NTTファイナンス、外部脅威情勢管理企業CYFIRMAに出資

サイファーマ株式会社のプレスリリース

【サマリー】
・CYFIRMAは現在進行中のプレシリーズBラウンドを含めこれまでに合計1,800万ドルを調達。
・調達した資金を製品の革新、グローバル市場の拡大、ブランド構築に活用。
・ますます複雑化する脅威情勢に対してお客様が適切に対応することを支援するために、CYFIRMAは脅威インテリジェンスを静的なデータフィードを超えて再定義。予測的、文脈的、実用的な洞察を取り入れ、お客様組織のデジタル資産、攻撃対象領域、脆弱性を完全に可視化することを可能に。
・CYFIRMAはダークネットを含む複数のソースからの脅威指標を分析し、差し迫った攻撃に関する実用的な洞察を提供するプラットフォームを構築。
・お客様がこれらのインテリジェンスを活用して、テクノロジーとノンテクノロジーの双方の領域でリスクを軽減し、サイバー犯罪者の一歩先を行くことを可能に。

【発表概要】
シンガポール/東京 – 2023年4月27日:外部脅威情勢管理(External Threat Landscape Management)のリーディングカンパニーであるCYFIRMA(日本法人:サイファーマ株式会社、本社:東京都千代田区大手町)は、NTTの金融・投資部門であるNTTファイナンス株式会社、イスラエルで最も活発なベンチャーファンドOurCrowd、多国籍コングロマリット Larsen & ToubroのL&T Innovation FundからプレシリーズBラウンドを調達しました。 これらの企業は、既存のCYFIRMA投資家であるGoldman Sachs、Zodius Capital、およびZ3 Partnersに加わります。このラウンドの完了により、CYFIRMAはこれまでに約1,800万ドルを調達しました。

調達された資金は、インド、シンガポール、日本を含むアジア地域の既存市場の成長に加え、製品の革新、北米、欧州、中東地域の新規グローバル市場への参入に活用されます。また、新規市場への参入に向け、様々な職種での採用やブランド構築にも活用される予定です。

CYFIRMAのファウンダー兼CEOであるKumar Riteshは、次のように述べています。

「NTTファイナンスは、複雑なデジタル環境を保護するために単一の統合プラットフォームから提供される、セキュリティ態勢を飛躍的に向上させる技術を創造する、という当社のコミットメントに共感していただいています。日本において過去5年間事業を展開し、フォーチュン500社の多くのお客様にサービスを提供、サイバーインテリジェンスのリーディングカンパニーとしての評価を高めてきた当社は、現在世界的な成長を加速するポジションにあります。

私たちはイスラエルがサイバーセキュリティ市場で画期的な技術を提供する上で重要な役割を果たしていることを認識しています。OurCrowdはサイバーセキュリティにおけるイノベーションの最前線にあり、市場を創造し、業界で最も成功したスタートアップを生み出すことを支援してきたという豊かな歴史を持っています。彼らと提携することで、CYFIRMAは比類のない豊富な知識と経験から恩恵を受け、プラットフォームを進化させ続けることができます。」

「Larsen & Toubroは、最も先進的なテクノロジーおよびインフラストラクチャ企業の1つです。L&Tはエンジニアリング、産業、建設業界の深い専門知識を持ち、AI、5G、スマートビルディングなどのプラットフォームを含む革新的な製品とソリューションを提供することで知られています。彼らはCYFIRMAに戦略的な価値をもたらし、彼らの市場やセグメントへのリーチ、ドメインの専門知識を通じて、当社の事業成長を加速させるでしょう。今回の資金調達の成功は、当社のビジネスと技術戦略を検証するものであり、カテゴリーを定義する企業となるための理想的な立場に我々を導きます」と述べています。

今日、ますます巧妙化するサイバー攻撃を阻止するために、お客様企業は環境を深く洞察し、独自の外部脅威情勢をより理解する必要があります。CYFIRMAのクラウドネイティブかつ非侵入型のSaaSプラットフォームは、サイバーインテリジェンスを攻撃対象領域のディスカバリーとデジタルリスク保護と組み合わせることで、予測的でパーソナライズされた、必要なコンテキストを含む、ハッカー視点かつ複合的な洞察を1つのプラットフォームからお客様へ提供します。

NTTファイナンス株式会社 取締役 財務事業本部 グループファイナンス部長 橋本 誠一氏は次のように述べています。

『NTTファイナンスでは、革新的な技術を持ち、収益性の見込める有望なスタートアップ企業への支援に力を入れています。CYFIRMAのチームには、技術力とビジネスの双方に将来性を感じています。またサイバーリスクに取り組む彼らのユニークなアプローチは、世界中の多くの組織をサポートできる可能性を持っていると考えています。私たちは、CYFIRMAと提携できたこと、また彼らの成長をサポートできることをうれしく思います。』

今回の資金調達について、OurCrowdのシニアインベストメントパートナーであるEli Nir氏は次のように述べています。

「OurCrowdでは、限界を超え、すべての人にとってより良い未来への道を切り開く、エキサイティングなスタートアップ企業を常に探索しています。私たちは、困難な問題を解決するソリューションに投資することを信条としており、CYFIRMAはこのミッションに揺るぎないコミットメントを示してきました。私たちは、CYFIRMAのチームがサイバーセキュリティの分野に革命を起こす才能とビジョンを持っていると確信しており、彼らの目標達成のために私たちのサポート、リソース、そして資金を提供することを切望しています。このエキサイティングな旅に参加できることを嬉しく思います。 今後数年間、彼らの成長と成功に貢献できることを楽しみにしています。」

L&TのCFO兼常勤取締役であるR Shankar Raman氏は、今回の資金調達について次のように述べています。

「L&Tでは、テクノロジーを活用して、さまざまな業界がデジタル変革のジャーニーにおいて直面する差し迫った課題に取り組んでおり、サイバーセキュリティがその中で果たす役割は非常に大きいと認識しています。CYFIRMAには、企業が壊滅的な攻撃を受ける可能性を軽減し、デジタルイノベーションを促進するための支援を行ってきたという実績があります。これは、私たちのファンドが支援するべく設立された企業の好例と言えるでしょう。私たちは今、CYFIRMAのグローバル展開を加速させ、彼らのプラットフォームを世界中の企業に届けるためにここにいます。」

■CYFIRMAについて
CYFIRMAは外部脅威情勢管理プラットフォームを提供するセキュリティ企業です。当社はサイバーインテリジェンスと外部攻撃対象領域管理(EASM)、およびデジタルリスク保護を組み合わせることにより、予見的でパーソナライズされた、必要なコンテキストを含む、ハッカー視点の複合的なインサイトを提供しています。当社のクラウドベースのAIおよびMLを活用した分析プラットフォームは、外部のサイバー脅威情勢に対する深い洞察をハッカーの視点で提供することで、お客様が差し迫った攻撃に備えることを支援しています。CYFIRMAはシンガポールに本社を置き、日本、インド、米国、EUにオフィスを構えています。当社のお客様には、製造、金融サービス、小売、工業製品、天然資源、製薬業界におけるフォーチュン500企業や政府機関などが含まれます。

CYFIRMAホームページ: https://www.cyfirma.com/jp

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