国立大学法人 東京大学が発行するソーシャルボンド 「東京大学FSI債」への投資について

ソニー生命保険株式会社のプレスリリース

ソニー生命保険株式会社(社長:萩本 友男、以下「当社」)は、このたび、国立大学法人東京大学が発行するソーシャルボンド(第2回国立大学法人東京大学債券、以下「本債券」という)への投資を決定しましたので、お知らせします。

「ソーシャルボンド」とは、「社会貢献債」とも呼ばれ、社会的課題の解決に資するプロジェクト(ソーシャルプロジェクト)の資金調達のために発行される債券です。

東京大学は、国の高等教育政策を直接担う国立大学であり、世界最高水準の研究を追求・発信しています。本債券への投資資金はFSI 注1)事業に充当され、東京大学の行動方針である「UTokyo Compass」に示された、世界最高水準の教育・研究を目指す総合大学として、知の接続機能を持つ拠点としての役割を果たすための先端的研究施設設備の整備や、未来を築く卓越した人材を輩出し、全ての構成員が安心して活動できる多様性と包摂性を合わせ持った「誰もが来たくなる大学」にふさわしいキャンパス整備を通じて、より良い未来の創造のために活用されます。

本債券への投資は、「すべての人々へ質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する」、「包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る」という観点から、我が国が抱える社会的課題の解決、また国連の持続可能な開発目標(SDGs)注2)の達成に貢献します。とりわけ、東京大学はFSI事業として、SDGsの達成に資する様々な研究教育プロジェクトを推進しており、地球と人類社会の未来への貢献に向けた協創を効果的に推進することを目指していると理解しております。

2021年11月、本債券発行のための枠組みであるソーシャルボンド・フレームワークについて、ICMA(International Capital Market Association/国際資本市場協会)が定義するソーシャルボンド原則2021に適合する旨、日本格付研究所(JCR)からSocial 1(F)を取得しています。

当社は、本債券をはじめとしたSDGs債への投資を継続的に実施することによって、持続可能な社会の実現に貢献できるよう取組を推進してまいります。

<本債券の概要>
銘柄:第2回国立大学法人東京大学債券
年限:40年
発行総額:100億円
利率:0.853%

注1)FSI(Future Society Initiative:未来社会協創)とは、教育と研究に加えて、複雑化する社会課題の解決を新たなミッションと認識し、文理を超えた「知」を駆使して、より良い未来社会の構築に向けて協創すること
注2)持続可能な開発目標(SDGs)とは、2015年9月の国連持続可能な開発サミットにて採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」が掲げる加盟国が2030年までに達成すべき17の目標と169のターゲット

以上