「令和の子育て世代のお金事情」を大調査!世帯年収は500万円台が最多、持ち家率は63%!貯蓄額は2極化傾向で、投資に興味ありと60%が回答

株式会社小学館のプレスリリース

株式会社小学館(東京都千代田区)の第一児童学習局が運営する育児メディア「HugKum」(はぐくむ/https://hugkum.sho.jp)は、子育て世代のお金の実態と子どものマネー教育について、未就学児〜小学生の子どもを持つ保護者818人にアンケート調査を実施しました。子育て世帯の年収、貯蓄額や貯蓄の目的、毎月の食費や家計簿について、保険や投資の活用実態、子どものおこづかい事情や、お金教育に関する保護者の悩みやリアルな声など、最新の調査結果を発表します。

 

 

主な調査結果は以下の通りです。
世帯年収は500万円台が最多。700万円以上の世帯も3割以上。6割以上の世帯が持ち家を購入済み
貯蓄額は100万円台が1位、1000万円以上が2位と幅のある結果に。お金を貯める目的1位は教育費、2位は老後資金
家計簿をつけている人は4割。ノート派とアプリ派が半々
使っている電子マネー1位「PayPay」 2位「WAON」 3位「nanaco
1か月の食費は約半数が5万円以下と回答
子育て世代は保険には積極的!半数以上が夫婦ともに生命保険に加入。教育費の準備は学資保険と貯蓄の2択
投資は6割以上の人が興味あり。でも実際にはやっていない人が多い
【調査概要】
HugKumメールマガジンによるインターネットでのアンケート。全国47都道府県に住む0歳〜小学6年生までの子どもを持つママ・パパに実施。有効回答数818人。調査期間2021年12月15日〜2022年1月5日 ※本調査では、小数点第2位を四捨五入しています。そのため、数字の合計が100%にならない場合があります。
子育て世代のお金にまつわる調査結果
日々の食費や生活費、先々の教育資金のための貯蓄。さらには自分たちの老後資金など、子育て世代にとってお金の使い方&貯め方は大きなテーマです。電子マネーの普及、教育の多様化、コロナ禍の新しい生活様式など変化がめまぐるしい中、令和の子育て世代は、お金とどう向き合っているのでしょうか。今回は、0歳〜小学6年生までの子どもを持つママ・パパ818人へのアンケート結果を、解説とともに紹介します。

  1. 世帯年収は500万円台が最多。700万円以上の世帯も3割以上

HugKum読者の子育て世代でもっとも多い年収の金額は「500万円以上〜600万円未満」という回答。次いで400万円台、600万円台と続きます。一方で、全体の33.3%が700万円以上と回答。近年の共働き夫婦の増加傾向が世帯年収の高さにも現れているようです。

 

 

6割以上の世帯が持ち家を購入済み
全体の50%が戸建ての持ち家に住み、13%がマンション等の集合住宅に住んでいることがわかります。戸建とマンションの持ち家率を合計すると、約63%が持ち家を購入済みという結果に。一方、25%の家庭は賃貸住宅で暮らし、実家や社宅等の回答は少数となりました。

貯蓄額は100万円台が1位、1000万円以上が2位と幅のある結果に
一番多いのは「100万円以上200万円未満」という回答で、二番目に多いのが「1000万円以上」、三番目は「貯蓄はない」という回答となり、貯蓄額は二極化傾向にあることがわかりました。また4位以下のどの金額帯も10%程の回答数で並び、貯蓄額は世帯によって違いが大きいようです。

お金を貯める目的1位は教育費、2位は老後資金
「どんな目的でお金を貯めていますか」という問いには、「教育費」という回答が62%でもっとも多く、次いで「老後資金」が53%で2位、「趣味や旅行のため」が27%で3位となりました。目的はないがとりあえず貯めているという人も13.8%いました。

家計簿をつけている人は4割。ノート派とアプリ派が半々
毎月の収支をチェックできる家計簿は、つけている人は4割ほど。また「過去につけたことはあるが、今はつけていない」と回答した人が全体の35%ほどで、家計簿をつけた経験がある人も多いことがわかります。家計簿をつけている人の中でも、ノート派とアプリ派はほぼ半々という結果でした。

 

使っている電子マネー1位PayPay 2位「WAON」 3位「nanaco
子育て世代でも定着してきた電子マネー。中でも一番使っている人が多かったのが「PayPay」でした。次いで「Waon」「nanaco」「d払い」「suica」と続く結果に。普段の買い物先での使い勝手やポイントの活用など、子育て世代に支持されている電子マネーが上位にランクインしました。

 

1か月の食費約半数が5万円以下と回答
コロナ以降、子育て世代の外食機会も減少しています。外食を除く食費について調査した結果、53.7%の家庭が食費は5万円以下という回答に。
総務省が全国約9000世帯を対象に行っている家計調査では、家計の収入や支出、貯蓄などのデータが月別・四半期別・年別にまとめられています。この家計調査の結果によると、4人家族の1カ月の食費は平均6万円前後です。コロナの影響で食費が高くなったという声も聞かれますが、今回の調査では、全体の75.7%が6万円以下という回答になりました。

子育て世代は保険には積極的!半数以上が夫婦ともに生命保険に加入
家族の保険について聞いてみると、6割以上の人が夫婦ともに生命保険に加入、4割以上の人が夫婦ともに医療保険に加入していることがわかりました。また持ち家率の高さと関係する住居に関する保険も加入率が高い結果に。さらに、子どもの学費保険に加入している世帯も4割を超え、子育て世帯ならではの保険選びをしていることもわかりました。

教育費は学資保険と貯蓄の2択
教育費の貯め方について聞いたところ、1位は学資保険に。積立式の学資保険を使って必要な年齢までに計画的に教育費を作るという人が多いことがわかります。またほぼ同率で2位は「貯金」でした。記事の上で紹介した「どんな目的でお金を貯めていますか?」という問いでも子どもの教育費はトップだったことからも、貯金でコツコツ貯めている人も多いことがわかります。また少数派ですが投資を活用しているという回答も。

投資にも興味あり! 6割以上の人が投資に興味があると回答
子育て世代に投資についての興味を聞いたところ、「まあまあ興味がある」「とても興味がある」を合わせると6割の人が興味を持っているという結果に。また興味がまったくない人は12%ほどにとどまり、子育て世代の投資への興味がとても高いことがわかりました。

「投資はしていない」6割以上!興味はあっても実際にしている人は少なめ
一方で、実際に行なっている投資を聞いてみると、6割の人が投資はしていないと回答。多くの人が興味はあっても、投資を始められていないことがわかりました。また投資をしている人の中では、株式投資をしている人がもっとも多く、次いで投資信託、外貨預金、国債、暗号資産という結果に。投資は選択肢も多く、何を選んでどんな風に始めたらよいのか、また自分に合っている投資は何かなど、興味はあっても始めるのに至っていない人も多いようです。

子どものお金教育の不安は「価値が理解できていない」「計画的に使えない」
子どものお金教育について、818人中202人(全体の24.6%)から「不安に思っていることは特にない」との回答が集まったものの、178人(全体の21.7%)が「お金の価値が理解できていないこと」、160人(全体の19.5%)が「お金を計画的に使えないこと」に不安を感じていることがわかります。また、「子どもにお金のことをどう伝えたらいいのかわからない」との声も。

 

「その他」の自由記述には、お子さんの金銭感覚に不安を感じるコメントが多く、祖父母からのおこづかいいをもらいすぎて金銭感覚が麻痺してしまっていることや、そもそもお金のシステムを理解できていない……といったお悩みも寄せられました。
●寄せられたお悩みはこちら
「祖父母がおこづかいをあげすぎて、お金の価値が軽くなってしまう」(女性)
「電子マネーが横行していて、お金の価値が果たして伝わるのか。昔は小銭を貯めたりしていたが、今は現金を扱う機会が少ない」 (女性)
「お金が湧いてくると思っている」(男性)
「親の無駄使いが多く、子供がそれでいいと思ってしまう」(女性)

HugKum金にまつわる記事を発信しています!

 

子どもの将来を見据えたお金の使い方&貯め方は子育て世代にとって大きなテーマです。HugKumでは、子育て中のママ・パパに役立つマネーの記事を積極的に発信していきます。家計簿の活用方法や、子どものお金教育、専門家による子育て世代の投資のアドバイスなど、役立つ情報が満載です。
★【子どものマネー事情】子どものおこづかい調査やmy財布の所持率、電子マネーの使用の有無やお金教育への不安などなど、子どものマネー事情をアンケート調査したこちらの記事も配信中!
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