Ginco、Digital Platformer社とサービス連携のための基本合意書を締結

• 基本合意の内容

今回の合意では、エンタープライズブロックチェーンを利用したデジタル地域通貨や地域商品券の発行に強みを持つDigital Platformer社に対し、NFTや暗号資産を迅速かつ低コストで利用可能にするGincoのクラウド型パブリックブロックチェーンインフラを提供します。

これにより、地域通貨や独自ポイント等のデジタルマネーと、NFTを中心とするデジタル資産とのシナジーを生み出し、より身近で使いやすい次世代の地域金融サービスを実現してまいります。
 

• サービス連携の背景

Gincoは、主にNFTや暗号資産、セキュリティトークンなどの領域でブロックチェーン活用に取り組む事業者向けに、クラウド型ブロックチェーンインフラを開発・提供することで、同技術の社会実装を推進してまいりました。

下記の通り高いケイパビリティを有するGincoのインフラは暗号資産交換業者やNFTサービス事業者のみならず、ブロックチェーンソリューション企業にも高く評価されています。

（Gincoの提供するブロックチェーンインフラの特長）

・パブリック、コンソーシアム、プライベート等、どのブロックチェーンにも対応可能
・NFT、暗号資産、セキュリティトークン、その他ポイント等、幅広い活用領域に適応可能
・ノード、ウォレット、API、インターフェイス等、ブロックチェーンのシステム開発に必要なモジュールが豊富に用意されている

一方、Digital Platformer社は、カンボジアのCBDCなどで採用実績のある「Hyperledger IROHA」を基盤としたデジタル通貨発行プラットフォーム「LITA（リタ）」を開発し、地域通貨や地域商品券のデジタル化を推進するサービスを自治体や地域金融機関向けに提供してきました。

現在は、①お金の移動コストと移動時間を限りなくゼロにする、②分散型IDを日本中に広める、③エネルギーやサプライチェーンのトレースを実現し ゼロカーボンシティや地産地消の実現に貢献する、という3つのミッションを掲げ、自治体や事業会社と様々な取り組みを進めています。2021年7月には福島県磐梯町にてデジタル地域振興券「デジとく」の発行に「LITA」が活用されています。また、2022年3月にはDID発行サービスである「MyDID」をリリースし、来年度以降各地の自治体での導入が予定されております。

Gincoは、地域金融のDXを推進するためにブロックチェーン技術を活用するDigital Platformer社の取り組みと、そのビジョンに共感したことから、同社サービス拡充のためにNFTや暗号資産の利用を迅速かつ低コスト化するクラウド型ブロックチェーンインフラを提供すべく、今回の合意に至りました。
 

• サービス連携に際してのコメント

Ginco 代表取締役　森川夢佑斗
Gincoはブロックチェーン活用に取り組む事業者を水面下で支えるインフラを提供して参りました。このたび、エンタープライズブロックチェーンの活用を通じて地域金融のDXに取り組むDigital Platformer様に、弊社のブロックチェーンインフラをご利用いただき、デジタル資産とデジタルマネーを相互に組み合わせた新しい金融サービス創出の一助となれますことを大変嬉しく思っております。

Digital Platformer 代表取締役　山田芳幸
Digital Platformerは2020年の設立より、デジタル通貨・DID発行に必要なプラットフォーム構築・提供を主な事業として注力してまいりました。その一方でブロックチェーン技術の特性を活かした他の分野への拡大も目指しており、この度のGinco様との業務提携がDigital Platformer にとってNFT、デジタル資産への新たな道筋になることを確信しており、両社が創り出していく新たな金融サービスに大いなる期待と希望を持っております。
 

• 会社概要

Digital Platformer株式会社
所在地：東京都新宿区四谷1-1-2　四谷見附ビルディング5F
代表者：代表取締役 山田芳幸
設　立：2020年4月
事業内容：
資本金：78,500千円　※2021年7月末時点
URL：https://digitalplatformer.co.jp/

株式会社Ginco
所在地：〒104−0032  東京都中央区八丁堀三丁目27-4
代表者：森川夢佑斗
設　立：2017年12月21日
事業内容：クラウド型ブロックチェーンインフラおよび、同インフラを利用した各種エンタープライズサービスの開発・運営・提供
企業URL：https://ginco.co.jp/