ろうきんのプレスリリース
全国13労働金庫の2020年度(令和2年度)決算概況をとりまとめましたので、下記のとおりお知らせいたします(以下の計数は特に断りのない限り、全国13労働金庫の合計値・平均値です)。
記
特徴点(要旨)
2020年度の当期純利益は前年度比10億円増加(3.83%増)して294億円となりました
(以下、増減は前年度または前年度末との比較)。
預金(譲渡性預金を含む)は1兆250億円増加(4.90%増)して21兆9,026億円、貸出金は4,363億円増加(3.07%増)して14兆6,374億円となりました。
自己資本比率は0.12ポイント低下して9.64%となりました。
(注1) 会計年度:2020年4月1日~2021年3月31日、計数は単体ベースのものです。
(注2) 本文中の各表は添付資料をご参照ください。
1.損益の状況 (表1)
資金運用収益は、貸出金利息および預け金利息の減少等により19億円減少(0.80%減)となりました。資金調達費用は、預金利息の減少等により10億円減少(9.44%減)となりました。
経費は、新型コロナウイルス感染症の影響により一部事業活動が制約されたことや、労働金庫業態の共同オンライン・システムに係る運営費の減少等により、21億円減少(1.24%減)となりました。
以上を主な要因として、業務純益は10億円増加(2.49%増)して416億円となりました。
2.預金の状況 (表2)
預金残高(譲渡性預金を含む。以下同じ。)は1兆250億円増加(4.90%増)して21兆9,026億円となりました。
流動性預金は7,884億円増加(12.11%増)して7兆2,955億円、定期性預金(譲渡性預金を含む)は2,366億円増加(1.64%増)して14兆6,070億円となりました。
3.貸出金の状況 (表2)
貸出金残高は4,363億円増加(3.07%増)して14兆6,374億円となりました。
預貸率(期末)は預金(分母)の増加が貸出金(分子)の増加を上回ったため、1.20ポイント低下して66.82%となりました。
4.リスク管理債権等 (表3-1) (表3-2)
(1)リスク管理債権額
2021年3月末におけるリスク管理債権額(注)は25億円増加(3.14%増)して834億円となりました。
貸出金に占める割合(リスク管理債権比率)は0.01ポイント増加して0.57%となりました。
(注) 破綻先債権、延滞債権、3カ月以上延滞債権および貸出条件緩和債権の合計額
(2)金融再生法に基づく開示債権額
2021年3月末における金融再生法に基づく開示債権額(貸出金以外の与信も対象)(注)は24億円増加(2.97%増)して841億円となりました。
与信総額に占める割合は前年度と変わらず0.57%となりました。
(注) 破産更生債権、危険債権および要管理債権の合計額
5.主要利回等 (表4)
貸出金利回は0.06ポイント低下して1.30%、預金利回は前年度と変わらず0.04%となりました。
預金貸出金利鞘(貸出金利回-(預金利回+経費率))は0.02ポイント縮小して0.49%となりました。
総資金利鞘(資金運用利回と資金調達原価率との差)は前年度と変わらず0.24%となりました。
以上
【添付資料】全国13労働金庫の2020年度決算概況表