オリコ研修センターが日本サインデザイン銀賞を受賞

オリコのプレスリリース

2020年11月に全面リニューアルした株式会社オリエントコーポレーション(東京都千代田区、代表取締役社長:飯盛 徹夫、以下「オリコ」)の研修施設「オリコ研修センター(Orico Training Center)」が、公益社団法人日本サインデザイン協会が主催する第55回日本サインデザイン賞において「銀賞」を受賞いたしました。2021年12月4日に贈賞式が行われましたので、お知らせいたします。

◆オリコ研修センターのリニューアル概要
築30年以上経過し老朽化した研修センターを、建築家の宮下信顕氏のデザイン監修のもと、現代の価値観と研修ニーズに合わせてリニューアルしたものです。オリコのロゴマークの由来である「エネルギッシュな太陽:オレンジ」を基調として、「クレジットカード」をモチーフにしたデザインを宿泊ルームや共用部等に散りばめ、オリコのアイデンティティを空間全体で感じられるように設計いたしました。機能面としては、教育研修としての環境機能の充実に加え、テレワークのサテライトオフィスや緊急時のワークスペースとしての使用が可能となるなど、ニューノーマルの時代に適応した研修施設として生まれ変わりました。

◆日本サインデザイン賞について
日本サインデザイン賞は、サインデザインの普及および啓発を図ることを目的として、1966年以来続けられてきた日本で唯一のサインデザインに関する顕彰事業です。サインデザインの多様な概念と手法の拡がりに対応した質の高い作品を募集、審査し、優れた作品に贈賞を行います。
第55回日本サインデザイン賞においては、応募総数343点の中から、大賞・金賞5作品、銀賞15作品、銅賞31作品、入選100作品へ贈賞されました。

<リニューアルしたオリコ研修センターの写真>
◆クレジットカードの券面やカード番号をモチーフにした宿泊ルーム

 

◆日本サインデザイン審査員選評
ブランディングの要素をサインの機能に取り込むことは今となってはわりと当たり前のことだが、ここまで徹底して展開したことには目をみはる。クレジットカードに使用されている固有の国際規格フォントの使用や4桁の数字配列、信販企業のコンテンツやアイデンティティの可視化によって構成されたこの空間は、使われることによって新人社員の中にイメージを浸透させていく。それらの要素は心に根付いていき結びつきを強め、一つの集団としての企業をまとめあげることに繋がる。善し悪しを超越する恐るべしデザインの力である。(渡辺太郎/アートディレクター)