双日、ゴールドマン・サックスと賃貸住宅のバリューアップ事業を運用する新会社を共同で設立

双日株式会社のプレスリリース

双日株式会社(以下「双日」)とゴールドマン・サックス(ゴールドマン・サックス証券株式会社および、ザ・ゴールドマン・サックス・グループ・インクを中心とするグループを指します。以下「GS」)は、2022年3月23日、日本国内における賃貸住宅の投資運用事業を行う新会社(資本金17億円、双日とGSの持分割合(双日:GS=25:75))を共同で設立することに合意しました。

双日は、双日新都市開発(双日100%子会社、以下「SNUD」)の持つ広範なネットワークや住宅事業での知見や経験、また築年数の経った住宅を単に取り壊すのではなく、バリューアップを図りながら物件価値を向上させるノウハウを最大限に活用しながら、豊富な資金力を持つGSと強固なパートナーシップを組むことで、日本の賃貸住宅市場の活性化に寄与していきます。2022年度には300億円、その後年間400~500億円規模の運用資産の拡大を目指します。

日本は新型コロナウイルスが流行する中でも、賃貸住宅の稼働率は安定しており、賃料も上昇を続けています。他国に比べても金利が極めて低く海外投資家にとっての投資魅力も依然として高水準です。また、SNUDが得意とするリノベーションによって入居需要を高める手法は、建て替えによるバリューアップに比べ環境への負荷が少なく、SDGsに配慮した投資家のニーズにも合致します。新会社による事業は、関係官庁の承認を前提に本年夏頃を目途に開始する見込みです。

双日とGSは、両社の持続的な成長の実現と同時に、日本の賃貸住宅市場でのメインプレーヤーとして、消費者に対しより良い住空間の提供と、投資家への幅広い投資機会を提供していきます。

(ご参考)

本取引に関わるゴールドマン・サックス・グループの資産運用部門は、企業株式、不動産、債権、インフラ資産などさまざまなアセットクラスへ投資を行うオルタナティブ投資用プラットフォームで、全アセットクラス合計で約44兆円の資産を運用し、約1,000名の投資プロフェッショナルを全世界の主要都市に有します。25年以上にわたる日本国内の不動産に対する投融資ビジネスの投融資実績としては全国1,800件、累積投資金額で2.0兆円、現運用資産は6,000億円を超え、本邦における海外投資家として最大級です。現時点で50人以上の投資プロフェッショナルを有し、幅広い資産を対象に年間数千億円以上の投資を実行しています。