三菱UFJキャピタル株式会社のプレスリリース
- 自家鼻腔粘膜上皮細胞シートを用いた再生医療治療
ReeNTは、東京慈恵会医科大学において20年以上の研究開発の末に生み出された“自家鼻腔粘膜上皮細胞シート”をヒトへ移植する世界発の医療の実用化を進めています。第一に目指す適応症は、再発リスクが高く根本治療が望まれる真珠腫性中耳炎で、東京慈恵会医科大学が2021年より医師主導型治験を実施していますが、それを引き継ぐ形で製造承認申請を目指します。さらに、癒着性中耳炎および副鼻腔炎等の耳鼻咽喉科領域における適応拡大を目指しており、平行して海外展開によりさらなる事業拡大を推進していきます。
- 出資背景
耳鼻咽喉科領域の治療・診療で世界的に高く評価されている東京慈恵会医科大学にて、長らく研究された技術の実用化を目指すReeNTに、大きな可能性と期待を感じ投資しました。同社のさらなる発展の為、MUCAPライフサイエンス部の知見を活かしながら、MUFGグループ各社との連携を通じ、同社を伴走支援していきます。
【株式会社 ReeNT 概要】
会社名:株式会社 ReeNT
所在地:東京都港区西新橋三丁目25番8号
代表者:森野 常太郎
事業内容:耳鼻科領域における再生医療治療の開発
URL:https://reent.co.jp
【三菱UFJキャピタル株式会社について】
三菱UFJキャピタルは、1974年に設立以来、三菱UFJフィナンシャル・グループのベンチャーキャピタルとして業界をリードするノウハウを提供し、幅広い業種に対する投資を行っています。IPOを実現されたお客さまは、幅広い業種にわたり約900社と、業界トップクラスの実績を有しています。
ライフサイエンス分野においては、2009年のライフサイエンス室発足後、国内外のバイオベンチャーへの資金提供、経営支援を本格的に開始し、2017年にはライフサイエンス部を創設するとともに、当社初となる業種特化ファンドとして、三菱UFJライフサイエンス1号投資事業有限責任組合(100億円)を組成しました。2019年2月には三菱UFJライフサイエンス2号投資事業有限責任組合(100億円)を組成、2020年6月には新型コロナ感染症対策を含む、創薬・再生医療等を担うベンチャー企業を支援するMUFGメディカルファンド(100億円)を組成し、バイオベンチャー投資にとどまらず、アカデミア創薬、製薬会社のカーブアウト案件、製薬会社の開発プロジェクトへの投資、医療機器関連にも注力しています。
◆会社概要
会社名:三菱UFJキャピタル株式会社
所在地:東京都中央区日本橋2丁目3番4号 日本橋プラザビル7F
代表者:代表取締役社長 坂本 信介
設 立:1974年8月1日
URL:https://www.mucap.co.jp/
◆MUFGメディカルファンド(正式名称:三菱UFJライフサイエンス3号投資事業有限責任組合)について
投資対象:
-医薬品(創薬型・創薬基盤技術特化型) ※ 製薬会社起点や国内アカデミア創薬への投資活動に注力
-再生医療製品
-医療機器等
-診断薬・診断機器
無限責任組合員:三菱UFJキャピタル株式会社
出資者:株式会社三菱UFJ銀行、三菱UFJキャピタル株式会社
設 立:2020年6月22日
ファンド総額:100億円