三井住友信託銀行株式会社のプレスリリース
三井住友信託銀行株式会社(取締役社長 大山 一也)は、第9回「わたし遺産」に応募のあった7,974作品の中から、「大賞」3作品、「準大賞」20作品、「心のふるさと賞」1作品(準大賞作品とのW受賞)、「学校賞」3校を発表いたしました。
一人一人の心にある、その人ならではの大切な「人・モノ・コト」について、
その理由やエピソードを400文字の文章にして、未来に伝えのこしていく活動です。
新型コロナウイルス感染症による影響が続き素顔で触れ合うこともままならない今、思いを伝えることの大切さを改めて気づかせてくれる作品が多く見られました。また、「心のふるさと賞」には古い蚊帳が思い出させてくれた幼い日の景色を臨場感豊かに伝える愛媛県・東温市からの作品が選ばれました。前回の同賞受賞作品は地元のテレビでも取り上げられ地域社会への広がりも見せています。(受賞作「星空の映画館」の題材となったのは長崎県・五島列島)。
第9回「わたし遺産」応募概要
●応募内容
未来に伝えのこしたいと思う大切な「人・モノ・コト」。
その理由やエピソードを400文字で表現。
●応募期間
2021年9月16日(木)~11月30日(火)
●応募方法
郵送・インターネット(三井住友信託銀行ホームページ)
●表彰
「わたし遺産」大賞 3名
「わたし遺産」準大賞 20名
「わたし遺産」心のふるさと賞 1名(準大賞とのW受賞)
「わたし遺産」学校賞 3校
●選定委員
栗田 亘(コラムニスト)、穂村 弘(歌人)、大平一枝(ライター)
●主催
三井住友信託銀行
〈受賞作品〉
「わたし遺産」大賞:3作品
「黒豆のクギ」小野 京子
(神奈川県 61歳)
「黄色い旗」鈴木 ゆう子
(宮城県 36歳)
「家族の一員」木佐貫 潤子
(東京都 71歳)
「わたし遺産」準大賞:20作品
かみしばいがはじまるよ~!/辻野 珠代(大阪府 64歳)
幻の遠足/山本 紀子(神奈川県 44歳)
心のこもった贈り物/小嶋 永久(東京都 77歳)
一本の焼き芋/深瀬 惇(京都府 71歳)
心からの「ありがとう」を/関 菜々子(神奈川県 15歳)
色あせた青緑の蚊帳/盛本 千歳(愛媛県 74歳)
あんたのほうが痛い/角森 玲子(島根県 53歳)
そっくりな団子っ鼻/久保田 樹(愛知県 35歳)
見えない絆/志摩 奎奈(長野県 23歳)
彼が釣りを始めた日/野島 ひかり(栃木県 27歳)
15分遅れの時の鐘/高福 誠(兵庫県 77歳)
曾祖父からのバトン/藤巻 美枝(山梨県 59歳)
私の相棒/松村 恵美子(神奈川県 51歳)
まま おこったら だめ/岡田 由美子(東京都 64歳)
「ちゃぶ台」のある風景/持永 和子(埼玉県 80歳)
一丁の鍬/中山 秀男(千葉県 82歳)
男の背中/平田 守弘(愛媛県 56歳)
もうひとつのランドセル/斎藤 はんな(岐阜県 18歳)
日本一元気な不登校児になろう!/大塚 秀美(大阪府 24歳)
想いを伝える/中山 隆之(三重県 60歳)
「わたし遺産」心のふるさと賞:1作品
色あせた青緑の蚊帳/盛本 千歳(愛媛県 74歳)
※準大賞とのW受賞
「わたし遺産」学校賞:3校
宮城県名取高等学校(宮城県)
岐阜県立中津商業高等学校(岐阜県)
佐倉市立根郷小学校(千葉県)
各選定委員の方々から応募作品へ
「もう9年、9回目。ところが中身はますます多彩になって、なんだか無尽蔵な宝の山みたい。今回も人間社会の良い面、素敵なところ、奥深い部分、意外な顔と、いろいろあれこれ出会えて幸せでした。」(栗田 亘/コラムニスト)、「家の外には見知らぬ人々が集まった社会があって、その外には動物や植物とともに生きる世界が広がっていることを改めて教えられた。」(穂村 弘/歌人)、「コロナ禍の影響もあるだろうか。他者とのふれあい、家族のように暮らした動物との時間、受け継がれた暮らしの道具や知恵などささやかなものに宿るあたたかな遺産に心を動かされた。」(大平 一枝/ライター)といった言葉を寄せていただきました。
※敬称略・受賞者の年齢等は応募時点のものです。
※受賞者への取材は、新型コロナウイルス感染症予防対策を十分に行い実施しました。
詳細は、「わたし遺産」特設サイトへ https://www.smtb.jp/personal/watashi-isan