「TKCモニタリング情報サービス」の利用件数が28万件を突破 -450以上の金融機関が活用するFinTech サービス-

TKCのプレスリリース

株式会社TKC(本社:栃木県宇都宮市/代表取締役社長:飯塚真規)が提供するFinTechサービス「TKCモニタリング情報サービス」の利用件数が、9月24日に28万件を突破したことをお知らせいたします。

当社は、税理士・公認会計士1万1400名が組織する「TKC全国会」との密接な連携の下で事業を展開しています。TKC全国会では、2019年から2021年の3カ年にわたる運動方針の一つとして「TKCモニタリング情報サービスの推進」を掲げており、2021年末までに「利用件数28万件」を達成することを具体的な目標としていました。このたび、3カ月前倒しで当初の目標を達成いたしました。

■TKCモニタリング情報サービスとは
2016年10月に提供開始したTKCモニタリング情報サービスは、TKC全国会会員(税理士・公認会計士)が毎月の巡回監査と月次決算を実施した上で作成した月次試算表、年度決算書などの財務情報を、中小企業からの依頼に基づいて、インターネットを通じて金融機関に開示する無償のクラウドサービスです。
個人事業者の決算書や確定申告書についても、令和3年分より対応を予定しており、さらなる利用拡大を図ってまいります。

 

 

■金融機関から取引先へ推進

TKCモニタリング情報サービスに対応する金融機関の数は450機関を超えるまでに増えており、メガバンクをはじめ、地銀・第二地銀、信用金庫の9割超で融資判断に活用されています。
TKCモニタリング情報サービスによる月次試算表、年度決算書の受け入れが浸透した金融機関では、行職員から取引先へ当サービスを紹介し、さらなる普及促進に動いている事例も出てきています。金融機関からは「対面できない環境が続くなかで、業況をいち早く察知できる」「本業支援や経営改善支援のために利用拡大を目指している」「税理士との連携強化で、よりスムーズな対応が可能になった」との声が挙がっています。

 <ご参考>
■TKC全国会とは

TKC全国会(会長:坂本孝司)は、税理士・公認会計士1万1,400名(2021年8月末現在)で組織される、わが国最大級の職業会計人集団です。
TKC全国会では中小企業の適正申告と経営改善の実現を支援するため、①顧問先の月次決算を迅速・適正に支援するための月次巡回監査の実践②中小企業の経営改善と経営承継の支援③税務申告時における税理士法第33条の2に基づく書面添付④国税と地方税の電子申告の実践――などへ積極的に取り組んでいます。

■「TKCモニタリング情報サービス」のサービス内容について
1.決算書等提供サービス

TKC全国会会員が顧問先企業からの依頼に基づいて、法人税の電子申告直後に金融機関へ決算書や申告書等のデータを提供するサービス
2.月次試算表提供サービス
TKC全国会会員が顧問先企業からの依頼に基づいて、TKC会員事務所による月次決算終了後に、金融機関へ月次試算表等のデータを提供するサービス

※上記に加え、経営革新等支援機関であるTKC会員が「TKC継続MASシステム」(経営計画策定システム)で作成した早期経営改善計画書や「TKCローカルベンチマーク・クラウド」で作成したローカルベンチマークのデータを、当サービスを通して金融機関へ提供できます。
※当サービスは、2018年7月に「ネットワーク認証に関する特許」(特許第6375425号)を、2018年10月に「月次試算表データおよび決算書データの提供方法に関する特許」(特許第6419378号)を、それぞれ取得しています。

 

TKCのデータセンター(TISC)

 

【株式会社TKC 会社概要】
会社名    :株式会社TKC
代表取締役  :飯塚真規
住所     :栃木県宇都宮市鶴田町1758番地
資本金    :57億円
従業員数   :2883名(2021年6月末現在)
設立     :1966(昭和41)年10月22日
URL    :https://www.tkc.jp/