族ひとつずつ支援する現場に根差した事業の発展を、全力で応援していきたいと思います。

【一般財団法人社会変革推進財団について】

2013年より日本財団内においてインパクト投資に関する調査研究に着手し、日本財団から助成金を受けて、2017年社会的投資推進財団として設立されました。その後、2019年社会変革推進機構と合併し、社会変革推進財団となりました。GSG国内諮問委員会の設立や賛同メンバーの招集や、インパクト投資における提言書や現状を記した報告書の発行、金融庁との共催で金融機関等との勉強会の開催などインパクト投資の推進のための活動をしています。様々な社会課題が山積する日本において、自助・公助・共助の枠組みを超え、社会的・経済的な資源が循環する社会の実現を目指し活動をしています。

https://www.siif.or.jp/

【一般社団法人ソーシャル・インベストメント・パートナーズ】

2012年11月、事業投資育成の専門家、社会的事業支援の経験者が共同で創業。

日本財団(所在地:東京都港区、会長:笹川陽平)と共同で国内初の本格的なベンチャー・フィランソロピー基金となる「日本ベンチャー・フィランソロピー基金(JVPF)」を2013年4月に設立し、運営(2023年度より一般財団法人社会変革推進財団と共同運営)。JVPFの設立趣旨に賛同するプロボノパートナー企業と提携し、社会的事業を行うNPOや企業に対して中長期の視点から、資金と専門的な経営資源を提供する。

支援先選定の際には、社会的インパクトの大きさ、事業の持続可能性、事業の持続や拡大の可能性、経営者のリーダーシップ、ミッション・ビジョンの共有を基準とし、「教育・若者の就労支援」「育児支援・女性の活躍」「地域コミュニティの活性化」といった次世代の育成に関わる事業支援に取組む。 www.sipartners.org

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