メットライフ生命、金融機関として初めて兵庫高校でSTEAM教育の出前授業

メットライフ生命のプレスリリース

メットライフ生命保険株式会社(代表執行役 会長 社長 最高経営責任者 ディルク・オステイン)は、神戸市と締結している、包括連携協定の協定項目の一つである人材育成の取り組みとして、兵庫県立兵庫高等学校(兵庫県神戸市)(以下、兵庫高校)において、6月29日(水)にSTEAM教育*1の出前授業を実施しました。兵庫高校でのSTEAM教育は、金融機関として初めての提供となりました。

当社は、保険業務を通じてお客さまの多様なニーズにお応えするために、関連するビッグデータの分析を行い、保険商品の開発においては保険数理・計理人(アクチュアリー)やデータサイエンティストなどが必要な数理分析等を行っています。また、お客さまへのコミュニケーションに必要なテクノロジー等、各分野における知見を有しています。その知見を活かし、今回の兵庫高校をはじめ、今後もSTEAM教育の発展に貢献したいと考えています。

STEAM教育の出前授業では、ビッグデータの分析を行っている当社社員(シニアデータサイエンティスト)が講師として授業を行いました。標準偏差、相関係数などの統計学を履修済みの兵庫高校創造科学科2年生(約40名)に対し、実際の警察庁の交通事故統計情報オープンデータを使いながら、兵庫県の特徴を他県と比較分析し、交通事故削減につながる提案を考えるまでの一連の流れを、約2時間のワークショップ形式で行いました。参加された生徒の皆さんには、授業を通して日常からビジネスまで幅広く活用できるPPDAC*2を用いた問題解決までの流れを理解いただく機会となりました。

兵庫高校は、令和2年度から兵庫型STEAM教育*3の実践モデル校に指定されています。国内外で活躍できる「未来を創造する力」を備えたリーダーを育成するため、社会を担う創造力の基礎を身に付け、文理分断を脱却した新しい学び(STEAM教育)の本格実施に向けて、体制作りやカリキュラム開発が行われてきました。授業に参加された生徒さんは「データ分析をすることでさまざまな特徴を理解し、仮説を立てて課題解決の提案につなげることができた」、「自らの探究活動でデータを扱う際に活かしたい」と感想を述べていました。

(*1) STEAM教育
STEM(Science, Technology, Engineering, Mathematics)に加え、芸術、文化、生活、経済、法律、政治、倫理等を含めた広い範囲でA(Art)を定義し、各教科等での学習を実社会での問題発見・解決に生かしていくための教科等、横断的な学習

(*2)  PPDAC
PPDAC(Problem, Plan, Data, Analysis, Conclusion)のサイクルで、漠然とした課題をデータで解決可能な問題に落とし込んだ上で統計分析し、元の課題の内容に照らして、状況を俯瞰し、解決策を提案する一連の探究活動の流れ

(*3) 兵庫型STEAM教育
文理融合型のカリキュラムを開発し、独創的発想と卓越した技術の知識を活かし、新たな価値や課題解決への道を切り拓く人材を育成するため、兵庫県内で3校のモデル校を指定(兵庫高校、加古川東高校、豊岡高校)

(ご参考)「神戸市とメットライフ生命との包括連携に関する協定」の連携事項
(1)人材育成に関すること
(2)スタートアップ支援に関すること
(3)環境サステナビリティに関すること
(4)健康増進、ウェルビーイング向上に関すること
(5)神戸の魅力向上と情報発信に関すること
https://www.city.kobe.lg.jp/a05822/608213880078.html

以上

【神戸市について】
神戸は、市街地から至近の場所に六甲山や里山農村地域が広がり、穏やかな瀬戸内海に面しているなど豊かな自然環境に恵まれています。この地理的特長を最大限に活かし、「海と山が育むグローバル貢献都市」をテーマに、持続可能なバランスのとれたまちづくりを進めています。https://www.city.kobe.lg.jp/

【メットライフ生命について】
メットライフ生命は日本初の外資系生命保険会社として1973年に営業を開始し、現在は世界有数の生命保険グループ会社、米国メットライフの日本法人としてお客さまに常に寄り添い、最適な保障を選ぶお手伝いをしています。多様な販売チャネルを通じて、個人・法人のお客さまに対し幅広いリスクに対応できる、革新的な商品の提供に努めています。https://www.metlife.co.jp/