Cygnosが海外クリプトヘッジファンドの戦略へ分散投資する日本初のファンドを組成

株式会社Cygnosのプレスリリース

「世界最先端のクリプト金融商品を、日本のマーケットへ届ける」をミッションに組成されたファンド。Web3等のトークンに直接投資せずとも、関連する暗号資産銘柄のボラティリティを活かす海外のクリプトヘッジファンドの戦略へ分散投資を行う。

Cygnosはファンド運営会社であるCygnos Capital(以下、「Cygnos」)を設立し、暗号資産トレーディングファンド「Cygnos Crypto Fund LP」(以下、「Cygnosファンド」)の組成および、適格機関投資家等特例業務の金融庁への届出が完了したことをお知らせいたします。近日中に当該ファンドの運用を開始してまいります。

暗号資産トレーディングファンド「Cygnosファンド」

Cygnosは、海外クリプトヘッジファンドのトレーダーが運用する日本初のファンドを組成し、適格機関投資家等特例業務の金融庁への届出を完了しました。

日本の法令を遵守したCygnosファンドを通じて、Web3等のトークンに直接投資せずとも、関連する暗号資産銘柄のボラティリティを活かし、アービトラージやデルタニュートラル等の多様な投資戦略を擁するクリプトヘッジファンドの戦略へ分散投資する機会を、日本の投資家へ提供してまいります。

なぜCygnosファンドを設立したのか

Cygnosファンドは「世界最先端のクリプト金融商品を、日本のマーケットへ届ける」をミッションに組成されました。

クリプト業界特有の鑑識眼やインナーサークルへのアクセスが重要となるWeb3等のトークン投資を行わずとも、関連する暗号資産銘柄のボラティリティを活かす海外のクリプトヘッジファンドの戦略へ分散投資を行ってまいります。

暗号資産取引に特化したヘッジファンドはニューヨーク、シカゴ、香港、シンガポール等、世界の金融都市を中心におおよそ1,000程度存在していると言われており、投資銀行や伝統的なヘッジファンドを経たトレーダーが新しくファンドを立ち上げる事例が多く見られます。この様なファンドの一部は、世界の富裕層・機関投資家・暗号資産富裕層のニーズに対応するべく、暗号資産のボラティリティや裁定機会を活かし、ファンド運営を行っています。

しかし、日本国内においてこの様な海外のクリプトヘッジファンドへの投資機会が今まで存在しなかったことから、Cygnosがその架け橋となることを目的とし、日本の規制を遵守した形で、この度Cygnosファンドを適格機関投資家特例業務として提供することといたしました。

Cygnosファンドは日本国内の投資家*1に対し、世界最先端の金融商品を提供することで、暗号資産業界における世界と日本のギャップ解消の一助を担ってまいります。

* 1 適格機関投資家・特例業務対象投資家

どの様なファンドなのか

Cygnosファンドは、ボラティリティの大きい暗号資産マーケットへのエクスポージャーを取りたい日本国内の適格機関投資家・特例業務対象投資家*2 向けに開発・組成されました。

Cygnosファンドの特徴は2つあります。

1.海外クリプトヘッジファンドの複数の戦略に分散投資
2.トークン投資を行うファンドではなく、デリバティブ取引を中心とする戦略への投資

1.海外クリプトヘッジファンドの複数の戦略に分散投資

投資において「卵は一つのカゴに盛るな」という格言があります。これは1つの商品に全資産を投資してしまうと、値上がり時には大きな利益を得ることができるものの、反対に値下がり時のリスクが大きくなってしまうため、運用リスクを分散させるために資産を分散して投資すべきということを表しています。

伝統的なアセットクラスと比較して一般的にクリプト関連の投資は非常にリスクが高いと言われており、多様なトレーディング戦略へ分散投資する重要性は更に高まると考えられます。

Cygnosは、投機ではない投資としてのクリプトファンド商品を実現させるために、アービトラージ、デルタニュートラル、ロング・ショート等の複数の戦略へ分散投資を行うファンドを組成しました。

2.トークンへ投資を行うファンドではなく、デリバティブ取引を中心とする戦略への投資

クリプト関連の投資は非常にリスク測定が難しいことに加え、バズワードや流行が数ヶ月で様変わりします。CygnosファンドはトークンやPJ等への直接投資を行わず、これらの流行によって生まれるボラティリティを活かしたトレーディングによって収益を生み出すトレーディング戦略へ分散投資を行ってまいります。

Cygnosファンドは、ニューヨーク・シカゴ・香港・シンガポール等のヘッジファンドで経験を積んだ海外拠点の暗号資産取引に特化したトレーダーによって運用され、また、外部監査・AML等の所定のルールを徹底し、ファンド運営を行ってまいります。

* 2 法人(純資産又は資本金5,000万円以上)、個人(投資性金融資産(有価証券やデリバティブ取引に係る権利等)1億円以上かつ証券口座開設1年経過)、法人(投資性金融資産1億円以上)、一定の条件を満たす資産管理会社等

今後の展望について

当該Cygnosファンドはドル建てでの運用となりますが、ビットコイン・イーサリアム・ステーブルコインを用いて投資したいというご要望もいただいていることから、日本国外に居住の適格投資家*3 向け にビットコイン建て、イーサリアム建て、ステーブルコイン建ての別ファンドも提供してまいります。

BTC出資により、BTCでリターンを出すことが可能な当該ファンドの戦略では、年間リターンの運用想定は戦略毎におおよそ17.3-125.6%となっております。最低出資額は本日時点で20万ドル相当のBTC, ETH, Stablecoinを想定しています*4。

* 3 投資家の居住地域の規制、投資家の資産状況(個人の場合は暗号資産を含めて最低200万USドル以上の資産)を基に受け入れの可否を判断します
* 4 今後最低出資額は順次引き上げされる方針です

【注意事項】

・本プレス・リリースは、Cygnosファンドの活動について一般的に公表することのみを目的としており、いかなる意味においてもCygnosファンドの組合持分その他の有価証券の取得の勧誘を構成するものではありません。

【リスクに関する事項】
・Cygnosファンドが適格機関投資家等特例業務で取り扱う商品にはリスクがあり、暗号資産相場の影響により、損失を生じ投資元本を割り込むことがあります。
・当資料に記載された過去の成績は、将来の成績を予測あるいは保証するものではありません。
・暗号資産は、円やドルなどのように国がその価値を保証している「法定通貨」ではありません。
・リスクの詳細は目論見書や締結前交付書面をお読みください。

Cygnosについて

CEO 三原 弘之

ビットコインのさらなる発展と普及を目的として2020年にCygnosを創業しました。「世界最先端のクリプト金融商品を、日本のマーケットへ届ける」ために、業界の発展に資する事業を展開してまいります。

CEO

三原 弘之

早稲田大学を卒業後、楽天株式会社にエンジニアとして入社し、楽天市場の開発業務に従事。2014年、ビットバンク株式会社へ社員第一号として参画し、執行役員COOとして国内最大級の仮想通貨取引所へ成長させる。ビットコインのさらなる発展と普及を目的として、2020年にCygnos創業。2017年発売「マンガでわかるビットコインと仮想通貨」監修。

ファンド運営会社について

商号: Cygnos Capital (金融商品取引法に基づく適格機関投資家等特例業者)
URL : https://fund.cygn.com/
ファンド手数料等 : 今後確定されます。