リアルテックホールディングス株式会社のプレスリリース
リアルテックホールディングス株式会社(所在地:東京都墨田区、代表:丸幸弘、永田暁彦、以下:「当社」)は、フィリピン政府系ファンドであるStartup Venture Fund(所在地:フィリピン、General Manager:Anton Mauricio、以下:「SVF」)の共同出資パートナーとして認定されたことをお知らせいたします。本パートナーシップは、フィリピン政府にとって初めての取り組みであり、当社は同時期に認定を受けた他4社のVCと共に、フィリピンのディープテックエコシステムの開拓・発展を目指して参ります。
↑認定式に参加したRTHD Singapore Directorの熊本(左から3人目)
当社は、2020年5月にグローバルファンド※を設立し、東南アジアに拠点を置くディープテックベンチャー10社以上に投資を行って参りました。各国の政府機関や事業会社と連携した支援を進める中、2021年にはシンガポール政府系ファンドであるSEEDs Capitalの共同出資パートナーに日本法人として初めて認定され、数多くの共同投資を実施しました。また、2023年にシンガポール子会社に2名の現地役員が就任し、東南アジア全域の投資実行および投資先支援を加速する体制を構築して参りました。
SVFは、フィリピンで2019年4月に成立したスタートアップ支援法「イノベーティブ・スタートアップ法(Innovative Startup Act)」に基づいて設立された貿易産業省(DTI)管轄ファンドです。フィリピンでは、2年連続でスタートアップへの総出資額が1B USDを超え、過去12年で27倍もの成長を遂げました。東南アジア全体の出資額におけるフィリピンベンチャーへの出資割合は、2020年に2%、2021年に5%、2022年には9%とプレゼンスを高めており、国内外の投資家からの注目が急激に高まっております。(参考:Philippine Venture Capital Report 2023)
本パートナーシップは官民一体となってフィリピンを代表するスタートアップの発掘・育成を行うことを目的に、今年初めて制定されました。当社は、本共同出資スキームを通してフィリピンのディープテックベンチャーへの投資活動を開始し、日本市場への進出支援を加速させて参ります。
※:正式名称:「リアルテックグローバルファンド1号投資事業組合」
■リアルテックファンドについて
地球や人類の課題解決に資する革新的テクノロジーを有するスタートアップ(リアルテックベンチャー)への投資育成を行うベンチャーキャピタルファンドです。国内外の政府・企業・自治体と密に連携し、技術の社会実装を最速・最大化させるためにフルハンズオンで支援を行っています。これまで200億円以上を運用し、国内外のスタートアップ80社以上に投資しています。 2021年には、ディープテック領域に投資するファンドとしては日本で初めてのインパクト投資ファンドを設立しました。