デジタルガレージ、中小事業者の手間なく迅速な資金調達を実現する「クイックマネー」を提供開始

株式会社デジタルガレージのプレスリリース

 株式会社デジタルガレージ(東証プライム 4819、本社:東京都渋谷区、代表取締役 兼 社長執行役員グループCEO:林 郁、以下:DG)は、中小事業者を対象に、急な出費や閑散期・繁忙期前の経費の支払いなどに活用できる資金調達サービス「クイックマネー*1」を提供開始します。

 中小事業者は、多様な資金調達の手段を持つ大企業と異なり、金融機関等から資金調達を行う際に、融資審査のための煩雑な手続きなどで労力と時間がかかり、突発的に資金が必要となった場合にも対応できないという課題がありました。

 昨今、煩雑な手続きと時間のかかる融資審査を簡素化し、スピーディに資金調達を行いたいという中小事業者・個人事業主向けの「オンラインレンディング」が注目を集め、海外では多数のサービスが提供されるなど市場規模と利用者数は年々拡大しています。

 DGは、これらの中小事業者の資金繰りや業務効率化といったニーズに応えるべく、オンライン上でかんたんに資金調達できるサービス「クイックマネー」を開発・提供することにしました。本サービスは、DGの子会社で決済事業を手がける株式会社DGフィナンシャルテクノロジー(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長共同COO:篠 寛)が提供する決済サービスの加盟店向けの招待制サービスです。DG Lab*2が独自に開発した「売上予測AIモデル*3」により、将来の加盟店売上(将来発生する予定の債権)を予測し、その一部をDGが買い取ります。通常の金融サービスとは異なり、原則、決算書などの追加の審査資料の提出が不要で、最短5営業日でスピーディかつ手間なく資金調達が可能です。また、売却した債権は、毎月の加盟店の決済売上から一定率(譲渡率)を差し引くことで精算されるので、事業の状況に応じた支払いが可能です。

■「クイックマネー」サービスサイト
 https://quickmoney.garage.co.jp/

 今後、DGは、クイックマネーの機能の拡充に留まらず、ECプラットフォームなどの中小加盟店を保有するサービス事業者との連携を図ってまいります。また、AI技術や多様なデータを活用し、クイックマネーに続く新規金融サービスの開発を推進していきます。

 DGグループは、日本の社会構造や産業構造が大きく変化する中で、日本のDXを牽引するべく、決済とデータを融合したグループ戦略「DGフィンテックシフト」を掲げ、DX・フィンテック領域の事業を展開しております。B2B向けフィンテック金融サービスの第一弾である、銀行振込の請求書をクレジットカード払いに切り替えることで実質的な支払い期日を繰延する「DGFT請求書カード払い*4」や「クイックマネー」の提供による資金繰りや事業効率の改善を通じて、中小事業者の成長を支援していきます。

*1: 「クイックマネー」は、株式会社DGフィナンシャルテクノロジーが提供する決済サービスの加盟店が、利用実績等に応じて利用できる招待制サービスです。
*2: 新たな事業を生み出すことを目的に、株式会社デジタルガレージ、株式会社カカクコム、KDDI株式会社の3社が運営するオープンイノベーション型の研究組織。
*3: さまざまな加盟店の売上推移を広く学習することで、加盟店各社の将来売上の予測を可能とするAIモデル。今後は、小売店のPOSデータやECサービスの注文データなどに対しても汎用的に活用可能なモデルとして拡張していく予定。
*4: 参照リリース「デジタルガレージ、JCBとB2B向け決済サービスを開始〜「DGFT請求書カード払い」で、中小事業者の資金繰りと業務効率化を支援〜」(https://www.garage.co.jp/ja/pr/release/2022/11/20221110/)(2022年11月10日)

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