「投資の始め方」に関する意識調査~未経験者の9割は「学びの指針」を求めていつまでも足踏み状態。経験者の6割は、気になる銘柄で「サクッと実践」~

SMBC日興証券株式会社のプレスリリース

SMBC日興証券株式会社は、投資情報メディア「FROGGY(フロッギー)」(https://froggy.smbcnikko.co.jp/)を調査主体として、「投資の始め方に関する意識調査」を実施いたしましたので、その結果をご報告いたします。この調査は、投資未経験者層と投資デビュー層(直近2年以内に株式投資を始めた層)計1,036名を対象にしたものです。

今回の調査主体となった投資情報メディア「FROGGY(フロッギー)」は、2019年2月中旬より、株式の取引機能を新たに実装することで、「記事からそのまま株が買える取引サービス」へと進化いたします。今回は、新たな投資体験を提供していく「FROGGY(フロッギー)」の第一歩として、「投資を始めた人と始められてない人の実態」を調査いたしました。

調査結果ダイジェスト
【1】人生100年時代、8割以上の人が「お金に対する不安」を抱え、ほぼ全員が、その対策として「複数の収入源を持っておきたい」 と回答。投資に対する関心も非常に高い反面、8割が「投資にハードルを感じる」と回答

  • 82.0%の人が、現在の貯蓄ペースに不安を感じている
  • 95.8%の人が、仕事以外の「副収入の必要性を実感」している
  • 88.6%の人が「投資を経験することは重要」だと認識している
  • 3人に2人(66.0%)は、投資をしている人に「憧れを感じる」
  • 76.2%の人が株式投資に「ハードルを感じている」

【2】投資デビューを妨げるハードルは「損失への恐怖」ではなく「知識不足による不安」
投資未経験者の7割を占める「まず勉強」派は、「何を学ぶべきか」につまずき、「学びの指針」を求めて、いつまでも投資を実践できない傾向あり  

  • 投資デビューできない理由は、「損しそう」 よりも「わからない」が上位
  • 91.1%の人が「株式投資は専門的な知識を持って取り組むもの」と考えている
  • 73.0%の人が「株式投資の基礎を勉強してから実践したい」と考えている
  • 同時に90.9%の人が、知識を身に付けたくても「何を学ぶべきかわからない」

【3】実際に投資デビューを果たした6割以上は「まず実践」から投資をスタート
「気になる銘柄から思い切って」始めた投資でも、「継続意向」は9割超に

  • ​​投資デビュー層の64.1%は、「まず口座開設」して購入してみた人たち
  • 同じく62.2%の人は「気になる銘柄を思い切って購入」している
  • 結果、78.0%の人が「投資家になったことに満足」
  • 90.9%が「投資を続けたい」と回答
  • 投資家になることで86.6%が「世の中の動きや様々な会社に興味をもつようになった」

【4】先輩投資家もプロ投資家も、投資デビューには「好きな銘柄選び」をオススメ
投資未経験者も約9割が「応援投資」には興味あり

  • 先輩投資家からのアドバイスの第1位は「自分の好きな会社の株を買うべし」
  • 億超え投資家たちも「好きな銘柄からの投資デビューは前にも後にもメリットあり」とコメント
  • 未経験者の61.8%は、「専門家や先輩投資家のレコメンド」を信頼する
  • 未経験者の88.6%が「好きな企業を応援するために株を買う」ことに興味あり

※ 本調査の結果を引用する際は、<投資情報メディア「FROGGY(フロッギー)」調べ>とご記載いただきますよう、お願いいたします。

新しくなる「FROGGY(フロッギー)」について

「投資情報メディア」から「株取引サービス」への進化
「FROGGY(フロッギー)」は、2019年2月中旬より、新たに個別株の取引機能を実装し、「記事からそのまま株が買える取引サービス」へと進化いたします。

これは、2年以上のメディア運営で得た知見、投資未経験者層を対象にしたアンケート結果、50名以上の億超え投資家・上場企業の社長・様々な領域で活躍されるお金のプロの方々との対話を踏まえて、サービスとして目指してきた初の大型アップデートが実現したものとなります。

「学びながら好きな銘柄と出会い、記事からそのまま買う」という新しい投資体験
新しい「FROGGY(フロッギー)」が目指すのは「学びながら株が買える」という新たな投資体験の提供です。投資に関する記事を読むことで様々な知識を身につけながら「自分の気になる銘柄と自然に出会う」ことができ、記事からすぐ株を買うことで「実践を通じて投資家として成長していく」学びと実践の両立が可能になります。SMBC日興証券は、日本を代表する証券会社として、「投資に関する情報提供のあり方」や「新たな銘柄との出会い方」に、イノベーションを起こそうと考えています。

ユーザーフレンドリーな取引体系の実現
このビジョンを支える取引体系(手数料や購入方式など)についても、ユーザーのみなさまの声を聞きながら開発を進めております。詳細は、サービス開始日にお知らせいたします。

新しくなる「FROGGY(フロッギー)」は、「株式投資の本質を見直し、投資によってよりよい未来を創造していこう」という意図を込めて当社が掲げている「DISCOVER GOOD COMPANY」のビジョンを体現したサービスとなります。大きく進化を遂げる「FROGGY(フロッギー)」に、どうぞご期待ください。

当社は、「いっしょに、明日のこと。」をブランドスローガンに、今後も引き続きお客さまを中心に考え、より高い価値を提供し、信頼と安心をお届けしていきます。

 [詳細資料1]  調査結果レポート
<お金や投資に対する意識>
【1】人生100年時代、8割以上の人が「お金に対する不安」を抱え、
ほぼ全員が、その対策として「複数の収入源を持っておきたい」 と回答
投資に対する関心も非常に高い反面、8割が「投資にハードルを感じる」と回答

​20-40代の投資未経験者(n=827)に「自分の貯蓄ペースに対する不安」を尋ねたところ、82.0%の人が「いまの自分の貯蓄ペースだと、将来お金に困るかもしれない」と回答。年代が高まるにつれてその割合は増加する傾向にあり、人生100年時代、将来の資産に関する不安が根強いことが分かります。そういった背景もあり「仕事で稼ぐお金以外の副収入があった方がいいと思う」という質問には、95%を超える人(95.8%)が「そう思う」と答える結果となりました。

そんな中、資産形成の一つの選択肢である「投資」については、88.6%の人が「学んだり、経験したりすることは重要だ」と回答。投資をしている人に「憧れを感じる」と答えた人も66.0%存在している一方で、76.2%の人が「株式投資に対してハードルの高さを感じている」と回答するなど、「投資」という行動に対しては心理的な距離があることが伺えます。
 

<投資デビューのハードル>
【2】投資デビューを妨げるハードルは「損失への恐怖」ではなく「知識不足による不安」
投資未経験者の7割を占める「まず勉強」派は、「何を学ぶべきか」につまずき、
「学びの指針」を求めて、いつまでも投資を実践できない傾向あり

本調査では、20-40代の投資未経験者(n=827)が「投資を始められない理由」についても聴取しております。トップになった「資金が不足している」(59.3%)に続いたのは、「どのように始めたらいいか分からない」(58.3%)、「勉強の仕方が分からない」(55.0%)で、「わからないことへの恐怖」が「結局、損をしそう(51.1%)」というイメージを上回る結果になりました。

また、91.1%が「株式投資は専門的な知識を持ってやるもの」と答え、90.9%が「知識を身につけたいが、何を学ぶべきかわからない」と答えており、未経験者にとって「学びのハードル」が非常に高いことが分かります。結果として、「株式投資は学んでからやるもの」と回答している73.0%のユーザーは、投資を始めるための「学びの指針」を求め、いつまでも投資を始められない状況にあることが伺えます。
 

<投資デビューのリアル>
【3】実際に投資デビューを果たした6割以上は「まず実践」から投資をスタート
「気になる銘柄から思い切って」始めた投資でも、「継続意向」は9割超に

【2】で示された「学びのハードル」の打破は、FROGGY(フロッギー)が、投資情報メディアとして2年以上に渡って取り組んできたテーマです。今回、そのFROGGY(フロッギー)に取引機能を実装するに当たって、直近2年以内に株式投資を始めた投資デビュー層(n=209)に、「株式投資を始めたときのきっかけや考え方」についても調査を実施しました。

 証券口座を開設したタイミングについては、「まずは口座開設をしてみた」と回答した人が64.1%となり、「買いたい商品があって口座開設した」(35.9%)の約2倍のスコアとなりました。同じく、取引については、「気になる銘柄をなんとなく購入した」が62.2%となり、「銘柄研究をしっかり行ってから購入した」(37.8%)を大きく上回りました。この層の過半数が「投資は学びながら実践するもの」とも回答しており、「気になった銘柄で思い切って投資を実践してみる」という「実践重視で投資デビュー」した様子が伺えます。

更に、この層の「投資家になった満足度」は78.0%となっており、90.9%の人が「これからも投資を続けたい」と回答するなど、投資を始めたことに総じて満足していることが分かります。

また、「投資家になってよかったこと」という設問では、「経済や世の中の動きに興味を持つようになった」(88.0%)、「世の中の動きや未来予測に関心を持つようになった」(85.2%)のスコアが高く、実践をしながら学びを得て、投資家として成長していっていることも分かります。
 

これは、【2】で示された、未経験者にありがちな「株式投資は専門的な知識を学んでからはじめるもの」という考えとは正反対であることが分かります。この結果から、未経験者の投資デビューを阻んでいるのは「学びのハードル」だけでなく、その先にある「実践のハードル(実践に思い切って踏み出すタイミングがないこと)」にもあるとFROGGY(フロッギー)は考えました。

<「実践のハードル」を超えるには>
【4】先輩投資家も億超え投資家も、投資デビューには「好きな銘柄選び」をオススメ
投資未経験者も約9割が「応援投資」には興味あり

このパートでは、投資未経験者(n=827)がどのような「学びの指針」を必要とし、どのように「実践のハードル」を乗り越えていくべきか、ということについての調査データをまとめています。まず、直近2年以内に株式投資を始めた投資デビュー層(n=209)へと「株式投資を始めていない人へのアドバイスとしてふさわしいもの」を聴取した結果、一番多かった回答は、「自分の好きな会社や、よく知っている会社の株を買ってみるといいよ」(41.6%)というものでした。
 

 

こうした「投資の始め方」について、これまでFROGGY(フロッギー)に登場した億超え投資家たちにも、特別アンケートを実施したところ、リアルな投資家の目線からみても、「好きな会社の銘柄」からの投資デビューには様々なメリットがあることがわかりました。以下に実際のコメントを紹介します。​

億超え投資家たちからのコメント

 

  • 気になる会社をまず買って、投資を始める。それが、あなたが投資家目線に変わっていく第一歩です。好きな銘柄なら買ったあとも、自然と情報をキャッチできますし、細かな事が目に付きます。好きな銘柄だと、その銘柄の「保有握力」が増すはずです。(www9945さん)

 

  • 投資をする際の大前提は、その会社を出来る限り理解してから投資するということですが、好きな会社であれば、ある程度は理解しているわけですし、楽しみながら調べられると思います。好きな会社のことを理解もしていれば、目先の株価が上下しても狼狽する可能性は少なくなるので、じっくりと長期投資もしやすくなります。会社やビジネスの小さな変化にも気付きやすいので、業績の変化も他の人より予想しやすくなるなど、メリットが多くあります。(アイルさん)

 

  • 少額でも株を買えば、投資の勉強が楽しくなります。好きな会社なら、調査分析も楽しくできますし、もし、失敗したとしても、その経験を教訓にして成長していけばいいのです。まずは「投資家になってみる」ことが、あなたの成長スピードを加速させます。(DAIBOUCHOUさん)

さらに、投資未経験者(n=827)の73.9%は、実際に誰かに「銘柄をオススメして欲しい」と回答。また「誰のオススメが信頼できるか」という設問では、61.8%が「専門家・先輩投資家」を支持する結果となったことから、投資未経験者は「実践の壁」を越えるための一歩として、先輩投資家のリアルな意見やアドバイスを参考に、なるべく不安を取り除きたいと感じていることがわかりました。

一方、先輩投資家がオススメする「好きな銘柄購入」をきっかけとした投資デビューについて、投資未経験者は、88.6%が「好きな企業やブランドを応援するために株式を購入すること」について、「やったことはないが興味はある」と回答。「好きな銘柄を応援する目的から投資を実践してみる」という行動には、一定のポテンシャルがあることが示唆されています。
 

以上が調査結果のレポートです。

 今回示されたのは、「株式投資に興味があるけれどハードルを感じて踏み出せないユーザー」の存在、損への恐怖ではなく何を学んでいいのかわからないという「学びの指針」がないために、まずは実践しようというタイミングが掴めない「実践のハードル」の存在でした。また、それを解決するひとつの手段として、「先輩投資家のアドバイスを聞きながら、知っている銘柄・好きな銘柄で思い切って投資デビューし、実際の取引銘柄を売買しながら投資について学び成長していく」という投資スタイルが示唆されました。

取引サービスとして進化する「FROGGY(フロッギー)」は、「学びのハードル」と「実践のハードル」を下げながら、様々な投資家の手法を参考に「好きな銘柄と出会い、投資をする」という投資スタイルを提案し、お客様視点で投資の価値向上を目指してまいります。

調査概要
【調査対象者】 1036 名、20−49歳男女
 ・投資未経験者層 n=827

  (事前調査における「投資未経験層」の出現率に基づき、性年代別の人口構成比に合わせて割付)
 ・2年以内に株式投資を始めた層(投資デビュー層)n=209

  (事前調査における「2年以内に株式投資を始めた層」の出現率に基づき、性年代別の人口構成比に合わせて割付)
【調査期間】2018年12月05日(水) ~ 2018年12月07日(金)
【調査エリア】全国
【調査方法】インターネットリサーチ

[詳細資料2]  これまでの「FROGGY(フロッギー)」について
投資情報メディアとしてのFROGGY(フロッギー)

「FROGGY(フロッギー)」は、2016 年 11 月 1 日に「お金や投資のことについて前向きに考えるサポートとなる情報を発信することで、日本をもっと元気にしていきたい」という想いのもと、立ち上げた投資情報メディアです。

身近で興味を持ちやすいテーマでお金や投資に関する情報を紐解くことで、初心者から上級者まで多くの方に読んでいただきやすい情報コンテンツを提供してきました。

これまでに650本以上の投資情報コンテンツを掲載しており、累計200万人が来訪、Facebookのフォロワー数は5.4万人を超えるなど、業界トップクラスのオウンドメディアに成長しました。

取引サービスにリニューアルする経緯
「FROGGY(フロッギー)」は、2019年2月中旬より、「記事からそのまま株を買える取引サービス」へと進化いたします。

これは、2年以上のメディア運営で得た知見、投資未経験者層を対象にしたアンケート結果、50名以上の億超え投資家・上場企業の社長・様々な領域で活躍されるお金のプロの方々との対話を踏まえて、サービスとして目指してきた初の大型アップデートが実現したものとなります。

取引サービスとなった「FROGGY(フロッギー)」が目指すのは「学びながら株が買える」「自分の気になる銘柄と自然に出会える」という新しい株式投資のプロセスです。

このビジョンを支える取引体系(手数料や購入方式など)についても、新しい挑戦を実現するべく、ユーザーのみなさまの声を聞きながら整備を進めております。