五常・アンド・カンパニー、丸井グループ及び静岡銀行との連携を通じインドのグループ会社向けでは初となる8.3億インドルピーの親子ローンを実行

五常・アンド・カンパニー株式会社のプレスリリース

五常・アンド・カンパニー株式会社 (代表執行役:慎 泰俊、本社:東京都渋谷区、以下「五常」) は、インドのグループ会社であるSATYA MicroCapital Ltd. (以下「SATYA社」) 及びAnanya Finance for Inclusive Growth Pvt. Ltd. (以下「Ananya社」) に対して、Non-Convertible Debentures (NCDs)を通じ合計8.3億インドルピーの親子ローンを実行しました。本取組は株式会社丸井グループ (代表取締役社長:青井 浩、本社:東京都中野区、以下「丸井グループ」) に対する10億円の私募債発行、株式会社静岡銀行 (代表取締役頭取:柴田 久、本社:静岡県静岡市、以下「静岡銀行」) による5億円のソーシャルローンを原資としています。

当社は、SATYA社及びAnanya社に対し非転換社債 (Non-Convertible Debentures: NCDs) を通じて、合計8.3億インドルピーの親子ローンを実行しました。本取引に際し、五常は新たにインド証券取引委員会より外国ポートフォリオ投資家 (Foreign Portfolio Investor: FPI) の登録を受けています。本件取引は当社としてインドのグループ会社向けとしては初めての親子ローンとなり、今後もグループのスケールを活かし、日本におけるデット調達とインド向け融資等を通じた負債調達コストの最適化に積極的に取り組む方針です。

本親子ローンを原資として、SATYA社は主に女性の中小零細事業者に対し、小口の事業性融資を実施する予定です。また、Ananya社はマイクロファイナンス機関等とのパートナーシップを通じた低所得者向けリテール向け融資を拡大する予定です。

丸井グループは2022年3月8日公表の通り、社会貢献と資産形成の両立をかなえる社債を通じた「応援投資」の取り組みとして、エポスカード会員さま向けセキュリティトークン社債 (以下「デジタル債」) 、個人投資家さま向け社債の2種類をいずれもソーシャルボンドとして発行しています。ソーシャルボンドの適格性については、第三者評価として、環境・社会・ガバナンス (ESG) とコーポレート・ガバナンスに関する調査、評価及び分析を行う独立系機関であるモーニングスター・グループSustainalytics (サステイナリティクス社) より社会的課題の解決に貢献するプロジェクトに資金使途を限定した社債である旨のセカンドパーティ・オピニオンを取得しています。ソーシャルボンドの資金使途が、必要不可欠なサービスへのアクセス、及び社会経済的向上とエンパワーメントとして、ソーシャルボンド原則 2021において認められている適格カテゴリーと合致している旨が認められたものです。詳しくは以下のリンクをご参照ください。

丸井グループによる2022年3月8日付ニュースリリース
https://www.0101maruigroup.co.jp/pdf/settlement/22_0308/22_0308_1.pdf

サステナリティクス社によるセカンドパーティ・オピニオン
https://www.0101maruigroup.co.jp/pdf/settlement/22_0308/22_0308_2.pdf

社債の購入を通じて丸井グループが個人投資家さまからお預かりした資金は、当社及びクラウドクレジット株式会社 (本社:東京都中央区、代表取締役:杉山 智行) のプロジェクトへの投融資に活用されることを予定しており、当社との間では10億円の社債引受契約を締結しました。

代表執行役 慎 泰俊によるメッセージ

当社の株主でもある丸井グループとの間の「共創」をテーマとした連携が具体化し、社会貢献と、資産形成を両立する「応援投資」という新たな選択肢を個人投資家の皆さまに提供することをたいへん嬉しく思います。途上国で金融サービスを提供する多くのマイクロファイナンス事業者にとって、資金調達コストの高さは、金融包摂を実現するための大きな課題のひとつです。今後も当社は、グローバルな事業規模、国内外の金融機関及び個人投資家との信頼構築、様々な資金調達手段の組み合わせを通じて、資金調達コストの最適化に取り組んでまいります。

2022年6月公表の静岡銀行とのソーシャルローン契約締結に関するプレスリリースは以下のリンクをご参照ください。
https://gojo.co/gojo-announces-social-loan-agreement-with-shizuoka-bank-jp

五常・アンド・カンパニー株式会社について

五常は5カ国9社のグループ会社を通じ、途上国において中小零細事業向け小口金融サービス(マイクロファイナンス)を展開するホールディングカンパニーです。すべての人に金融アクセスを届けることをミッションとして、2014年7月に設立されました。低価格で良質な金融サービスを2030年までに50カ国1億人以上に届けることを目指しています。2022年5月末時点でインド・カンボジア・スリランカ・ミャンマー・タジキスタンに8,000名を超えるグループ従業員を擁し、融資顧客数は120万人、融資残高は800億円を突破しました。
ビジョン: 誰もが自分の未来を決めることができる世界

ミッション: 金融包摂を世界中に届ける
長期目標:低価格で良質な金融サービスを2030年までに50カ国1億人に提供する
本社所在地: 東京都渋谷区
代表執行役: 慎 泰俊
設立日: 2014年7月4日
問合わせ先: info@gojo.co
会社HP: https://gojo.co/
※ KPIと財務数値は3月に新規投資を実行した1社を除くグループ8社の単純合算