三井住友ファイナンス&リース株式会社のプレスリリース
三井住友ファイナンス&リース株式会社(代表取締役社長:橘 正喜、以下「SMFL」)は、広範囲の物件を対象として、お客さまのサステナビリティへの取り組みに対する目標の達成度に応じてリース料が変動するリース「サステナビリティ・リンク・リース(以下「SLL」)」の取り扱いを開始したことをお知らせします。この度第一弾として、ダイヤモンド電機株式会社(代表取締役社長:小野 有理、以下「ダイヤモンド電機」)とSLLの契約を締結しました。
今般のダイヤモンド電機との契約においては、持株会社であるダイヤモンドエレクトリックホールディングス株式会社のグループ会社全体で(1)事業活動に伴うCO2排出量(原単位)の削減、(2)CO2削減に寄与する自社製品の販売目標に連動したCO2削減貢献量、の2つの指標をSPTsとして設定し、事業活動を通じて脱炭素の実現に貢献するものとなります。
SMFLは、これまで船舶を対象に、CO2排出削減量をSPTsとするポセイドン原則※2に連動したSLLを展開しておりましたが、今般、サステナビリティへの取り組みによる企業価値向上・持続可能な社会の実現を目指すお客さまを幅広く支援するために、対象物件を拡充するものです。
SMFLは、経営理念・経営方針等を示す「SMFL Way」のOur Vision(私たちの目指す姿)の一つとして「SDGs経営で未来に選ばれる企業」を掲げています。また、「環境」「次世代」「コミュニティ」「働きがい」の4つを重点課題に設定し、全社活動としてSDGsに取り組んでいます。これからもSDGs達成への貢献を支援するさまざまなサービスを提供することで、持続可能な社会の実現に貢献していきます。
【SLLのスキーム図】
※1 サステナビリティ・リンク・ローン原則
協調融資市場(シンジケートローン・マーケット)における国際金融業界団体のLMA(Loan Market Association)、LSTA(Loan Syndications and Trading Association)、APLMA(Asia Pacific Loan Market Association)の3団体が、グリーンボンド原則等を運営する国際資本市場協会(International Capital Market Association)の支援を受け、2019年3月(2021年5月に改訂)に制定したものです。
※2 ポセイドン原則
国際海事機関が2018年4月に採択した国際海運から排出される温室効果ガスの中長期削減目標を踏まえ、海運業界の気候変動リスクへの取り組みに対して金融面から貢献することを目的に、2019年6月に欧米の11金融機関により設立されたもの。SMFLは2021年1月に参画。
以 上