東京都立大学ファイナンス・シンポジウム 『分散型金融の台頭』の開催

東京都公立大学法人のプレスリリース

 東京都立大学大学院経営学研究科金融工学研究センターは、「東京都立大学ファイナンス・シンポジウム『分散型金融の台頭』」を開催します。
 近年、公開ブロックチェーン上に構築された金融システムである分散型金融 (DeFi, Decentralized Finance) を使った金融取引が目覚ましいスピードでその取引量を増やしています。分散型金融は銀行等の中央集権的な中間業者が存在しないため、透明性が高い取引が可能であるなどさまざまな便益をもたらす一方で、規制方法やハッキング対策など多くの課題があることも事実です。
 本シンポジウムでは、この新技術の現状とこれからを、実務面と学術面の両方から専門家の方々にご講演いただきます。
 
1 開催概要
(1)開催日時   令和5年1月23日(月)13:30~17:10
(2)開催会場   東京都立大学 丸の内サテライトキャンパス
(東京都千代田区丸の内1-4-1 丸の内永楽ビルディング18階)
※オンライン同時配信(Zoom)
(3)参加費・申込    参加費無料・webフォームにて事前申込
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSda-2PPqV8K4vk4kM6TqC1x9-0rdmXv1Ldrq9f8Ti0imAMlrg/viewform
※丸の内サテライトキャンパスにて参加の場合、定員になり次第締め切らせてい
ただく場合がございます。
(4)申込期限   令和5年1月21日(土)
(5)主  催   東京都立大学大学院 経営学研究科 金融工学研究センター
(6)後  援   東京都
 
2 プログラム
講   演 ①   金融における「集中」と「分散」 ―歴史、法、経済の視点から―
山岡 浩巳(フューチャー株式会社 取締役、フューチャー経済・金融研究所 所長)
 
講   演 ②   DeFi運用の現状と可能性
久場 健太郎(SBI VCトレード株式会社 取締役、暗号資産トレーディング部門統括)  
 
講   演 ③    DeFiの理論的定式化と課題
小河 愛美(日本経済新聞社 記者、東京都立大学大学院経営学研究科経営学専攻
博士前期(修士)課程ファイナンスプログラム 学生)  
竹原 浩太(東京都立大学大学院経営学研究科経営学専攻ファイナンスプログラム 准教授)
 
講   演 ④   DeFiとCeFiが共存する世界をどう捉えるか
青柳 潤(香港科技大学ビジネススクールファイナンス学科 Assistant Professor、
東京大学経済学研究科デジタルエコノミー 客員研究員) 
 
3 金融工学研究センターについて
 金融工学研究センターは、東京都立大学大学院経営学研究科経営学専攻のファイナンスプログラムの開講に合わせ、金融ビジネスの中心地である丸の内サテライトキャンパスに設置されました。
 高度な金融実務の実践的課題を解決するために最先端の研究を行っており、国内の金融機関や金融監督官庁に勤務する実務家、大学・研究機関の研究者だけでなく、海外の第一線で活躍する研究者とも連携し、グローバルな研究拠点を形成しています。国際ワークショップや公開シンポジウムなども開催し、研究成果を社会に還元しています。
 
4 ファイナンスプログラムについて
 東京都立大学大学院経営学研究科経営学専攻は、東京都の成長戦略の一環として、グローバルに活躍できる高度金融専門人材を養成するために修士(ファイナンス、Master of Finance)プログラムを開設しています。金融機関の方々にとって利便性の高い丸の内のサテライトキャンパスで、平日夜間と土曜日に開講しています。
 東京都は令和3年3月に「『未来の東京』戦略」を策定し、この戦略を推進するプロジェクトの一つとして「『国際金融都市・東京』実現プロジェクト」が掲げられています。東京都立大学においては、ファイナンスプログラム等を展開し、「国際金融都市・東京」の持続的・中長期的な成長の担い手となる人材を育成・輩出していくことが求められています。
 入学試験等の詳しい情報は、東京都立大学大学院経営学研究科ウェブサイトをご覧ください。(https://www.biz.tmu.ac.jp/examinee/entrance/)。