機関投資家向けに「コモンズ・インパクトファンド ~ 共創 ~」の運用を開始

コモンズ投信株式会社のプレスリリース

コモンズ投信株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:伊井 哲朗、以下「コモンズ投信」)はこの度、国内上場株式を投資対象とした機関投資家専用ファンド「コモンズ・インパクトファンド ~共創~ 」の運用を開始いたしました。当ファンドは、アセットオーナーとなる株式会社かんぽ生命保険(本社:東京都千代田区、取締役兼代表執行役社長:千田哲也、以下「かんぽ生命」)が考えるサステナビリティ(持続可能性)における重要課題、「Well-being向上」、「地域と社会の発展」、「環境保護への貢献」をテーマに、好ましい社会的なインパクトの創出に積極的に取り組む国内上場企業に長期的な視点で投資を行います。また、コモンズ投信は、企業が取り組む社会課題のKPI(重要業績評価指標)の設定、計測、評価を行うにあたり、幅広い社会課題の解決を事業とする株式会社Ridilover(リディラバ)と業務提携を行いました。

〇当ファンド設定の目的

当社は、「一人ひとりの未来を信じる力を合わせて、次の時代を共に拓く」をミッションに、2009年に運用を開始した30年目線での長期投資ファンド「コモンズ30ファンド」、2013年に運用を開始した「ザ・2020ビジョン」を通じ、「対話」を軸に、企業の長期的な価値創造に貢献してまいりました。その中でも、特に企業の非財務情報の調査・分析に重点を置き、実践してきました。また、創業以来続けてきた寄付活動を通じ、社会課題に対する知見も培ってまいりました。これらは、社会がどのようなインパクトを企業に期待しているのか、さらにそれを実践する企業にはどのようなサスティナビリティが求められるのかを見極める際に活きていると考えています。
これら、非財務情報の調査・分析の知見、社会課題に対する知見を活かし、持続可能な社会の実現に向けて好ましい社会的なインパクトの創出に積極的に取り組む国内上場企業に、長期的な視点で投資するファンドを設定することで、意思あるお金を循環させ社会にポジティブインパクトを創出していきたいと考えています。
当ファンドは、アセットオーナーとなるかんぽ生命との約1年にも及ぶ社会課題の具体的な整理、KPIの設定や計測の在り方を検討してきた内容をベースに、企業との建設的な対話=エンゲージメントを深化させ、運用を行って参ります。

また、当ファンドによるこうした取り組みにより生まれた知見は、「コモンズ30ファンド」、「ザ・2020ビジョン」の運用や企業との対話にも積極的に還元していきます。

〇当ファンドの特色

主な特色は下記のとおりです。 
1.銘柄選定にあたっては、好ましい社会的なインパクトの創出に積極的に取り組む国内企業に長期的な視点で投資を行います。
・社会にポジティブなインパクトを生み出す企業への投資を通じた社会的リターンと持続的な企業価値の向上による長期の経済的リターンの両者のリターンの獲得を目指します。
・持続可能な社会の実現のため、主に「Well-beingの向上」、「地域と社会の発展」、気候変動対応を含む「環境保護への貢献」をインパクトテーマとして、ボトムアップによる銘柄選択を行います。

2.投資対象は、20~50銘柄程度に厳選投資を行います。
・投資先企業との対話を重視し、50銘柄程度までの厳選投資を行います。大型株から小型株までを投資対象とします。

3.当初設定金額
・100億円

*当初設定日は、2022年5月23日(月曜日)となります。

コモンズ30ファンドのリスク・費用はこちら
https://www.commons30.jp/fund30/risk-cost.php
ザ・2020ビジョンのリスク・費用はこちら
https://www.commons30.jp/fund2020/risk-cost.php