海外VCファンド投資のための国内投資家向けファンド組成のお知らせ

株式会社ミナトマネジメントのプレスリリース

株式会社ミナトマネジメント(代表者:代表取締役 倉本達人)はこの度、日本国内の投資家向けにファンドを組成し、Alpha JWC Ventures(代表者:Chandra Tjan, Jefrey Joe 以下「Alpha JWC」)が運営するファンドに出資をしましたのでお知らせいたします。

【ファンド組成の経緯】
Alpha JWCはインドネシアを拠点とし東南アジアエリアを中心に活動しているベンチャーキャピタルファンド運営会社です。同社が2018年に運用を開始した第2号ファンド(運用総額約143百万米ドル)で当社は海外顧客と共に共同出資を行いました。当該ファンドは30社のスタートアップ企業に投資、すでに2件のエクジット実績を持つほか2社はいわゆるユニコーン企業(時価総額10億米ドル超の企業)に成長しており、現時点でのTVPI(Total Value to Paid in、既払込額に対するファンド評価総額の倍率)は3.45倍、IRR(Internal Rate of Return、内部収益率)は約87%に達するなど、高いパフォーマンスをあげています。
同社は本年11月に第3号ファンドのローンチを発表しました。当社はAlpha JWCのこれまでの運用実績と投資家に対するアカウンタビリティーの姿勢を高く評価し、当該第3号ファンドに組合出資をするファンドを日本国内の投資家向けに組成することとなりました。

【対象ファンド(Alpha JWC Ventures III, LP.)の概要】
対象ファンドは総額約433百万米ドルで運用を行います。これは東南アジアにおけるアーリーステージ向けベンチャーキャピタルファンドとしては過去最大規模です。
また、対象ファンドには世界銀行の一機関である国際金融公社(IFC:World Bank’s International Finance Corporation)や投資銀行グループ大手のモルガン・スタンレーのグループ会社であるMorgan Stanley Alternative Investment Partnersなどが組合員として参画しています。
そして、対象ファンドはすでにフィンテックやBtoB SaaSなどの事業展開をしている東南アジアエリアのベンチャー企業7社に対する投資を行っています。

【投資ストラクチャー】
当社子会社が営業者として匿名組合を組成、国内投資家が匿名組合出資を行います。
当社子会社はAlpha JWCのファンドとの間で組合契約を締結、組合員(Limited Partner)として出資、Alpha JWCのファンドからの分配金を原資として匿名組合員へ還元します。
当該取引にかかる運用は投資運用業者のリアルリンク国際投資顧問株式会社(代表者:代表取締役 漆間裕隆 以下「リアルリンク社」)が行い、当社はその事務管理業務を請け負います。

リアルリンク社は不動産証券化の事業において多数の運用実績を持ち、今回その経験値を活かした事業領域の拡大の意図をもって本件の投資一任業務を行うこととなりました。

Alpha JWCの投資領域はインドネシアを中心とした東南アジアエリアです。同社は対象ファンド含む3本のファンドにおいて約630百万米ドルの資産運用を行っており、約50社への投資を行っています。
東南アジア各国の経済環境は活発であり高い市場成長性を持っています。当社はこのようなマーケットに対して日本国内の投資家に投資機会を創出し価値創造の一助となるべく今回のファンド組成に至りました。

当社はこれからも様々な投資案件の価値を見極め、事業パートナーと協働でファンド組成を続けてまいります。

[Alpha JWCの概要] 法人名:Alpha JWC Ventures
所在地:Gama Tower, Level 33Jl. H.R. Rasuna Said Kav. C.22 Kuningan Jakarta Selatan 12940
代表者:Chandra Tjan, Jefrey Joe
URL:https://www.alphajwc.com/ [リアルリンク社の概要] 法人名:リアルリンク国際投資顧問株式会社
所在地:東京都新宿区四谷1-4
代表者:漆間裕隆
URL:https://rl-advisors.co.jp