細胞治療など先端研究の実用化を目指すセルアクシア株式会社に追加出資

三菱UFJキャピタル株式会社のプレスリリース

三菱UFJキャピタル株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長 坂本 信介)は、同社が運営するファンド(三菱UFJライフサイエンス1号投資事業有限責任組合)より、難病、希少疾病に対する新しい治療法を提供するセルアクシア株式会社に対し、追加出資をしたことをお知らせいたします。

  • セルアクシアが開発する治療薬について

セルアクシアは従来の治療法では治せなかった難治性疾患に対して画期的な有効性を示す新規細胞治療薬の実用化を目指しており、現在、複数の有望な新技術に基づくプロジェクトを進めています。
一つ目の開発パイプラインE-MNC(CA-702)は、2021 年6 月に難病である自己免疫疾患の一つシェーグレン症候群を対象疾患とした治験計画書等を厚生労働省に提出(治験届)し、現在5 つの大学病院と連携してPhase2 企業治験を進めています。
 

  • 出資背景

セルアクシアは、これまでの治療法では治せない疾患に対し、卓越した研究や先端技術を活用することで優れた治療効果と安全性を持つ新規治療薬を創製し、単に治療するだけでなく、高いQOLを回復させる革新的な治療法の開発を目指す企業です。弊社は同社設立翌年の2018年より支援を開始し、これまでに複数回の追加出資を行っております。この間、同社は着実に第一パイプラインであるE-MNCの非臨床試験を実施、細胞製造技術を確立して企業主導でのPhase2試験を開始するとともに、後続パイプラインである「ダイレクトコンバージョンプロジェクト」の研究開発を進めてまいりました。
私たちはセルアクシアの開発する新たな治療法の技術コンセプトを高く評価し、Phase2試験が始まるこの時期にさらなる支援を行うことによって、難病に苦しむ患者さんのお手元に一日も早く届けられることを願い、今回の追加出資を決定いたしました。

セルアクシア 概要
【会社名】 セルアクシア株式会社
【所在地】 東京都中央区日本橋堀留町1-10-9 ログズ日本橋堀留ビル 6階
【代表者】 代表取締役社長 関 誠
【設   立】 2017年
【事業内容】新医薬品、再生医療等製品の研究開発と製造販売
【U R L】  https://www.cellaxia.co.jp/

三菱UFJキャピタル株式会社について

三菱UFJキャピタルは、1974年に設立以来、三菱UFJフィナンシャル・グループのベンチャーキャピタルとして業界をリードするノウハウを提供し、幅広い業種に対する投資を行っています。IPOを実現されたお客さまは、幅広い業種にわたり約900社と、業界トップクラスの実績を有しています。

ライフサイエンス分野においては、2009年のライフサイエンス室発足後、国内外のバイオベンチャーへの資金提供、経営支援を本格的に開始し、2017年にはライフサイエンス部を創設するとともに、当社初となる業種特化ファンドとして、三菱UFJライフサイエンス1号投資事業有限責任組合(100億円)を組成しました。2019年2月には三菱UFJライフサイエンス2号投資事業有限責任組合(100億円)を組成、2020年6月には新型コロナ感染症対策を含む、創薬・再生医療等を担うベンチャー企業を支援するMUFGメディカルファンド(100億円)を組成し、バイオベンチャー投資にとどまらず、アカデミア創薬、製薬会社のカーブアウト案件、製薬会社の開発プロジェクトへの投資、医療機器関連にも注力しています。

会社概要
【会社名】 三菱UFJキャピタル株式会社
【所在地】 東京都中央区日本橋2丁目3番4号 日本橋プラザビル7F
【代表者】 代表取締役社長 坂本 信介
【設 立】 1974年8月1日
【U R L】  https://www.mucap.co.jp/

三菱UFJライフサイエンス1号投資事業有限責任組合について
【投資対象】
   -医薬品(創薬型・創薬基盤技術特化型)※製薬会社起点や国内アカデミア創薬への投資活動に注力
   -再生医療製品
   -医療機器等
   -診断薬・診断機器
【無限責任組合員】 三菱UFJキャピタル株式会社
【出資者】 株式会社三菱UFJ銀行、三菱UFJキャピタル株式会社
【設 立】 2017年2月20日
【ファンド総額】 100億円