アイリックコーポレーションのプレスリリース
株式会社アイリックコーポレーション(本社:東京都文京区、代表取締役:勝本竜二、証券コード:7325、以下「当社」)が、他社と共同開発した「生命保険給付金支払いプラットフォーム」の機能の一つであるAI-OCRサービス「スマートOCR診療明細書」について、アイアル少額短期保険株式会社(以下、「アイアル少短」)より採用され、2022年4月21日(木)から業務利用が開始しました。少額短期保険会社での生保エコシステム参画は初めてとなります。
【アイアル少短によるプラットフォーム利用概要】
スマートOCR診療明細書を導入することで、下記2点を実現しました。
① お客様のご請求後、最短ご請求日当日の保険金支払いの実現
② 査定担当者の目視作業からデジタル化による効率化・標準化の実現
具体的には、キャッシュレス決済サービス「PayPay」アプリ内の「PayPayほけん」専用商品として発売した「熱中症お見舞い金保険」※を対象に、アイアル少短が新たに採用したクラウドCRMと連携した給付金の支払査定フローにおいて、スマートOCR診療明細書が活用されます。
アイアル少短では、本取り組みにて、保険金の支払査定フローの効率化を目指しました。スマートOCR診療明細書は、本取り組みのインプットデータとして重要になる、被保険者様がスマホよりアップロードする診療明細書・領収証・本人確認書類をテキストデータ化し、作業をデジタル化することを実現しました。
これにより、お客様のご請求後、最短ご請求日当日に、保険金をお支払いすることが可能となります。
また、従来は保険査定担当者が診療明細書・領収証・本人確認書類等を目で見て確認する作業を、スマートOCRにより即座にデジタル化し後続の業務システムにAPI連携することで、圧倒的な標準化・効率化が実現可能となります。
※住友生命リリース 熱中症お見舞い金保険をPayPayほけん専用商品として提供開始(2022年4月21日配信)
https://www.sumitomolife.co.jp/about/newsrelease/pdf/2022/220421.pdf
【生命保険給付金支払いプラットフォームとは・・・?】
お客様本位の業務運営に基づく給付金支払の期間短縮を目指し、事務効率化、AI による学習効果、開発コストの削減という生命保険会社からのニーズをとらえ、2020年に構想を掲げ、2021年より提供開始したサービスです。
本プラットフォームでは、
①給付金支払判定に必要な「診療明細書」「領収書」等をテキスト化するAI-OCR
②OCR後テキストを解析の上、手術や薬剤等へコード化するソリューション
③治療目的病名に紐づく支払判定自動化を実現するルールエンジン
④個社環境へ簡易に連携を図れる周辺ソリューション
を組み合わせることができます。
企業の状況に合わせて、必要なソリューションを選択・導入することで、柔軟に利用開始でき、保険会社支払担当者の入力・チェックなどの事務負荷を大幅に軽減することができます。
今後は業務開始した参画会社からの学習データを集めて各社横断でのAI-OCRの精度向上・改善を行っていくとともに、順次本エコシステム参画希望の保険会社・少額短期保険会社やサポート企業の拡大を予定しております。
【用語解説】
・OCR(Optical Character Recognition)
光学式文字読み取り装置。印刷物などの文字を、光を当てることで読み取り、テキストデータに変換する仕組み。
これまで人間が手作業で行ってきた仕事を、機械やソフトウェアなどに代行してもらうことにより、業務の大部分における自動化や効率化を図る取り組み。
■株式会社アイリックコーポレーション(https://www.irrc.co.jp/)
(東京証券取引所 グロース市場:証券コード 7325)
本社所在地:東京都文京区本郷二丁目27番20号 本郷センタービル4階
設立 :1995年7月
代表者 :代表取締役社長CEO 勝本竜二
資本金 :13億2,544万円
事業内容 :個人及び法人向けの保険販売を行っている保険販売事業
保険代理店やその他の保険販売会社に対して保険に関するソリューションを提供するソリューション事業
システム開発等を行っているシステム事業
サービスサイト:インシュアテックソリューション https://hs.irrc.co.jp/
日本初*の保険ショップ『保険クリニック』 https://www.hoken-clinic.com/
*「日本初の来店型乗合保険ショップチェーン※」
※店舗数11店舗以上または年商10億円以上をチェーン店と定義
東京商工リサーチ調べ(2018年6月)