日本MIT会のプレスリリース
マサチューセッツ工科大学(MIT)の日本における同窓会である日本MIT会(英語名:MIT Club of Japan)は、同大学の卒業生である植田和男(うえだ・かずお)氏が、日本銀行の新しい総裁に就任されたことを受け、次の祝辞を発表いたします。
植田氏は、1980年にマサチューセッツ工科大学にて経済学の博士号を取得されました。
MITは、あらゆる学部において優れた実績を誇っており、経済学分野においても例外ではありません。FRB(米連邦準備制度理事会)で議長を務め、2022年にノーベル経済学賞を受賞したベン・バーナンキ氏やECB(欧州中央銀行)前総裁のマリオ・ドラギ氏など、各国の中央銀行の総裁も輩出してきました。植田氏には、これらの分野で培った知識や人脈を活用し、日本経済のみならず世界経済を盛り上げていただきたいと考えます。
MITのミッションは、21世紀の世界に最も貢献できる科学、技術、およびその他の学術分野の知識を高め、これらについて学生を教育すること。そして、MITの卒業生会である、MIT Alumni Association(MITAA)のビジョンは「Engage and inspire the global MIT community to make a better world(より良い世界を実現するために、世界のMITコミュニティを巻き込み、鼓舞すること)」です。
当会もMITやMITAAのミッションやビジョンにならい、次の3つのミッションを掲げております。
1) More inclusive (より包括的な組織になること)
2) More informative(より積極的な情報発信を行っていくこと)
3) More inspiring(よりインスピレーションを与えられる存在になること)
これらのミッションを推し進めながら、微力ながらも植田氏と共に日本経済や文化の発展に貢献していきたいと考えます。
■日本MIT会とは (https://japan.alumclub.mit.edu/)
MITに在籍した学部卒業生に加え、大学院における修士、博士号の取得者、教職者、ショートプログラム参加者からなりたっている日本におけるMITの同窓会で、その会員数は2,000名を超え、米国に次ぐ大きな組織となっています。MITにおいてさまざまな経験をした人たちが交流を深め、MITとの繋がりを持ち続けながら社会に広く貢献することを目的とした組織です。ボランティア精神旺盛な理事、監事、評議員と事務局のメンバーで運営され、112年の歴史を有しています。