全国13労働金庫の2021年度決算概況について

ろうきんのプレスリリース

全国13労働金庫の2021年度(令和3年度)決算概況をとりまとめましたので、下記のとおりお知らせいたします(以下の計数は特に断りのない限り、全国13労働金庫の合計値・平均値です)。

 

 

概要

2021年度の当期純利益は前年度比23億円増加(7.85%増)して317億円となりました(以下、増減は前年度または前年度末との比較)。

預金(譲渡性預金を含む)は7,212億円増加(3.29%増)して22兆6,238億円、貸出金は3,816億円増加(2.60%増)して15兆190億円となりました。

自己資本比率は0.06ポイント低下して9.58%となりました。

(注1) 会計年度:2021年4月1日~2022年3月31日、計数は単体ベースのものです。

(注2) 本文中の各表は添付資料をご参照ください。

 

1.損益の状況 (表1)

資金運用収益は貸出金利息の減少、預け金利息の減少等により9億円減少(0.37%減)となりました。資金調達費用は預金利息の減少等により9億円減少(10.27%減)となりました。

経費は、長期期待運用収益率の上昇による退職給付費用の減少、労働金庫業態の共同オンライン・システムに係る運営費の減少等により、25億円減少(1.49%減)となりました。

業務純益は25億円増加(6.05%増)して442億円となりました。

 

 

2.預金の状況 (表2)

預金残高(譲渡性預金を含む。以下同じ。)は7,212億円増加(3.29%増)して22兆6,238億円となりました。

流動性預金は5,822億円増加(7.98%増)して7兆8,778億円、定期性預金(譲渡性預金を含む)は1,390億円増加(0.95%増)して14兆7,460億円となりました。

 

3.貸出金の状況 (表2)

貸出金残高は3,816億円増加(2.60%増)して15兆190億円となりました。

預貸率(期末)は預金(分母)の増加が貸出金(分子)の増加を上回ったため、0.44ポイント低下して66.38%となりました。

 

4.労働金庫法及び金融再生法に基づく開示債権の状況 (表3)

2022年3月末における労働金庫法及び金融再生法に基づく不良債権額(貸出金以外の与信も対象)(注)は4億円増加(0.55%増)して846億円となりました。

与信総額に占める割合は0.01ポイント低下して0.56%となりました。

(注)破産更生債権及びこれらに準ずる債権、危険債権、要管理債権(三月以上延滞債権及び貸出条件緩和債権)の合計額

 

5.主要利回等 (表4)

貸出金利回は0.04ポイント低下して1.26%、預金利回は0.01ポイント低下して0.03%となりました。

預金貸出金利鞘(貸出金利回-(預金利回+経費率))は0.01ポイント拡大して0.50%となりました。

総資金利鞘(資金運用利回と資金調達原価率との差)は前年度と変わらず0.24%となりました。

 

以上

 

 

 

【添付資料】全国13労働金庫の2021年度決算概況表