ちゅうぎんインフィニティファンド2号による株式会社FISTBUMPに対する投資決定について

株式会社中国銀行のプレスリリース

ちゅうぎんキャピタルパートナーズ(岡山市北区丸の内一丁目15番20号ちゅうぎん本店ビル9階 代表取締役 小橋 栄紀)は、スタートアップ企業を出資対象とする「ちゅうぎんインフィニティファンド2号」により、株式会社FISTBUMP(以下、「当社」)の第三者割当増資を引受けましたことを、お知らせいたします。

 

 

当社は、法律事務所専用の事件管理ツール「Cloud Balance(クラウドバランス)」を開発・運営するスタートアップです。
法律事務所の内部で日常的に発生するインナーコミュニケーションは、弁護士、パラリーガルを含む事務員、クライアント(事件の当事者)等複数の関係者間で複雑かつ頻繁に行われており、非効率業務の発生や弁護士・事務員の長時間労働を招いています。
「Cloud Balance」は、従来アナログでおこなわれてきた「利益相反チェック」「事件・クライアント管理」「対応履歴の参照」等のデータベースをクラウド上で一元管理します。さらに案件の進捗管理、チャットによるリアルタイムの情報共有等の機能を備えることで、法律事務所の業務効率化、事件対応期間の短縮、対応品質の向上に貢献しています。
法律事務所向けにサービスを展開する地方では数少ないスタートアップとして、今後はリーガルテック※と呼ばれる大きな市場に向けて、さらなる展開が期待されます。
引続き中国銀行グループでは、革新的なアイデアやビジネスモデルを有するスタートアップとの連携を通じて、地域社会の更なる発展に向け活動してまいります。

※リーガルテック・・・法律(リーガル)と技術(テクノロジー)を掛け合わせた造語。法律関連分野にIT技術を導入することで業務効率化等の目的を達成させるシステム。

1.投資案件の概要

 

投資先名(本社所在地) 株式会社FISTBUMP(香川県高松市)
代表者 河本 尚彦
設立日 平成28年8月
事業内容 法律事務所専用の事件管理ツール『Cloud Balance』の開発・運営
当社HP https://fistbump.co.jp/

 

【株式会社FISTBUMP 代表取締役 河本尚彦氏からのコメント】
この度、中国銀行ならびにちゅうぎんキャピタルパートナーズよりご縁を頂き、ちゅうぎんキャピタルパートナーズ様が運営する『ちゅうぎんインフィニティファンド』から出資いただきました。地域社会の基盤のひとつであり、生活やビジネスに欠かすことができない法律ですが、その法律を支えている法律業界は、電子化の波が押し寄せており、大きく変化しています。紙文化であった仕事のやり方に大きな変化を加える必要があります。民事裁判のIT化においては、争点整理手続におけるWeb会議の利用など、IT化が加速していっており、紙からデジタルにシフトしていっております。クラウドバランスでは、法律事務所内のIT化、デジタルトランスフォーメーション (変革)を支援することで、迅速かつ効率的で、セキュリティ面に十分配慮した、法律事務所で働く皆様にとってより働きやすい環境の実現に貢献していきます。法律業界を通じて、司法過疎地の課題や地域での法務サービスの供給に役立ちたいと考えております。

2.「ちゅうぎんインフィニティファンド2号」の概要

名称 ちゅうぎんインフィニティファンド2号投資事業有限責任組合
運営会社 ちゅうぎんキャピタルパートナーズ
出資者 中国銀行、ちゅうぎんキャピタルパートナーズ(総額10億円)
投資対象 革新的な事業により成長が期待される未上場企業
株式上場が期待される未上場企業
存続期間 約10年(令和14年12月31日まで)

■ファンドイメージ