十六銀行、AI対話エンジン「BEDORE Conversation」の対応領域をローン特化チャットに拡張

株式会社PKSHA Technologyのプレスリリース

株式会社PKSHA Technology(代表取締役:上野山 勝也、以下PKSHA)は、グループ会社である株式会社PKSHA Workplace(本社:東京都文京区、代表取締役:上野山 勝也)が、株式会社十六銀行(本店:岐阜県岐阜市、頭取:石黒 明秀)と、深層学習と自然言語処理 (NLP) を活用した対話エンジン「BEDORE(べドア) Conversation」の活用において、ローンに特化した領域に拡張することになりましたので、お知らせします。PKSHA Workplaceは「BEDORE Conversation」をはじめとする多様なAI SaaSプロダクトにより、未来の働き方の実現を目指します。働く人々とソフトウエアが相互に関わり合いながら共に進化していく新たな関係性を構想し、運用性の高いプロダクトを提供することで企業のDX推進を支援します。

◆導入の背景:BEDOREに蓄積されたデータからローンに関するお客様の声が可視化
十六銀行では、2021年10月よりAI対話エンジンBEDORE Conversationを導入し、お客様向けにチャットボットの活用を進めていました。月間約12,000件の問合せが寄せられる中、データベースに蓄積されたお客様の声を分析したところ、「ローンを借りたい」等、ローンに関する具体的な問合せが多いことが明らかになりました。このようなお客様の利便性向上を目指して、住宅ローン、マイカーローン、教育ローンなど各種回答内容を充実させた上で、2022年6月10日より個人ローンに関するページに各種ローン専用のチャットシステムを設置しました。

◆導入の意義:AIチャットシステムに蓄積されたデータを活用し攻めのDXを実現
これまで、お客様の利便性向上のためウェブサイト上にFAQページを展開していましたが、お客様の声を収集するには至っていませんでした。今回、チャットボットを導入することにより具体的なデータを蓄積し、マーケティングデータとして分析・課題発見に活用することで新たな施策を実現しました。問合せ対応の工数削減に留まらず、お客様がより利用しやすい動線の創出や顧客体験の向上を通じて、ビジネス効果が期待される事例となります。

◆今後の展望:共通化されたデータを基盤に更なる顧客体験の向上を目指す
十六銀行は4月に提供が開始された「地域金融機関FAQプラットフォーム」への参加の関心を表明しており、今後もお客様の声を活用した顧客体験の向上を目指しています。PKSHA Workplaceでは、地銀・金融領域におけるDXにおいて、AI対話エンジンの導入に留まらずその後の活用に向けて独自の業界知識やノウハウを活用し貢献していく所存です。
地域金融機関FAQプラットフォームについて:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000031.000022705.html

◆PKSHA Workplaceについて
未来の日本の働き方を提案すべく、PKSHA AI SaaS製品の開発・販売を行っています。日本特有の働き方の課題解決に向き合い、従業員体験の向上に日々悩まれる経営者の方々に対して、コロナ禍で変容した新たな環境でも社員の才能や熱意が最大限発揮されることを支援するAI SaaS製品を企画・開発・販売していくべく設立されました。ハイブリッド・ワーク時代に合わせた社内での新しいコミュニケーションのあり方を提案して参ります。

◆PKSHA Technology グループについて
「未来のソフトウェアを形にする」をミッションに、企業と顧客の未来の関係性を創るべく自社開発した機械学習/深層学習領域のアルゴリズムを用いたAIソリューションの開発・AI SaaSの提供を行っています。自然言語処理技術を用いた自動応答や、画像/動画認識、予測モデルなど多岐に渡る技術をベースにお客様の課題にあわせた解決策を提供する他、共通課題を解決するAI SaaSの展開により、日本のDX推進を多面的に支援し、人とソフトウェアが共に進化する豊かな社会を目指します。
※AI SaaS事業加速に向け、4月1日より「PKSHA Workplace」「PKSHA Communication」に事業再編をいたします。https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000029.000022705.html
会社名:株式会社PKSHA Technology

所在地:東京都文京区本郷 2-35-10 本郷瀬川ビル 4F
代表者:代表取締役 上野山 勝也
URL: https://www.pkshatech.com/